試合会場生観戦記
5月27日 新日本キックボクシング (後楽園ホール)
○武田幸三 KO シティチョーク・ソーウボン●
静刃:何なんだろうなー、コイツは。
室長:武田の相手がどうかしたのか。
静刃:体の張りとかツヤも良くなかったし、何よりやる気があまり感じられませんでした。
室長:KOして当然というわけだな。
静刃:そのKOにしても、当たったんだかどうかの、板垣恵介が言う「嫌倒れ」ですね。とにかく武田の相手ではなかったですよ。

○小笠原仁 KO サゲッダーオ・ペットプートン●
静刃:こちらは豪快なKOでした。ローでダメージを蓄積させてから左右の連打で失神KOです。
室長:小笠原のKO勝ちは久しぶりのような気がする。
静刃:日本国内だと・・・一年以上前ですね。
室長:で、次回はラジャダムナンの防衛戦か。
静刃:ええ、そこでも「やりすぎ!」と言われるくらいのKOを見せて欲しいですね。

 深津飛成 引分 建石智成
静刃:深津が判定0−1の、本当に薄氷の防衛でした。
室長:ダウンを取られたんだって?
静刃:はい、それまで僅かに深津が優勢だった4ラウンド、ガードがほんの一瞬緩くなったところへ右を叩き込み、建石がダウンを奪いました。
室長:そこから建石は一気に行けなかったのか?
静刃:そのラウンドは深津が守りに徹したため、倒すには至りませんでした。
室長:逆に建石は5ラウンド、守りに回ればというか、流していけば勝てただろう。
静刃:かもしれませんが、深津も必死になって攻めて来ましたからね。
室長:それでダウンで逆転された失点を取り戻したわけか。
静刃:そうですね。でも深津は納得してなかったようですよ。恒例の勝者の写真撮影ではわざわざ巻かれたベルトを外してました。
室長:ほう。
静刃:ですが、このカードは来年もまた観たいですね。

5月20日 MA日本キックボクシング (後楽園ホール)
○金沢久幸 判定 井上哲●
静刃:敵地を意識してか黒いトランクスの金沢。そういえば、いつのまにかあの変な構えもしなくなりました。
室長:斜に構えてやや前傾、左を前に出すアレか。
静刃:はい。で、対抗戦ですからかなりの緊張感が漂うと思いきや。
室長:何だ?
静刃:開始のゴングが10時過ぎ、空席も目立つどころじゃない程でした。
室長:もったいないな。
静刃:もう少し早い時間だったら、盛り上がり方も違ったと思いますよ。

○オーローノー・ポー・ムアンウポン 判定 後藤龍治●
○スリヤー・ソー・プランヂット 判定 土井広之●

静刃:大きいこと言ってた後藤と土井が、この有様ですよ。
室長:おいおい、何を言うんだ。
静刃:やっぱり中量級以下の最強打撃格闘技はムエタイですね。K−1中量級なんて実力の判定に於いては無意味ですよ。
室長:落ち着いたらどうだ。
静刃:肘禁止、首相撲規制じゃ「ムエタイおことわり」と言ってるに等しいですからね。
室長:話がずれてるぞ。
静刃:はっきりと「我々はムエタイとは別の・・・
室長:次に行きなさい。

○中林勇人 TKO 山崎通明●
静刃:当初はファイナルとセミだったタイトルマッチが、こんなに早くなってしまいました。
室長:ベルトが軽くなりそうだな。

○ファイティング前沢 判定 天野哲成●
室長:これが君のベストバウトか。
静刃:ええ、4ラウンド途中までは天野が優勢に進めていましたが、キット・コープを凌ぐ前沢の強烈な前蹴りで形勢は一変しました。
室長:その名前、わかる人はごく少数だと思うぞ。
静刃:マウスピースを吹っ飛ばす前蹴りなんて始めて見ましたよ。そして続くハイキックでダウンを奪う前沢。ここから大盛り上がりでした。
室長:判定2−1ということは、そこが決め手だったわけか。
静刃:そうですね。私の判定は僅かに天野だったんですが。
室長:だから、君の判定はいいって。

○ナルチャイ・タニヤマ 判定 佐藤堅一●
静刃:ヌンサヤーム・ヤマキが観られる!と喜んでいたら「誰だ君は」ですよ。距離の取り方は上手かったですけど。
室長:契約体重といっても、佐藤の方に寄り気味なんじゃないか?
静刃:ええ、ですからきっちりKOして欲しかったですね。


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