池袋の路面電車とまちづくりの会
03/11/29

熱く語ろう池袋LRT構想

 池袋の路面電車とまちづくりの会が主催する「熱く語ろう池袋LRT構想」が11/29池袋の東京信用金庫8F大ホールで開催。黒川和美法政大学経済学部教授の講演等を通し、副都心池袋の活性化の目玉とする取り組みが関係者により本格的に開始されました。LRTとはLight Trail Transit Associatinの略で、低層型路面電車です。

 黒川先生の講演では研究所の職員が作成されたHP-「新生池袋LRTとまちづくり」を使って説明。@池袋オリジナルデザイン。A都心居住と職住接近のライフスタイル。Bシームレス。C脱センターピラー歩行者優先。D脱補助金。の5点に亘って説明がありました。
 
 @、Aについては大手町の衰退を例にあげ、大手銀行本社が並ぶ大手町は今は非常に厳しい状態にある。企業が多いので土・日は人がいない→町づくりに責任を持つ人がいない。一方では六本木ヒルズなどは住居と賑わいが一緒になったスタイルであり、池袋も住居とシヨッピング街が同居している街であり、両方の関係者が街づくりに取組む事ができる環境にある。と述べられました。
 更に、フランス、ドイツ、ベルギー等の欧州都市のLRTを取り入れた街づくりの実績を紹介。特にフランスのモンぺリエ、リオン、ストラスブール等の都市が人口20万の大都市のなかにLRTが生活線として活用されていることを熱く語られました。又、フランスの公共交通税≠ノついて言及され、フランスでは、所得の1%を交通のために課税できる法律となっており、行政として車に頼ることなく低公害の路面電車活用を推進している状況を説明されました。
 これから議会でも、しっかり議論を重ねていく必要があると思います、当然の事ながら多くの区民の声も充分伺った上で、判断していく必要性を痛感しました。

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