1.選択肢は三つ?
外見はまぁまぁなんですが、中に入ればさぁ大変!「泥鰌が出てきてコンニチハ!」とはいいませんが、壁ボロボロ、畳グソグソ、キッチンは古臭く、構造的に採光はうまくいってないみたいで薄暗く、風呂はタイルで水漏れしていて根太も腐ってるみたい。
てことは、そのままじゃ誰も住めないってことじゃないか!
唖然としました、恐ろしくもなりました。
人が住んでなきゃ、放火とかされちゃうんじゃないかとか、ホームレスが来て住みついちゃったらどうしようとか、固定資産税なんてのもどっかで聞いたことありそうだし。
これが、このシミュレーションストーリーの前提条件です。
同時進行型、ロールプレイングシミュレーション、「かみきたプロジェクト」のはじまり、はじまり。
[対象物件の確認]
甲州街道、首都高速4号線、環状8号線に囲まれた三角地帯。ここは京王線「上北沢駅」から徒歩8分の閑静な住宅街。
甲州街道から50m入ると、これが今回の対象物件であります。
一見鬱蒼とした木々に囲まれた該当物件。
カーポートにはシャッターが設置されているが、ワンボックスカーはシャッターに引っ掛かって入れない。
小さな十字路に面しているため、北東の角は三角形に削られています。
また、北側は敷地(29.7坪)いっぱいに建っているので圧迫感が強く、すっきりとした外観ではない。
選択肢その1:「リフォームする」
屋根、外壁、ベランダ、外構は3年前に210万かけて直したばかり。だったらもったいないからリフォームということで、、、
候補は、「文化シャッター」でおなじみのYリフォームさん。床、壁、天井、張り替えてキッチン、バスも入れ替えて。ついでに1階もLDKにしてみようか?
長所:他の選択肢よりも安い(たぶん)
短所:給水・排水、電気配線、ガス管などは替えません。整形しても血管は老化したままの状態です、きっと。
選択肢その2:「もっとリフォーム、そっくりさん」
リフォームの進化形。「そっくりさん」でおなじみのS不動産。耐震強化までやるのが売りですが、今回はどこまでやるか?
長所:かなりきれいになりそう。
短所:選択肢1よりは高そう。
選択肢その3:「いっそのこと、建替えてしまう]
210万はもったいないけど、これからのこと考えて大博打を打って建て替えるってのもあります。「M−Wood」でおなじみのMホーム。
工場生産の住宅が特徴で「ムラ無く、安く、丈夫で長持ち」。
長所:徹底的に新しくなります。外構も壊して緑のフェンスにする予定。
短所:なんといっても金。お金はいっぱいかかります。
はてさて、どうなることやら、、、