11月23日 全日本キックボクシング (後楽園ホール) |
○小林聡 判定 吉本光志● 静刃:野良犬完全復活!と言いたいところだったんですが・・・。 室長:判定勝ちか。手術後の病み上がりとしては上出来じゃないか。 静刃:普通はそうかもしれませんけど、何といっても小林ですからね。 室長:相変わらず意味のわからん言い方だな。 静刃:2Rは小林がラッシュをかけて左フックでまずダウンを奪取。吉本が立ち上がったところにまたパンチの猛攻勢でスタンディングダウンを奪いました。ここでKOを確信したんですけどねぇ。 室長:続け様のダウンなら誰しもが思うところだ。 静刃:でもそこから吉本が信じられないくらいの粘りを見せやがって。 室長:やがって、って君ね。 静刃:反撃してきた挙句に左ハイであわやダウンか?まで盛り上げてきたんですよ。 室長:偏向し過ぎてるって。 静刃:思わず「この**ガキが、何さらすんじゃ」と大きく息を吐きながらつぶやいちゃいましたよ。 室長:・・・念ずるの次はつぶやきか。大した成長振りだ 静刃:続く3Rも結局圧していたのは吉本の方。3Rサドンデスマッチなので2Rのダウン奪取が効いて辛くも判定勝利を得たという感じでした。 室長:でも勝ちは勝ちだ。 静刃:それはそうなんですけどねぇ・・・。 室長:客観的な自分の現状を知ることが出来たということでも良かったんじゃないのか。 静刃:見方はいろいろあると言う事、ですか。 藤牧孝仁 引分 増田博正 静刃:ライト級王座挑戦者決定戦、というより対大月晴明雪辱権争奪戦と呼ぶのが相応しいこの試合。 室長:また大月か。 静刃:増田は昨年のフェザー級トーナメント、藤牧は今年のライト級トーナメントで両者とも1RKOの惨敗を喫しています。特に増田がダウン直後に見せた無残な表情・・・。 室長:わかったわかった。 静刃:実力伯仲、甲乙つけ難し、全くの互角、いい試合でした。 室長:引分となってるが。 静刃:本戦は引分。延長Rはマストシステムの判定で2−1。藤牧が取りました。ですが延長Rも私の見たところ全くの互角でしたね。マストだから仕方なく差をつけた感じですよ。 室長:難儀なこった。 静刃:増田がライト級でもう少し試合をこなした後に再び見たいカードですね。 ○山本優弥 1RKO 加藤督朗● 静刃:期待していたカードだったんですが、あまりにも意外な結末でした。 室長:1RKOということは、少なくとも凡戦ではないな。 静刃:開始から1分も経たないうちに山本が放った左ミドルが加藤の右脇腹を見事なまでに捉えてダウン奪取。そのままKOです。 室長:ミドル一発でKOとは珍しい。 静刃:ダウン直後に勢い余った山本の蹴りが加藤の頭部に入ったりもしましたが。 室長:ちょっと待て。それじゃ反則によるKOじゃないのか? 静刃:いえ、その前の段階でもう勝負はついてましたよ。蹴り自体に対しては無反応でしたし。 室長:君にそんなことがわかるものか。 静刃:とにかく、山本はこれでウエルター級王者・山内への挑戦権を正式に手にしました。 室長:期待できそうだ。 静刃:ですが私としてはもう、佐藤嘉洋戦が楽しみになってきてます。 室長:早過ぎだよ。タイトルマッチが終わってから考えることだな。 ○湟川満正 4RKO 長谷川誠● 静刃:この試合は少し焦れったかったですね。 室長:何がだ。 静刃:湟川が距離に即した攻撃が上手く出来なかった様に思えたんですよ。特にヒジなんかは全然出てなかったし。 室長:作戦とか、その試合に向けた当人の課題なんてのもあるんじゃないのか? 静刃:あまりに歯痒かったので「何やってんだホリカワ」「そうじゃないだろホリカワ」などと思わず口に出てしまいましたよ。 室長:・・・引っかかる言い方だな。もしかして・・・じゃなく、完璧に私を揶揄してるだろ。 静刃:・・・何言ってるんですか。室長の名が「堀川」だなんて私しか把握してませんって。 室長:・・・それで充分だよ。 静刃:と、ともかく、本戦3Rでは決着がつかず、4Rに湟川がようやくヒジや首相撲を出してきてKO勝利しました。湟川もまだまだ上を狙える素材なんですから、もっとすっきりと勝って欲しいですね。 室長:階級はどこだ? 静刃:ウェルター級です。現王者の山内とは同じジムなので、先に述べた山本との対戦が見たいですね。 室長:君はその山内という選手に何か含むものでもあるのかね。 静刃:いえ、特に無いというか、個人的に印象が薄いってくらいですね。 室長:失礼な奴だ全く。で、失礼といえばさっきの話だが・・・。 |