4日の最終日は、ずっとひろお水族館に居たいので、襟裳岬に行けるのは3日。
当日、帯広は晴れていましたが、岬の方のお天気が同じとは限らないので、
『風の館』へ問い合わせてみると、岬は見えるとの事だったので、行くことに決定しました〜!
ついでに・・・、最近ラッコは観察されているか伺ってみたところ、
朝9時の時点では、まだ観察されていないとの事・・・。
「ラッコは無理でも、アザラシが見られればいいよね〜。」なんて話しながら襟裳岬へ向かい、
車を走らせると、風がだんだん強くなってきました。
その風は、岬に近づくにつれて激しさを増してきて、襟裳岬へ近づいているということを実感させられました。
風の館に着き、車を降りようとドアを少し開けた瞬間、ものすごい風が〜!
こんな時は、気を付けてドアを開けないと、バンッとドアが一気に全開になって危ないです。ほんと。
息も出来ないくらい、ものすごい風に負けないように(笑)、風の館の中へ入りました。
問い合わせをしてから到着まで1時間くらい経っていたので、その間にお天気がもっと悪くなるかもしれない、
と思っていましたが、岬の方は見えたので、とりあえず一安心。
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このときの風速は、約20m〜! |
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←そうか・・・。
よ〜し、アザラシ見つけるぞ〜! |
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←台風もいっぱい来てたのに、このラッコは、よく乗り切ったな〜。 |
まずは、アザラシの泳いでいる辺りを、探してみました。
波のうねりで、岩とアザラシがごっちゃになって、最初はよく分からなかったけど、
じ〜っと見ていると、黒くて丸い物がぷかぷかしているのが見えました。
これは、アザラシが顔をだしているところでした。
アザラシ見つけたよ〜♪と望みが叶ったところで、更に見ていると・・・。
「あ・・・、あれ・・・?う〜ん・・・、あれ?アザラシ達が泳いでいる(顔を出している)なかに、
横に長細いものが浮かんでるよ・・・。右側に頭みたいなのがついているし・・・。顔の向きは左側だよ・・・。
ねぇねぇ!これって、ラッコだよ〜!?絶対そうだよ〜!」
急いで旦那にも見てもらったら、「うん、あれはラッコだ!ラッコに間違いないね〜」と。2人して大興奮でした。
もう一度、望遠鏡を覗いてみると、今度は、ラッコが顔を左右にプルプルっとしたり、顔に手をやっているのも見えました。
これで、波に漂って浮かんでいる姿は、紛れもなくラッコで、
この長細いものは(笑)、本当にラッコなんだと確信しました。
波で見えたり見えなかったりでしたが、ラッコは5〜6分ほど見られました。
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「あっ、いた〜っ!」んだけど、肉眼ではとても見えず・・。 | この中のどこかに居るはずです。(笑) |
風の館にいたのは、1時間弱でしたが、ラッコを自力で見つけられて、すごく嬉しくなりました。
やっぱり行って良かったし、この荒れた海の中で見つけられたのは、本当〜に運が良かったと思いました。
前回の冬に見たラッコは、2001年12月29日〜2002年3月27日まで観察されていましたが、
(2002年冬、襟裳岬のラッコに会った時のお話はこちら。)
今回見ることが出来たのは、2002年の4月30日から観察されているラッコで、
前回とは別の個体と見られているラッコです。
1年の間に、襟裳岬で野生のラッコを2頭見たと言うことになりました〜!
襟裳岬にラッコがいる間に、またチャンスがあれば、是非また行きたいと思っています。