電視中継観戦記
5月27日 PRIDE14 (PPV)
(生中継)

○藤田和之 − 高山善廣●
 「プロフェッショナル・レスラー」の藤田が「プロレスラー」の高山に完勝した試合。レスリング技術の差は歴然としていた。

○イゴール・ボブチャンチン − ギルバート・アイブル●
○ゲーリー・グッドリッジ − ヴァレンタイン・オーフレイム●
 グラウンドの攻防におけるポジション取りの重要性を再認識させられた。下になっても攻め手はある、しかし上の方が圧倒的に有利。当たり前と言えばそれまでだが。とりわけボブチャンチンとグッドリッジがグラウンドを制して勝利したと言うのは興味深い結果だ。

(堀川”R”)
5月19日 パンクラス (BS−A)
パンクラス・ハイブリッドアワー(5月13日開催)

○美濃輪育久 − 佐々木有生●
 「プロレス技」を多用するとかでよく雑誌に取り上げられてる美濃輪だが、今回使っていた「ガードポジションの相手を持ち上げマットに叩きつける」とか、同じく「コーナーに押し付ける」なんてことは修斗で良く使われている。別にプロレスラーだからと特筆することじゃ無いだろうに。

○ネイサン・マーコート − 小島正也●
 グラウンドでの打撃はあまり好きではない。やはりこのようにサブミッションで極めるのが望ましい姿だ。

○鈴木みのる − 矢内純一●
 キャッチレスリングは今後の鈴木にとって最良の試合形式ではないだろうか。寝技の技術がモノをいうので、本当の意味での「プロフェッショナルレスラーの資質」がわかる。

(堀川”R")
5月17日 修斗 (SAMURAI)
バトルステーション(5月1日開催)

○勝田哲夫 判定 アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ●
・ノゲイラは下になったときの攻め手が無い
・フロントチョークを極め切れなかった時に大いに疲れた
等等、思ってたことを殆どインタビューで勝田本人に言われてしまった。
 ところで、ノゲイラが3Rに見せた変形のフロンとチョークがどうにも気になる。あれはもしかして切り札だったのか、それとも試作段階なのか。

 郷野聡寛 引分 ムリーロ・ニンジャ
 試合後のインタビューによると、郷野もパンクラスに行ってしまうらしい。まぁ、しょうがないか。

○戸井田カツヤ T一本 オズマール・ディアス・フェルナンデス●
 かつて村濱に寄せていた「何か面白いことをやってくれる」という期待を、この頃はそっくりそのまま戸井田に託すようになった。今回もテイクダウン、ポジション取りから腕拉ぎ十字まで相手を完璧にコントロールしての勝利。素晴らしい。
 実は密かに、ノゲイラを最初に倒すのは戸井田だと思っていたのだが・・・。

 村濱天晴 引分 トニコ・ジュニオール
 あと一歩でクラスAに昇格、というところでいつも足踏みしてしまう村濱。今回もまた同じ轍を踏んでしまった。最初の奇襲(モンゴリアンチョップ?)を失敗し、パンチでダウンを喫してからはその失点を取り戻すのに精一杯だった。

 8月の大阪大会、カードがオイシ過ぎる!何とも羨ましい。
(堀川”R”)
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