電視中継観戦記
7月29日 PRIDE.15 (PPV)
(生中継)
○石澤常光 TKO ハイアン・グレイシー●
 石澤が終始グラウンドで圧倒。体重さも含めて、両者の実力は明らかにされた。要するに、昨年の結果はハイアンのマグレだったのだ。石澤はレスリング技術などお呼びでないリングより、こちら側に定着して自身の真価を披露すべきだ。

○桜庭和志 一本 クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン●
 ジャクソンの非常識な防御と攻撃がなかなか面白かった。桜庭は慌てずに次善の策を取り続け、最後は裸締めに切って落とした。「IQレスラー」としての復活はされたと見ていいだろう。

○アントニオ・ホドリコ・“ミノタウロ”・ノゲイラ 一本 ゲーリー・グッドリッジ●
 ノゲイラ(大)が「柔よく剛を制す」を体現した素晴らしい技術による三角締めで勝利。本来は日本人がこういう試合をすべきだろうに。ゴツい相手に真正面から殴り合いを挑んだって勝てないことは、既に桜庭が証明している。

(堀川”R”)

7月5日 G.C.M The CONTENDERS "Millennium-1" (SAMURAI!)
バトルステーション(6月10日開催)

ライト級トーナメント
 矢野卓見、バレット・ヨシダ、戸井田カツヤらが出場の豪華トーナメント大会。それぞれの試合に見所があり、存分に楽しめた。柔道の小室宏二が山本“KID”徳郁に仕掛けたカニ挟みはかなり強烈だった様に思える。あれほど使えるのは、やはり柔道の強化選手くらいなのだろうか?総合でもあんな足技を見てみたいものだが。

 鈴木みのる _  宇野薫
 伊藤崇文     高瀬大樹
 ダブルスと謳われたタッグマッチ方式の試合。改めて書くのもなんだが、鈴木、宇野のレスリング技術の高さが見られた。組み技系競技で階級差がある選手同士の絡みを見るのなら、この様な試合形式が一番良いのではないだろうか。

(堀川”R”)

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