THE MNEMONIC SERVICE
月見うどんは美味しいのぜ。
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11/01/23
来栖川綾香の誕生日。今でも一番好き。だが彼女の各種パラメータはうどんの脳内でカンスト
するまで成長してしまい、もはや迂闊に動かすことができない。いわばラブや萌えや脳内嫁
というもののマスターピースというかマイルストーンというかギャル原器のような存在。
その一挙手一投足で国が傾くよ。
なのですが、今日は東方。
いろんな東方キャラオンリーイベントの複合体・東方レジャーランドin蒲田Pioなのだ。
ちなみに普通の東方系オールジャンルイベントとの違いといえば、「妹紅の島がない」
ということに尽きる。
ちくしょう
さて。
イベント自体は思ったよりにぎやかでした。冬コミ直後ということでたいていのサークルは
新刊を期待できまいというのが普通の考えであり、そうなると一般参加者の出足ものんびりと
したものであろうというのが大方の予想だったわけですが、そんなことはなかったぜ。
十一時半。普通のイベントよりも遅めの開場と同時に、人の波がドバーっと襲来。
たちまち伸びる列また列。すぐに数箇所で「列の途中」札が立つ。
そして弾幕ならぬ男幕で埋まる通路。ぎゅうぎゅうとまではいかないが、一部では交通規制が
必要なんじゃないかというレベル。
面白いのでどんどんやっていただきたい。
そんなこんなで月見うどんは例によってM×Mfactoryさんのお手伝い。
つい三週間前の冬コミの本があったり隠し玉的なコピー新刊の無料配布があったりで足を
止める人が多く、なかなかの盛況であったことよ。
Pioの一階全面程度という規模のイベントだと「買うものを買って即撤収」という空気が
強く、一般参加者としては直前の大規模イベントで買い逃した大手さんの既刊と折り本、
それに島のコピー誌をいくつか入手したらアキバにでも行って飯を食おうかねという流れに
なりがち。うどんならそうするね。
しかし今回はそうでもなく、午後をかなり回っても人の動きが途切れなかったのが印象的で
ございました。
うどんでも聞いたことのあるような有名どころのサークルさんの多くが意外と新刊を出しており、
またきれいなコスプレさんがうようよといたりアフターイベントの賞品となる色紙を壁にずらりと
展示してあったりと、人をひきつける要素にこと欠かぬのが良かったようですなあ。
そのどれもがスタッフと参加者の献身なくては成り立たぬものであり、やはり同人イベントと
いうものは人の気持ちで動いているものなのだなあと再認識したのであった。
たまには綺麗事も言っておかないといけない。
イベント後、冬コミのときと同じお店で宴。
美味しいお肉をもりもりと食ったのであった。
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11/01/22
東方レジャーランド前日。なのですが仕事。
例によって適当に済ませ、明日に備えて漫画兄貴たちと合流。
会合点に現れた東方漫画兄貴たち。それは海老沢さん、水無月さんというお馴染みさん
に加え、四ツ星レストランおかんのいまいさんという三名様。いまいさんがうどん家に
お越しになるのは初めてですな。狭い部屋ですがこんごともよろしく。
明日のためにコピー本を製本して、「こねこ」を観て、うだうだと取り留めのない
ことを話しているうちに雑魚寝。
海老沢さんと水無月さんのお二人は明け方までノモンハンがどうとかいう物騒な
ゲームを遊んでいたようですが詳細は不明なり。
*
海老沢さんがfigmaの射命丸を購入したので、押入れに眠っていた同じくfigmaの
遠坂凛を差し上げる。なぜかというと、両者の脚部を取り替えることができるから。
うどん「ほれ、できましたよ」
そう、お手軽なカスタマイズで黒ニーソ装備の射命丸が爆誕するのです。
ああはいはい。より正確にはオーバーニーソックスですね。ニーハイというのか?
