□■□ 不要ドライブを引き出しにする! 編 □■□


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WIN PCの工作室で取り上げていた企画です。

古くなったりして不要になった5インチベイ用ドライブを
引き出しにしてしまおうという、まるで図工の時間のよう
な企画です。 たまたま手元にWIN3.1時代の4倍速CD-
ROMドライブが、使われる事もなく埃をかぶっていたの
で、桧舞台に踊りださせてあげようと、作ってみました。


◆誰もが上手くいくことを保障するものではありません。

◆改造は自己責任で。
使用する物は肝心の5インチベイ用ドライブ。 中味は
完全にばらさないといけないので、ドライブとしては使
用する事は出来なくなるので、あくまで不用品のリサイ
クルという位置づけです。
あと要るものは、引き出しの造作に使うプラ板。
1mm厚か1.2mm厚くらいがいいみたいです。
あと、プラ棒、プラ三角棒(どちらも補強用)
カッターナイフ、瞬間接着剤など。
まずはドライブをばらばらにします。 中味は使用しな
いので、すべてのネジを抜いたら細かいケーブルを抜
いたり、部品を引っこ抜いたりして外側の箱の部分だけ
にします。 フロントベゼルもそのまま使うのできれいに
分解して外します。 次に箱内部の出っ張りの部分を
無くす為にプラ板をカットして微妙に上げ底、上げ壁?
を作ります。 ベイに入れたときにネジが入る事も考慮
に入れてサイドは5mmほど内側に入れます。
カットは寸法取りの上カッターで、接着は100円ショップ
の瞬間接着剤でもよし。
引き出しを入れる部分(ドライブの側)は実際に何度も
寸法合わせをしながら接着していきました。
設計図は頭の中だけなので確認しながらじゃないとね。

ベゼルはパネル部分とスロットの部分に分かれてるので
、裏側の突起をなめてから、プラ板に固定。 もちろん
オープンボタンを押してもローディングされません。
で、いよいよ引き出しの部分の製作です。 ドライブの
内寸をきちっと採寸の上、底板、横板、奥の板をカット
してから、接着剤で箱を成型していきます。 横板は底
板に乗るように、奥の板、前面の板は前後から挟む形
で、接着します。
角の部分は角棒や、三角棒で補強します。
前面パネルの部分は外寸からはみだすと、ベイに入れ
たときに閉まらなくなる可能性があるので気をつけます。
更に前面は引き出すときに一番力がかかるので、しっか
りと補強します。
いちおう箱が出来たので、入れてみたところです。

サイド、上下とも約5mmの余裕を持たせてあるので、
開け閉めは非常にスムーズです。 1mm厚のプラ板でも
補強をしっかりしているので、きゃしゃな感じはしません。
特に前面パネルは時間をかけて作ってるので(10分、笑)
本物と見分けはつきません。

あくまで引き出しなので、前面中央下部に取っ手を付け
ました。 裏側をなめた時の物なので、同色でいいかんじ
に出来ました。
完成後の記念写真。

内蔵ベイ3段目に仕込みました。 寸法も色もぴったりで、
100点の出来ですな!(笑

何気に豪華になった気分も味わえます。
大きいものは入れられないけど、不要ドライブを
捨てるくらいなら、やってみるのもいいかもしれません。
工作終了。