初めてのワイワイキャンプの夜は更けて、、、
テント村にのぼる月(7/20 22:24)
地元豊島区に「第八地区青少年育成委員会」という組織がありまして、その名の通り、地元のみんなで「子供達の健全な成長をお手伝いしよう」という、これはもう、まったくのボランティアであります。
で、平成14年7月20日〜21日に「第八回育成ワイワイキャンプ」というのが実施されました。
統廃合で区の施設となった、旧平和小学校に地元の子供達を100人集めて泊り込み。
飯盒炊さん、銭湯探検、花火に肝だめし、キャンプファイアーと盛り沢山。
どういうわけか、お誘いをいただきまして、今年の4月から参加した新参委員にとって初めての行事であります。朝の9時から役員集合し、大型テントを張り終えたのが炎天下の昼前、ジリジリと夏の太陽が照りつけております。
水飲み場の上で子供達の集合を待つ、カレー用の調理道具たち。
鍋、ざる、飯盒(はんごう)などが、歴戦の役員さん達によってテキパキと並べられてます。
「ウーム、、、」などと、何を見ても手際の良さに唸ってばかりいる新参役員なのであります。
ちなみに、この日集まったチビっ子達は小学低学年を中心に約100人。それも圧倒的に女の子が多い!
保護者は一緒に泊ることが出来ない規則だそうでして、「やっぱ、女の子は強いっ!」と改めて実感いたしました。
ばくの担当は2班。1年生4人、2年生4人、3年生3人に5年生2人の計13人。これが全部女の子!
前途多難な出発となりました。
午後2時に子供達が集合し、開村式・班分けなどが終わったら、さっそく夕食準備の開始。
米を研いだり、野菜を切ったり、薪を燃やしたりを子供達と一緒になってやってたもんで、残念ながら写真は無し。後片付けが終わったら、近所の銭湯にひとっぷろ浴びに行きますが、これがまた大変!
一般のお客さんと一緒の入浴ですんで、前洗い無しで湯船に入ったり、刺青のおじさん見つけて騒いだり、好奇心のかたまりを連れての入浴は本当に気疲れいたしました(もちろん、ぼくは銭湯では男の子担当でした)。
暗くなって始まった、キャンプファイアー。
会場となったこの小学校は、都会では珍しい土の校庭。テントのペグも効くし、焚き火もOK!
子供達も火の周りに集まって、レクリエーションが始まります。
レクは「じゃんけんムカデ遊び」といったようなもの。
じゃんけんで負けると、勝った子の後ろにつながりドンドン長くなっていきます。
焚き火のまわりに、賑やかな笑い声がこだまします。
左:わが班の中堅班員二人組。
とにかく仲が良くって、賑やかで、とっても楽しい3年生です。
右:体育館前でこんな風に、みんなで遊んでおりました。
キャンプファイアーのあとは、花火大会に肝だめし。
全体を2組に分けて、替わりばんこに実施します。
男の子が多いと、花火持って駆け回ったりするもんですが、そこはやっぱり女の子!おとなしく、可憐に花火を楽しんでくれております。
図書室で「肝だめし」の順番を待つ2班のメンバー達。
ここまでは元気が良かった!ここまでは。
で、このあとがもう大変な騒ぎとなりまして、、、
手伝いに来てくれた高校生のお兄さんたちの、迫真の演技にビビリまくり、ギャーギャー騒ぐわ、泣き出すわの大パニック状態。
あまりの怖さに、お父さんに迎えに来てもらうリタイヤチビっ子まで出る始末。
なんだかんだ生意気言っていても、やっぱり子供は子供であります。
こちらはゆとりブチカマシの別の班のチビっ子達。
本番でも結構楽しんでおりまして、ニコニコ顔での記念撮影。「ハイ!チーズ」
この日のすべての行事が終わって10時消灯であります。が、チビっ子達はそんな甘い生き方してません。
トイレだ、喉乾いた、だで夜中じゅうモゾモゾ・ごそごそ。
何人かの脱落者(ホームシックのお迎え組)も出たりして、役員総出の不寝番が続きます。
結局、寝られたのは明け方前の2時間余り。
朝の5時には、もうチビっ子達は校庭を所狭しと走り回っております。
ラジオ体操に、朝食は特製ホットドックとコーンスープ。ゲームなどをやって遊んだらいつのまにかの午前10時。
閉村式と保護者への児童引渡しが終わって、テントも片付けたら、この日は「かみきたプロジェクト」の着工式があり早々に退散。
欠伸混じりに、ねむたい目をこすりながら世田谷へと向かう新参役員であった。