ともあれ、爆誕しました。
水無月さん「ほう、いいですね」
いまいさん「これはエロいな・・・」
海老沢さん「わお」
ただでさえ短いスカートからチラリと覗く真白な絶対領域にどよめく野郎どもの姿は、
まさに変態そのものでございます。
一方、魂の半分(ニーソ)を失った遠坂凛の姿は、まるでマントのないスポーンの
ような頼りなさであった。写真を撮っておけばよかったな。
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11/01/21
例大祭、神主さんはどうするのかしら。
ゲームは出さんでもいいから、そろそろ音楽CDを出していただきたい。
風神録からこっちは手付かずだし、紅魔郷や妖々夢だって収録されていない曲が
いくつもあるですよ。
ゲーム内の音楽モードで聴けばいいじゃんという声もありましょうが、CDだと
アレンジが違ったりするのがまた良いのです。イントロが新規で付いたりする
こともあるじゃあないですか。
まあこの時期ですから、何をするにせよとっくに決まっていることでしょう。
あれこれ考えても始まらんので大人しく公式発表を待つこととす。
以上、ダブルスポイラーも妖精大戦争もプレイしてない月見うどんでした。
*
昨日の項目、綴りを修正しました。たいへん失礼いたしました。
「さくSAKU亭」→「さくsaku亭」
ただでさえろくな内容の記事を書かない月見うどんのこと、人名やサークル名まで
いい加減では現世から抹殺(エリミネート)されかねません。気をつけよう。
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11/01/20
三月の例大祭のサークル当落が出たようで。
めでたく受かった方、頑張るべし。コミケ以上の大イベントだからね。
残念ながら受からなかった方も、どうにか委託先を確保して頑張るべし。
それにしても冬コミ直前・・・というと先月ですが、あれだけ時間がねえネタがねえ
間に合わねえとバタバタしていた方々は、一山すぎて半月ほど経ったところでまた
次の本の用意に取り掛からねばならんのですな。
東方オタの飲む幻想郷のコーヒーは苦い(ロッチナ)。いや紅茶かしら。
まったくせわしないことですが、それでも多くのサークルさんが面白くて綺麗で
素敵な御本をこさえてくるのだからびっくりだ。毎度毎度、冬コミにプレビューの
コピー誌を出して次の夏コミにオフセの完成版を出すという低空飛行なやりくりを
していた月見うどんには、とてもとても真似のできぬことであるのます。
ともあれ皆さん無理して頑張ってくだされ。ひどい事を言うようですが、何の苦労も
しないで満足の行く本が出来たためしなどないのです。いやうどんだけかな。
思い起こせば初めて作った本はほとんど苦労という苦労もなかったのう。作っている
間は「書く」という行為に夢中だったし、出来上がったときは「出来た」という事実
だけで十分に満足していたせいでしょうな。出来映えはそれなりだったはずだから、
「人に読ませるからには良い物を作ろう」なんてことに気を配る余裕がなかったとも
言える。
そんなうどんは、今や他所様のお手伝いをするだけの「以前サークル活動をしていた人」
に過ぎないのであった。やれやれ、とんだ老害だ。
*
冬コミの本の感想。
高下駄カラスのレゾンデートル(サークル「さくsaku亭」さん)
射命丸、ただのカラスになるの巻。カラス可愛い。カラスのくせに。
突飛な話のようでいて、展開は実に模範的。
きっかけがあり、異変が起きて、それを調べて、謎を解明して、戦って、締める。
明快で非常によろし。
ネタが珍妙なときは、お話はあんまりひねらない方がいいのかもしれないな。
ページ数を感じさせない疾走感が持ち味と言えましょう。
このお方(もちろん面識はありません)の漫画は、ト書きやセリフのテンションでその
キャラの好きっぷりがなんとなく分かるの気がするのですが、本当に射命丸好きだな!
