豊島区職労 Home Page
TOP 豊島区職労とは 活動の記録 春闘アンケート  リンク
長時間労働一掃! 健康で働き続けられる人員と予算を勝ち取ろう!

2018年度定期大会を開催
(区職労ニュース2017年11月17日付)
 10月24日、2018年度区職労定期大会を生活産業プラザで開催しました。大会には、代議員57名、傍聴2名が出席し、厳しい職場の実態や賃金引き上げなどをはじめとする切実な要求について熱心な討論がおこなわれました。また、お忙しいなか、多数の来賓にもご出席いただきました。

 市川執行委員長は、開会あいさつで「豊島区当局の超勤縮減の取り組みは、実効性に乏しいものと言わざるを得ない」と喫緊の課題である長時間労働縮減に係わる区の取り組みについて指摘、「区が長時間労働ゼロを決意しているなら、本当に実行性のある対策として、業務量に見合う必要な人員の配置を求めて区に迫っていこう」と呼びかけました。そして「職場環境を整えることについては、労働組合の運動なくして具体的な改善は望めない」「この運動を成功させるには、現場からの運動が欠かせず、一人ひとりが声をあげていくことが、何よりも区当局に対する圧力になる」と、職場の声を基礎に運動をすすめていくことの重要性を呼びかけました。
 また平和と民主主義の問題に係わっては、この間の政治情勢や大会直前におこなわれた衆議院選挙の結果にも触れた上で「私たちの要求実現は、民主主義と平和な社会なくして実現はしない」「今期もこの課題を重視し職場で大きな運動にしていきたい」と決意を語りました。


討論では運動方針を深める立場でさまざまな視点で発言

 討論では、10名の代議員が発言。職場の状況、賃金、平和と民主主義に係わることなど、さまざまな分野での発言がありました。

【長時間労働について】

選挙従事で1~3年目職員は大きな負担となっているので、その軽減を求めたい。
このままでは仕事が終わらないと残って仕事をしていれば、それは残業であり、区が時間管理していないのが問題。
残業を申請しなければ人員は増えない。

【現業職場について】
これまで直営を守ってきた保育園調理、土木現業の委託の提案もされてしまった。直営で安心して働ける職場環境を守りたい。

【保育職場について】
豊島区で待機児童0となったとしているが、園庭がない、外では遊べないという園がつくられている。
公立保育園では17時以降もほとんど子どもたちが残っている現状。
保育園職場の厳しい現状をつくり出した責任は区にあり、私たちが十分仕事をしていないという区の考えに怒りをおぼえる。
3月に新保育所指針が示された。大きな方針としてはいいことも記載されているが、『小学校への接続』が強調され、君が代、国旗に親しむことも示されているなど、1つ1つの内容を見ると問題点がある中身。

【出先職場について】
正規職員は1名で、あとは再任用、非常勤、臨時職員しかいない。
子どもスキップでは非常勤を募集しても集まらず、今いる職員がどんなにがんばっても、人手が足りないのが現状。

【賃金問題について】
業務職給料表は、今後さらなる改悪につながる恐れがある。行政系人事制度改正をきっかけに現業給料の改悪につながらないように、区職労としてもその認識に立ち運動を進めていただきたい。
再任用の賃金は低水準であり、賃金の引き上げを求めたい。
行政系人事制度改正に係わって、もし主任主事が新1級になったら、大幅な給料削減になる。最低でも現給保障の確保を求めたい。

【平和と民主主義について】
憲法9条を守る立場で運動をすすめてほしい。
自民党が300議席近くを占めるなか、憲法改正はこれまでさせていない。憲法9条を守る運動が大事。


運動方針に基づき、職場要求の実現のために全力で奮闘します

 運動方針、予算案、特別決議、大会宣言などが代議員全体の拍手で承認・採択され、たたかう方針が確立されました。区職労執行委員会は、この運動方針に基づき、今後1年、職場要求実現のために全力で奮闘する決意です。
大会TOPへ
2019年度 ☚    ☞ 2016年度