第32回 グローバル化社会の教育研究会のご案内 | |||||||||||||||||||||||||||
拝啓 秋の気配が深まってきていますが、皆様
如何お過ごしでしょうか。 さて、第32回EGS研究会は、「きくきくドリル」の村上 裕成さん(北山学園 代表)に話題提供をお願いしました。 村上さんは、「楽に楽しく勉強できる能力」を養成する指導法の研究と実践を続けてこられています。 子供にとって "学び"は本来楽しいものです。 その「楽しいはずの勉強が、多くの課題で苦痛に変わっていく」過程には、私たちは いつも悩まされています。 そのことに四半世紀に亘って 正面から取り組んでこられた村上さんには、お聞きしたいことがたくさんあります。 とくに「学習の準備性(レディネス)」の具体的な整え方や、その方策に至るまでの苦労話・失敗談など、直接お会いしてでないと伺えないと思います。 「勉強するための技術」のお話を糸口にして、海外に帯同され帰国してくる子供たちの環境整備についても話し合いたいと思います。
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以 上 |
大人は誰もが 「自発的に勉強できる子供になってほしい」と願っているのですが、そうなるための様々な学習技術は、「○○しなさいよ」だけでは身につきません。 そうした "勉学以前の"学習技術を身に付けるための "(その年齢なりの)生活技術"について、村上さんは具体的な方策を提示されているわけです。 文章を楽に書くための訓練として、「ママごと」の有効性についても解説してくださいました。 昨今、マスコミを中心に 「親力」などといって "家庭学習" を煽る風潮が蔓延していますが、「(公)教育」と「養育」の混同には目に余るものがあります。 入学前の家庭内の躾が 「学力向上」や「効率」の観点のみで捉えられている限り、およそ自発性や判断力は育つはずもありません。 親は、「育てる、(親子して) 育つ、(育つのを) 待つ」 というふうに 意識を変える必要があることが、改めて確認されました。 |