「いつだってルナティック」という締め方がコマ割も含めて実にかっこいい。
いやまあ射命丸は誰が描いてもえろいんだけどね! おっぱい柔らかそう。
あと密かにゲストキャラが多彩なのも楽しきことなり。
さくsaku亭の最高傑作といえば「銀色二人」上下巻だと信じて疑わないうどんでは
ありますが、この本も法外にグッドであることには違いありますまいて。
そのうち妹紅の超かっこいい漫画も描いてくれないものかしら。
*
改めて読み返してみると、先日の「ミメシスドールズ」の感想が上手く書けてないなあ。
いやいつも上手くはないのだけど、輪をかけて支離滅裂というか、何を見てきたように
おっしゃっているのやらという感じだ。
と言って、一度ぶっぱなした感想を後から書き直すというのも変な話だし、まあうどんの
文章力なんてその程度ということです。申し訳ない。
面白かったので好きになったぜということだけでも伝わっていればいいのですが、いかがか。
好きになったのはアリスじゃなくて上海ですが。
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11/01/18
冬コミの本の感想。
ミメシスドールズ(サークル「リレバ」さん)
アリスと上海のお話。あと魔理沙が少々。
博麗の魔手から上海を護るため、これは単なる操り人形にすぎないと言い張るアリス。
しかし上海は恐れることなく、無言で「それ」を皆に見せる。
そうすることで、自分が魂の無い人形などではないことを示したのだ。
上海は己の意志で生き! 己の意志で死んでいくだろう!(南斗六星「義」の人)
いわば反逆された形のアリスだが、腹など立てるわけがない。なぜならそれはアリス
自身の歩んできた軌跡そのものだから。さらに言うならば、上海の見せた「それ」は
自分がオリジナルな存在だという証明であると同時に、創造主アリスに対する愛情の
証でもある。
だからこそ、アリスの短い返事には温もりがこもっているのだ。
題名が複数形になっていることも、これに由来しましょう。
で、戦い終わって日が暮れて。
約束された未来を夢見て眠る上海はとても美しいのであった。
へっへっへ。
こういうのは読んでいてわくわくするのう!
人工知能好きな月見うどんに対する挑戦だね!
人間らしさを持つ、つまり自律(自立ではない)するということは魂を持つという
ことであり、すなわち「何をしたいのか」という動機を持つことなのだな。
それは与えられた使命でもなければ義務でも契約でもなく、まさに己の意志の力で
未来を切り開かんとする精神のありようなのだ。
まあそんな御託はともかく。
上海かわいい! ただそれだけでも十分にお楽しめる素敵な御本。
制限つきの生命と知りながら活動する上海の、物言わぬ人形ゆえの身振りよる感情
表現のなんと健気なことよ。
エゲレス本土からの再三の空襲で焦土と化したベルリン市街のように散らかった
うどんのお部屋もお掃除願いたいものです。
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11/01/17
最近あまりにもTV番組が面白くないらしく、家人が暇を持て余し気味。
まあTVの電源が入っていなくても画面を眺めているような人たちなのですが、
それはどうにも気味が悪い。
で、対策としてツタヤでDVDを借りてまいりまして。
(中略)
ところが、その頼みの綱であるDVDプレイヤーがウンともスンとも言わなく
なってしもいました。どうやらぶち壊れたようですが、もともとが安物なので
どこぞへ送って修理するとなるとかえって高くつくのは必定。
ということで新しい安物を買ってくることにして、せっかくの機会なので
最新規格のブルーレイとやらにヴァージョンアップします。
そう、あの間抜けなお名前のブルーレイ。
商標の関係だか何だかで「Blue ray」という綴りを使うことができず、代わって
採用されたのが「Blu-ray」というトンチキなスペル。
もちろん「Blu-」は「青」という意味ではないから、「Blu-ray」も「青い光」
という意味ではない。じゃあ何だろう。
