ジャムお兄さんの
徒然コラム
ラヂオのススメ
 新潟県中越地震発生直後から、地元のラジオ局の重要性が改めて浮き彫りになりました。皆さんの日常生活にラジオは深く関わっていますか。受験勉強には、深夜放送、青春を謳歌していた時代には、FM局から流れるオシャレなDJ。意外と、ラジオとは長い付き合いのはずなのですが・・・。お勤めの方や、主婦の皆さんにとって、今やラジオがすっかり過去のものになってしまっていませんか?
 
  
 ところが、私たちのような町工場では、ラジオこそ情報のすべて。私は、平日は主にTBS、森本毅郎さんのスタンバイ、大沢悠里さんのゆうゆうワイドは、ほとんど毎日欠かさずに聴いています。硬軟取り混ぜた幅広い範囲の情報や知識が、仕事の手を休めることなく耳からどんどん入ってきます。そして、土曜日は、同じくTBSの永六輔さんの土曜ワイド、日曜日は、ニッポン放送に周波数を合わせ直して、イルカさんのミュージックハーモニー、三宅裕司さんのベスト30スゲェ!、再びTBSに戻して、伊集院光さんの日曜日の秘密基地。などなど、多彩なパーソナリティの個性豊かな番組は、ラジオならではのものです。

 実は、個人的には鶴光さんの番組は、あまり嗜好に合わないと思い込んでいて、ほとんど聴いたことがなかったのですが、たまたま、伊集院光さんの番組にゲスト出演された際の、ちょっと照れながらのいたく真面目なご発言がこれです。
「ラジオの向こうで聴いてくれている人たちを色々と想像しながらしゃべらせてもらってます(実際は関西弁)」

 毎日毎日、親近感たっぷりに語りかけてくれているラジオパーソナリティの耳慣れた声は、いざという時に、正確な情報を伝えてくれるだけでなく、どれほど私たちを励まし、勇気づけてくれることでしょうか。決してあっては困ることなのですが、天災は忘れた頃にやってくる。
 
 ご家庭のラジオは、故障していませんか? さぁ、乾電池を入れてみましょうか。
テレビとラジオとの最も大きな違いは、その親近感だと言われています。聴覚と想像力とのコンビネーションが、あたかもラジオパーソナリティが自分にに直接語りかけてくれているような錯覚を生み出しているのだと思います。いや、思っていました。笑福亭鶴光さんのラジオへの想いを聴くまでは。
2004.11. 5