□■□ NEOファン強引増設 □■□

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NEOのオーバークロック後ベンチを複数回走らせると
フリーズする現象が多発しました。 いわゆる「熱暴走」
と思われますが、NEOの小さな閉ざされた筐体ではデ
フォルトの排熱処理には限界がありますので、サブの
排気ファンを取り付けてみることにしました。

◆誰もが上手くいくことを保障するものではありません。

◆改造は自己責任で。
今回用意したのは4cm角28mm厚の多用途ファンと、
ファン用3ピンメス→3ピンオス*2の変換アダプターです。

通常4cm以下ファンですと、チップセット用途が多く薄型
の為ケースファンとして使うには風量が足りないのです
が、こいつは厚みを増すことで羽の面積を増やして、更
に羽を立てることで十分な風量を確保しています。

6cmファンはとてもではないですが、入りません(笑
で、どこに取り付けるかですが結局後部になりました。
最初はサイドも考えたのですが、考えるまでもありませ
んでした。 排気口は当然ないので自分であけます。
金ノコであんがい簡単に開けられます。 マスキングをし
っかりして鉄粉が内部に入り込まないようにします。
変な場所をショートさせたらお亡くなりになりますから。
直付けされたD-sub15ピンが邪魔するので直接フレーム
に取り付けることが出来ないので、離れた位置からダクト
で排気を誘導することとします。 左はとりあえずファンを
支柱に取り付けるための自作プレートをファンに取り付け
たところです。 このあとダクトを一体化させたのち支柱に
取り付けます。 
で、実際にダクトを付けて、フレーム支柱に取り付けた状
態です。 ファンの流入口はCPUクーラーからの送風が
出たところにおき、暖められた空気を後部から排出します
。 いい加減に考えた割りになかなかまとも。 電源も変換
ケーブル経由で繋ぎました。 金属製のダクトはマザーの
基板上すれすれの位置になるので、絶縁の為にもビニー
ルテープでぐるぐる巻きにしてあります。 
上方から見るとこんな感じになります。

VGAソケットとケーブルを避ける為に苦肉の策でRをつけて
あります。 こんな作業はまさに図工の世界(笑
実際に終了後に後ろ側から見たところです。

奥に白く見えているのがファンの中心部分です。
ファンの面積から見ると約6割程度に開口部は絞りが入り
ます。 開口部にぺたぺた張ってあるテープはとりあえずの
目張りの為です。 見た目を良くするにはこの辺をきれいに
仕上げないといけませんね。 ま、裏側なので機能重視とい
うことにしましょう(笑
排気ばかりじゃいけませんので、新たに空気の流入口も設
けないといけません。 フレームに穴が空いている場所は少
ないので、USBの為に開けてある場所を通すこととします。
3.5mmピッチのドリルでUSB端子の両側に10個ずつ、計20個
の穴を開けて空気の自然流入を促進させます。 ま、気休め
程度ですがね。

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というわけでそんな感じで作業は終了です。

で肝心の効果のほどについてですが、それはもうすごいことに
なりました。 メインのケースファンよりも送風量が多い為筐体
内部の熱の滞留はほとんどないようです。

一応928MHzにOC状態で耐久テストやってみました。
super piの104万桁4連続完走のあと、419万桁にも挑戦しました
が全然問題ありませんでした。(室温21度)


安定動作という意味では作業前と後では比べるまでもありませ
んね。 ただしファンの音はちょっとだけうるさくなりました。
これはしょうがありませんね。

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おしまい。