8/10/05

世代間交流・弘前市清水交流センター

  8/10青森県弘前市清水交流センターを視察しました。同センターは子どもから大人までの世代間交流の場として,また,高齢者の持つ文化・知識・技術を学び,伝承する場として,平成6年11月にオープンしました。建物の中には世代間交流室や伝承室,軽体育館としても利用できる集会室,研修室,和室,図書室,調理実習室などがあり,生きがいづくりや健康づくりと,多目的に利用できます。子ども達には、放課後対策の場として児童館代わりにも活用されていると言うことでした。この施設は社会福祉事業団が一括で運営を委託されているということで、正規職員ゼロで運営されていました。更に驚いたことに、このような地域コミニュテー施設では、お通夜、葬儀にも活用されているとのことです。
 豊島区が進めている、区民集会室や児童館高齢者のことぶきの家等の公共施設を再構築していく「区民ひろば」構想の恰好の材料として取材し質疑を行いました。本区と弘前市では絶対的に広いスペースがあるということの環境の違いはあるものの、現実的に子どもから大人までの世代間交流の場として、広く活用されており、今までの10年間で事業を進めるなかで、課題を克服し今日の運営形態になってきたそうです。
 本区が「区民ひろば」を進める上で、各地域の特殊性を十分考慮した取り組みでないと、区民の理解を得られない事はいうまでもありません。いずれにしても豊島区は豊島区なりの理想的な『子どもから大人までの世代間交流の場』つくりに取組んでいきたいと思います。 (平成17年8月10日)


「夏休みで多くの子供達が」

「伝承室では陶芸教室」

「軽体育室ではダンス」

「調理実習室ではお料理教室」

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