もっと別の名前にすればよかったのにね。超DVDとか超レーザーディスクとか。
うどんの案は「絵の出るCD」ですが。
例:
「アクション超大作『アイアンマン2』、DVDと絵の出るCDで同時発売!」
みたいな。
ともあれ青い光の再生装置は買ってきた。これでやっとダーククリスタルを
借りることができますよフフフ。待っておれツタヤ。
メモ:件のラーメン屋は塩とんこつが良い。麺硬めだとなおよろし。
次回は替え玉は赤にして、トッピングにメンマを付けよう。
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11/01/14
冬コミの本の感想。
かみなりこわい(サークル「その他大勢」さん)
ちっちゃいらんさま、雷におびえるの巻。ランサマオブサンダーコワーイ。
それをなだめて寝かしつけてくれるゆかりん。からかうネタにされてるけど。
一方、雷なんぞ平気な橙。「今日は一緒にいますからね」ときたもんだ。
藍を育む紫の愛は、そのまま橙へと受け継がれているのだな。
ああ素晴らしき八雲一家。
荒れ模様の空を眺める紫。そこから回想が生まれ、場面は過去へ。
この1P目、そして続く2〜3P目で読者は滑らかに作品世界へと引き込まれていく。
ページをめくるうどんの第一声はこの段階で発せられており。
「水無月さん、この人うまいです」(たまたま彼が傍にいたので)でした。
回想が終わり、場面は現在に。いちゃいちゃする三人がいいなあ。暖かい空気が
とても心地よい。
紫から見れば、可愛い式神が二体。
橙から見れば、頼れるお母さんが二人。
でも最も幸せなのは、甘える相手(紫)と甘えてくれる相手(橙)の両方を
持つ藍なのではないか。
そんなわけで、今回のノーベル八雲賞。
ノーベル賞+星雲賞みたいで非常に豪華な語感になってしまった。
ついでながら。
橙の着けているエプロンの絵柄がいまいさんの「モブねこ」であることを
見逃す月見うどんではない。こういうお遊びは楽しいなあ。
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11/01/13
映画「9 〜9番目の奇妙な人形」を観たのさ。
おっと言ってるそばから題名に数字が含まれておりますねい。不安だなあ。
人類が機械との戦争に敗れた近未来。人類はすっかり滅亡してしまったのか、
元気な姿は回想シーンにしか出てきません。
廃墟の工作部屋で目覚めた身長二十センチ程度の人形「9」(背番号)が仲間の
人形1〜8と共にあれこれ冒険したり何だり。
映像は全編リアル調のCGアニメ。
評価:まあまあ。少しがっかり。でも好き。ツンデレかよ。
がっかりするのはストーリー。
問題は、
1:お話の発端
2:トラブルの意味
3:結末
という三つが中途半端というか投げっぱなしなこと。それって全部じゃね。
何しろ「本来どうするつもりだったのか」、「敵はなぜ襲ってくるのか」、そして
「結局どうなったのか」が描かれていないのです。観客に考えさせるという作り
でもない。と言ってしまうとひどい映画だな。でも実際そうなんだから仕方がない。
無理にあれこれ読み取ってみても、結局大したことは語られていない。動機も目的も
曖昧なまま冒険してるだけ。結果も曖昧。なので少々薄っぺらい印象を受ける。
TVでやってる三十分ものアニメの方がその辺しっかりしてます。プリキュアとか。
とはいえ。もともと九分だか十分だかの短編映像だったものを、物語を後付けして
映画に仕立てたものらしいので、その辺は割引きにしときます。
もちろん、本当はそういうものじゃないとは思いますがね。せっかく多額の費用を
掛けて作って世界規模で公開しようというのなら、現場の状況の許す限り出来る
ことを全部やった上で封切りすべきである。少なくともシナリオのチェックくらいは
するだろ普通。
お金を取って客に食わせる飯に言い訳は無用。皿に載っていない背後の事情など、
こちらの知ったことではない。今ここにある飯が美味いか不味いか。それだけなのだ。
だから、自主製作の映像作品が原作だったとしても、出来上がった映画のお話が
しっかりしていないのならその点に関して相応の低い評価を受けて当然ではある。
