デジカメの画質も年々向上し最近では一般普及タイプでもL〜2Lサイズのプリントなら従来のカメラに見劣りしなくなってきました。
購入を検討されてる方も多いでしょう。しかし、
デジタルカメラは銀塩フイルムの完全な代替えではありません。
デジタルカメラはフイルム代や現像代がいらないから安くつくと誤解していませんか?
たしかにフイルム代や現像代はかかりませんが、それ以上に充電池代(4000円前後)やメディア代(2000〜6000円前後)、ケースなどオプション費用(0円から一万円前後)がかかります。さらにパソコンの環境によってはHDDやメモリーの増設(10000円前後から)や画像管理ソフトなどの費用もかってきます。最悪WinXp以前のパソコン性能では買い換えが必要になってきます。
メディアが再利用できるのでランニングコストが安いと雑誌などで書いてますが、初期投資に必要な金額はけっこう高い(例えば本体のみ3万としてもトータル4万円以上になりったりします)ので、それに見合う使用頻度がない場合は、結局高くつきます。
長く使おうと思っても現在のところデジカメの商品寿命はデジタル機器のため短く約3〜5年程度です(使用する分には使えるが周辺環境的に使いにくくなります)。また付属ソフト類はOSのモデルチェンジにより、多くはバージョンアップが必要になります(古い物は対応外になります)。
また画像を保存しておく場合は別途何らかの長期保存の効くメディアにコピーしておかなければなりませんし、一瞬で失われてしまう特性上メディアのバックアップも必要になります。さらにバックアップも記録媒体の劣化から定期的な更新作業が必要ですので、銀塩フイルムと違い事後の管理が必須です。バックアップを取らない場合や劣悪な環境にあるCD-Rの場合保存した全ての画像データが失われてしまうこともあります。
使用目的や撮影頻度によりますが、最低でも年間300ショット前後(フイルム10本)が1つの目安になります。
たとえば、ほとんどのショットをプリントすることを考えているとか年賀状に使う、レタッチを体験してみたいなどデジタル画像として使う頻度が少ない方はデジタル化サービスをご利用いただいた方がお得になります。
また、旅行のような一時期にショット数が多い場合は、さらにメディアを追加購入(128MBで約100枚、約\3000程度)しなければならない上に、充電器・充電池の追加購入(最低2セット運用・約4000円)等が必要になるので、あまりお勧めできません。しかもデジカメの場合トラブルで撮影した分が全滅の可能性も従来の銀塩フイルムより高いです。
デジカメはフイルムを現像プリントに出す必要がないから手間かが掛からないと思っていませんか?
たしかにフイルムを現像に出す手間は掛かりませんが、デジカメからパソコンにデータを転送する、転送した画像データをパソコン上で管理する、綺麗にプリントするために自分で調整をする、更にプリントするといった手間が掛かります。数枚なら十数分で済みますが、数十枚以上ともなると全部プリントするのに数時間は掛かります。当社で受付している銀塩プリントでは長期保存が可能ですが、インクジェットプリンターでは最新の機種と最高のペーパーの組み合わせでないと長期保存は難しいです。また半永久的と言われるデジタルデータですが、その記録媒体には寿命があります。さらに記録媒体の変遷に会わせてデータの転送を行わなければ行けない可能性もあります。
作品を作ろうという方には色々調整したり出来る幅が大きいですが、気軽にと言う方には以外と手間が掛かると言うことをお忘れなく。
デジカメをすぐに買った方がよい方
一方、すぐにでも購入した方が良い方もいらっしゃいます。デジタルデータを積極的に利用しなければならない方です。ホームページで毎月数回以上の頻度で画像を更新する方など数多く撮られるけど使用するのは1/10も無いような方やプリントはしないでモニターでしか見ない方、数センチクラスの接写をされる方、超望遠を気軽に使いたい方、その場で画像を確認しなければならない撮影をされる方、プロカメラマンを目指す方(ニコンD1などの高級機種に限りますが)です。従来のカメラの代替えではない使い方です。
また、ダイバーの方などフイルム交換が困難な状況下で沢山撮られる方も向いています。ただし、大容量メディアの価格は高い上に、バッテリーの持続時間は低温と相まって少々悪いですが。
デジタルカメラはまだまだ発展途上の機械です。一応の製品償却期限を3年(パソコン界の一昔)と見て、その間にどんな使用方法をするか考えてください。中には性能の不足から毎年買い換えている方も大勢いらっしゃいます。
使用目的に会わせて画素数が決まってきます。インターネットなど画面上で見るのなら130万画素以下のクラスもので十分です。またプリントしてもせいぜいLサイズくらいなら300万画素クラスの物で十分です。一般的に大きく伸ばす場合の六切り、四つ切りサイズで500万画素数が必要になります。従いまして現在のモデルなら十分な画素数は持っていますので、画素数は気にする必要はありません。
無暗に高画素数の物を求めるより、差額を追加のメディアや予備のバッテリーなどのオプション類に回した方が有効です。予算限度いっぱいの機種を買ってしまって必要なオプション類が買えないかったのでろくに使えないという笑えない話もあります。パソコンの環境にも寄りますが数千円円前後の別途費用が掛かります。
また高画素数の物の方が必ずしも写りがよいとは限りません。現在、高画素数の機種は1個あたりの画素を小さくすることにより、全体の画素数を多くしています。その結果1個の画素あたりの写りは悪くなっています。もちろん新機種はそれ以外の部分で画質を良くするよう努力していますが、適正な画素数の方が後の手間もかからないし、きれいに写ります。
デジタルカメラは本体を買えばOKという物ではありません。最低限必要な物をセットにしてある機種もありますが、別売で選んでもらおうという機種もあります。カタログを見て必要になるオプション類が付属しているか確認しましょう。なお、このホームページを見られているのですからパソコンはあるという前提です。
機種によっては付属オプションとなっている必要品 (ミドルレンジ以上は別売の場合も多いです)
同時に購入する必要が高い物 (実用になるために最低限必要です)
いずれ必要になってくる物 (付属のソフトや環境によって変わってきます)
画像管理処理には高性能なパソコンは必要ありませんが、5年ほど前のモデルでは買い換え必要になってきます。
購入に際しては1枚の大容量メディアより2枚に分けた方が、銀塩出力への注文時やトラブルの際の不具合の発見に便利です。
デジカメの購入時には2セット分の充電池と急速充電器の購入をお勧めします。
ご自分のパソコンの環境(OSの種類、USBの有無、PCスロットの有無)をお確かめ下さい。
特別に撮りたい物がある場合以外、日常のスナップなどは殆どの機種で困ることはございません。
実際に持ってみて手にしっくり来る物、基本操作がし易い物を選んでしまってよいでしよう。
特に撮りたい物がある場合は使用目的をはっきりさせないと適した機種が選べません。