8月10日 全日本キックボクシング (後楽園ホール) |
○金沢久幸 判定 オスマン・イギン● 静刃:そういうわけで、金沢が世界王者となりました。 室長:しかしキックは団体もだけどタイトルも・・・。 静刃:相手は「ベルギーの英雄」と言われるイギンですからね。判定僅差とはいえ、破ったんですから価値がありますよ。 室長:WPKCって、ライト級が小林聡でスーパーライトが金沢か。 静刃:こうなると、この二人は再戦と言うより世界の強豪を倒しまくって行って欲しいですね。 室長:そういうものか? 静刃:まずは小林がノンタイトルながらラジャナンダムの王者と対戦です。前評判は芳しくありませんが、きっと勝ってくれますよ。 ○佐藤嘉洋 KO ノエル・ソアレス● 静刃:感動的なフィニッシュでした。ソアレスの強烈なフックに耐えながらも執拗な首相撲でもってマットに沈めました。 室長:久々に出たな、その大仰な表現。 静刃:大仰なもんですか。まさしく全身全霊を込めた渾身の首相撲ですって。10カウントを数えた瞬間、精根尽き果てた佐藤はコーナーにもたれて、そこから崩れ落ちた程ですからね。それこそ持てる技術と気力を全て叩き込んでましたよ。退場時もセコンドに肩を借りていて、敗者のソアレスよりもダメージを負ったようでしたよ。これこそTシャツを着た程度じゃ身につかない、本当の大和魂・・・。 室長:わかったわかった。首相撲といえば、先月もあったっけ? 静刃:安川ですね。あの時も見事でしたが今回はインパクトで上回ってますね。そう言えば、この大会では首相撲の攻防が目につきました。 室長:今後もその傾向は続きそうか? 静刃:断言は出来ませんけどね、技術の高い攻防なら大歓迎ですよ。 室長:で、技術の高い攻防を君は全て理解できるのか? 静刃:・・・勉強します。 |