プロの作品なのだからそこは頑張ってくれい。
と、偉そうに言いつつも少々の不備は目を瞑ろうというのには理由があるのであり。
これを「CGで人形さんたちを動かしてみました」というだけのものとして観ると、
とても楽しいのれす。
舞台もキャラクターも小道具も素敵。動きも生き生きしていて実によろし。特に
主人公サイドの九体のお人形たちの質感やギミックにとても存在感があって、手に
取って遊んでみたくなる度はトイストーリーの皆さんを上回り風味。まったく外人の
デザインセンスは素晴らしいのう。派手に着飾った1、小道具をいっぱい装備した
2と5、可愛い3と4、ちょっとサイコな6、一番かっこいい7、巨漢の8、そして大きな
ファスナーがチャームポイントの9。ああ、これって各キャラクターが人間の感情を
象徴しているのかもしれねいですね。どいつも魅力的でござる。
とにかくリボルテックのようにあれこれいじり回してみたいので、もしかして1〜9まで
一揃いでフィギュア化されているんじゃなかろうかと調べてみたところ、残念ながら
1と9しか出てなかったわい。いやいや、主人公の9はともかく、なんで1なんだよ。ここは
普通7だろ。まったく外人の考えることは分からぬのう。
詳しくは「9番目 フィギュア」等でぐぐって。
てなわけで。
ストーリーなんぞはどうでもいいんだ、ただのCG映像実験作品なんだぞという程度の
位置づけでぼんやり観る分にはまったく悪くないです。むしろけっこう好き。
すぐには例が思い出せませんが、昔はTVのCMでも面白くて、ストーリー性があって、
ちょいとかっこいい衣装やら小道具なんかが出てきて、「いっそこのまま映画にすれば
いいのに」というようなものがいくつもあったものですが、この「9」はまさにそんな感じ。
どうも最近こういうのを引き当てることが多い月見うどんなのであった。
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11/01/11
最近あまりにもTV番組が面白くないらしく、家人が暇を持て余し気味。
まあTVの電源が入っていなくても画面を眺めているような人たちなのですが、
それはどうにも気味が悪い。
で、対策としてツタヤでDVDを借りてまいりまして。ついでに私もその中から
面白そうな映画をチョイスして観ちょるわけです。はずれも多々あるけれど。
何しろ事前情報なしで、その場の感覚で選んで借りるのでしょうがない。
ここ数ヶ月では
・セッション9(閉鎖され廃墟と化した精神病院が舞台のサスペンス)
・the 4th kind(不眠症患者がシュメール語で卍解するミラジョヴォ映画)
が、二大がっかり映画。中途半端にもほどがある。
「第9地区」もお話としてはいまいちだったので、題名に数字の付く映画は
うどんには合わないフラグなのかもしれぬ。年号パターン(「2012」など)とか
ナンバーパターン(「○○号室」「ファイル○○」系のやつ)とか。
感想こそ書いてないが面白かったのは、
・パリより愛をこめて(トラボルタがテンポ良く大暴れのベッソン映画)
・こねこ(仔猫が迷子でさあ大変なロシアン映画。実写。猫は喋らない)
こねこはこねこなのでこねこ好きはこねこねするといいこね。
どちらでもない、つまり観たのにあんまり印象に残ってない映画も多くあり。
「タイタンの戦い」とか、・・・他は思い出せぬ。
平板で無難なゆえに忘れ去られる映画よりも、つまらなくても記憶に残る映画
の方が作品としてマシなのかしらと思わぬでもない昨今なのであった。
・・・いや駄目だろ、面白くないことで記憶されちゃうのは。
*
本の感想を。
冷静と情熱の間〜所により菊とナイフ〜(サークル「鳩血」さん)
めーさく、つまり美鈴×咲夜。
面白かったら麻生シンさんのおかげ。つまんなかったら月見うどんのせい。
前半はいいのよ。パチュえもんの秘密道具で大変なことになって、それから
ラブ(というかエロ)展開になって、ラブコメっぽく終わる。そこには起承
転結があって、読者サービスがあって、二人のころころ変わる表情も可愛い。
無駄にキラキラした咲夜さんと「デレデレしくさって」いる美鈴がたまらぬ。
