電視中継観戦記
7月28日 全日本キックボクシング (後楽園ホール)
(7月20日開催)

○サムゴー・ギャットモンテープ 3RKO エンバイエ・アブドゥライエ●
 相変わらずサムゴーのミドルキック、ハイキックは凄い。だがヒジで頭部をカットさせたエンバイエも大したものだ。
 サムゴー−大月晴明戦が見られるのは何時のことだろう。それよりも大月−エンバイエ戦が先に来るかもしれないな。

 ガオラン・カウイチット 引分 清水貴彦
 ガオランが本領発揮しきれなかったのか、はたまた清水の作戦が当たったのか。
 次回大会では佐藤嘉洋−ガオラン戦が行われるそうだが、過剰な期待は控えておこう。

○リアム・ハリソン 3RKO 増田博正●
 増田がイギリスの若い選手に力負けと言うのは、非常に寂しい。ムエタイのトップの選手に技巧でもって負けるのはまだ納得できるのだが。
 ハリソンに対してはむしろ前田尚紀の方が期待できそうだ。

○ファビオ・コレーリ 判定 山内裕太郎●
 老練なコレーリのテクニックに若き日本チャンプの山内が翻弄された形になった。初めての国際戦ではこんなもんなのだろうか。

○カリオピ・ゲイツィドウ 4RKO WINDY智美●
 正直な感想としては「この姐ちゃん強ぇー」
 コーナーに追い込んでのテンカオ、ボディーブロー、顔へのワン・ツー。これらを一連の動きで見せるなんて、男の選手でもそうはいない。
 今後も見たいカリオピだが、WINDYでさえこの有様じゃ相手がいない・・・。

○山本優弥 判定 小松隆也●
 ウェルターに上げた山本が見事なコンビネーションを見せてくれた。パンチを主体としたヒット&アウェイで翻弄。ライト級トーナメントの時より明らかにいい動きだった。
 同じくライトからウェルターに上げた浜川憲一との対戦が見たい。

(静刃)


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