第47回 グローバル化社会の教育研究会のご案内 | |||||||||||||||||||||||||||
晩秋の候、皆様いかがお過ごしでしょうか? さて、グローバル化社会の教育研究会(EGS)の第47回研究会は、都立富士中学・高等学校の校長を今年3月に退職された 久永 哲雄先生に話題提供をお願いし、都立の中高一貫教育について考えることになりました。 中等教育の多様化を図った1998年の学校教育法改正により、「中等教育学校」「併設型中高一貫教育校」等が制度化され、学習指導要領に指定された内容の一部入れ替えや先取り等が 教育課程の特例として認められる公立学校が次々と生まれています。 しかし、公立学校が従来の枠組みを越えて独自の教育内容を整理・精選していくには、様々な課題や困難も伴うはずです。 東京都立校だけでも 中高一貫のイメージは捉え難く、まして海外のご家庭には困惑されることも多いようですので、久永先生には、まず都立中高一貫校全体が目指していることや各校の特徴などを 理解するコツを解説いただいたうえで、学校現場の課題や困難などについてお話を伺い、話し合いたいと思います。
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以 上 |
話題提供は都立富士中学・高等学校の前校長、久永哲雄先生にお願いし、都立の中高一貫教育について考えます。 中等教育の多様化を図った1998年の学校教育法改正により、「中等教育学校」「併設型中高一貫教育校」等が制度化され、学習指導要領に指定された内容の一部入れ替えや先取り等が 教育課程の特例として認められる公立学校が、次々と生まれています。 しかし、公立学校が従来の枠組みを越えて独自の教育内容を整理・精選していくには、様々な課題や困難も伴うはずです。 東京都立校だけでも 中高一貫のイメージは捉え難く、まして 海外のご家庭には困惑されることも多いようです。 久永先生には、まず都立中高一貫校全体が目指していることや 各校の特徴などを 理解するコツを解説いただいたうえで、学校現場の課題や困難などについてお話を伺い、話し合いたいと思います。 ------------------------------------------------------------------------------------ 都立中高一貫校10校の現状等について 久永哲雄先生からお話を伺いました。 私立の中学・高校や上海高等部の抱える問題と同様の悩みも多く出ました。 勘所は結局、校長の指導力ということになるのでしょうが、「良い教員を集め 各々の能力を発揮させる」ために 様々な工夫と努力をされているのが印象的でした。 とりわけ 公立校では珍しい「礼法」の徹底と、「健康づくり」「繰り返し学習」の実践は、私立学校でも忘れられてしまった 何かを感じます。 「自由で伸び伸び育ってること」と 礼儀とは 別のレベルの問題ですし、まして 「礼」と「挨拶」の違いについて認識している教員は、一体何人いるでしょうか? 教員が “チーム力” を発揮できる環境が望まれます。 |