咲夜さんはちょっとツンデレ風味、ただしギャルゲエみたいなテンプレではない。
美鈴は仕事中よりも男前、ただしちょっと抜けてる。お脳が病気なのかもしれない。
このキャラ付けが明快で楽しいのです。ふんすふんす。
だがな、竜馬よ。いくら自分の出した案とはいえ。
いやもう、後半がびっくり。これは有りなのか。無いよな。すごい強打者に
対して「打たれてもいいや」と変な球を投げたら場外ホームランにされて、
駐車場に停めてあった監督の愛車を打球が直撃してしまいました級のひどさ。
いやまあ、おかしくてお腹はよじれますけど。
たいていの人は、自分が何を読んでいるのか理解できない・・・というか、
あの「鳩血」の本を読んでいるとは信じられないんじゃないかしら。
うどんだったら表紙を見直すね。そして記念にもう一冊買うね。
とにかく、この界隈では綺麗なイメージが浸透しているであろう鳩血のメイド長&
門番に対して申し訳ないのだわ。
変だな。クスッとにやけてしまう程度の滑稽さを狙ったはずなのに。
きりっと締まったお澄まし顔の咲夜さんとなぜか怪訝な表情の美鈴の対比が
可笑しすぎて、オチの大コマを真顔で見ることができませぬ。
いざ絵になるとこんなにイムパクトがあるとはこの海のリハク以下略。
ええい。たいそう馬鹿馬鹿しくて愉快なので、えこひいき込みで百点だ。
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11/01/08
ベルセルクが映画化だそうで。
ガッツ役はキムタクなのかしら。それともカトリくんか。(SMAP前提)
ベルセルクのキャラクター達は、みんな重たそうな鎧に身を包んでおるわけで
ありまして。幻夢戦記レダのような露出たっぷりのビキニアーマーなど夢のまた夢。
そういう意味では、地デジ力の草薙さんには不向きかもしれないな。ジンゴージンゴー。
*
冬コミで頂いたり買ったりした御本の感想をぼちぼちと書いていきます。
次のイベントまでに何冊いけるかしら。
アコースティックブルーアワー(サークル「ビビットグレー」さん)
夏コミの本「亜麻色トワイライト」の続き。キター。
もこけーね、ここに極まれり。
いつもの調子で呑気に聞いていた妹紅の台詞。それが、ふとしたきっかけで
腑に落ちる。
あれは軽い言葉ではない。人と慧音、慧音と蓬莱人。その違いを真剣に見つめ、
悩み抜いた末の告白だったのだ。妹紅の涙の意味に気づいた今こそ、変身解除
まじキモけーねなのだ。
早い話が前作で妹紅に愛の告白をされてしまった慧音ですが。それに対する
お返事の可愛いことよ。真面目で、誠実で、ひとたび走り出したら止まらない。
それがけーね。知識人のくせに意外と猪突猛進なのだなー。
もちろん、そこに至るまでの気持ちの移ろいこそが肝要なのであり。小さな
エピソードの中で重ねて描写される慧音の葛藤が実に丁寧。ちょい役で登場
する輝夜と魔理沙もいい味出しております。
何といっても妹紅の泣く理由が前作と違うのがいいよな。いいよな!
最後、木の下に並んだ二人の姿にニヤニヤが止まらねえ。
これは、夏コミから四ヶ月もの間「亜麻色止め」を喰らっていた者だけが味わえる
ニヤニヤの境地なのです。
雨降って地固まる。
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11/01/04
メモ:
figma。射命丸の次は萃香。
まさかロリ鬼とは。
東方キャラがまだ出るなら妖夢か早苗かレミリアだろうと思っていたので意外。
特撮リボルテック。近日発売
アイアンマンMk.Y。
リンクは玩具屋さん。
胸のマークが三角のやつね。
メタリック塗装がきれいに再現されるといいのだけれど、ガチャガチャと動かして
遊ぶフィギュアなのでたちまち指紋べったりな罠。
デブ語「おいおんもんの可動すごいじょのいこ」
訳:「アイアンマンの可動すごいじゃないか」
いや、ポテトチップを手づかみで喰った指で触るなよ。
デブ語「ごめんごめん。君も食べる?」
そうじゃねえだろ。
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11/01/03
「スタイリッシュ」と「ブロンド美女」は、もはや褒め言葉ではない(挨拶)。
映画「アーマード」は意外にまともでした。もっとグダグダな、どうしようもない、
ツッコミ所満載の安っぽいB級アクションかと予想していたのになあ。
出演はマットディロン、ローレンスフィッシュバーン、ジャンレノほか。
銀行からの現金輸送を請け負う警備会社の男達が、大金に目がくらんで狂言の
強盗計画をでっちあげ、被害に遭ったと見せかけて四千二百万ドルをゲットしよう
とするけれど、お金を隠す現場を目撃したホームレスのおじさんを撃ち殺して
しまい、仲間割れでさあ大変・・・というお話。
尺が約九十分と短いせいか展開が非常にスピーディーでよろしい。これが二時間もの
だと各キャラクターの心理描写とか、各人が大金を欲しがる動機の説明が入るのだ
ろうけど、そういうのを無理に押し込まなかったのがいい。よく割り切った。
長い映画ならあれこれてんこ盛りというのもありですがね。
短めの尺にいろいろな要素をパズルのようにきっちりぎゅうぎゅうに詰め込んだ
濃密な映画も素敵だけど、監督に才能がないと空回りで終わりそう。
ともあれ。最後まで誰が生き残るか予想できず(たいてい悪役は逮捕されるか死ぬかの
二択だけど)、緊張感が持続して良かった。事件後もダラダラと引っ張らずにすっぱり
終わるのが良い。
キーキーと悲鳴を上げるだけのブロンド美女が出てこないのも良い。
油と埃まみれの欲望丸出しオヤジ達VS割と良識ある黒人青年の汗臭いアクションでした。
余談少々。「マトリクス」でスタイリッシュ(当時はまだ褒め言葉だった)な反逆者の
リーダー・モーフィアスを演じたローレンスフィッシュバーンですが。
こないだの「プレデターズ」、今回の「アーマード」と立て続けにアホなおっさん役を
観てしまい、うどん内部で竹中直人的イメージが定着しそうで心配です。
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11/01/01
珍しく三連休なので、ここぞとばかりに奮起して引きこもりライフを満喫す。
同人誌を読んで、スパゲティを食べて、また同人誌読んでいるうちに昼寝をしてしまい。
起きたらDVDの映画を観て、肉を食って、同人誌を読んで、また寝てしまい。
DVDの映画を観て、ひと風呂浴びて、また同人誌を読んで、眠くなったので寝り。
うどんは楽しかったからいいけど、傍から見たら死んでいるのと同じだな。
映画「ゾンビーノ」。面白かった。
謎の宇宙線の影響で墓場から甦った死者を大戦争の末に制圧した人類は、なんと
「ゾンビを服従させる首輪」を発明して死体を奴隷化し、豊かな生活を享受している
・・・という非常にブラックコメディーな設定。
で。人は死んでもハートは生きているのだな。というかハートで生きているのが人間
なのだ。というゾンビ映画にあるべき線はきっちり守っております。凡庸な怪物
大暴れパニック映画ではありませぬ。
色々な事件が一段落して平和な日々が戻ったとき、一番幸せそうにしているのは
ゾンビでしたというのは何かの皮肉なのかしら。
殺したり殺されたりの惨劇を通じて、家族の絆というテーマをほのぼのタッチで
描ききった怪作。でも面白かった。
映画「スピードレーサー」。マッハGOGOGOの子供向け映画化。
原作がどんなだったかまったく覚えていないうどんにとっては予備知識ゼロ。
テーマは奇しくも先に観たゾンビーノと同じ家族の絆だったっぽいですが、全体的に
漫画っぽい演出が出しゃばり過ぎていて興ざめギリギリ。アニメっぽさを強調した
CG背景もトイストーリーの世界で実写の人物が動いてるみたいで違和感ありあり。
ただ原色の奔流とスピード感あふれるカーアクションは見ていて楽しいので、まあ
悪くはないかしら。むしろお話のシリアスさに微妙に足を引っ張られた感のあった
トロンレガシーより割り切りがさっぱりしていて良いともいえる。
お話はどうでもいいので画面だけ楽しめよということだな、これは。
これくらい馬鹿馬鹿しく、変な画面作りに徹した作りは大画面の3D映画向きではある。
あと回想とか心理描写の表現がちょっと変わってる。漫画のネームみたいだわ。