第51回 グローバル化社会の教育研究会のご案内 | |||||||||||||||||||||||||||
ようやく 秋の気配が感じられるようになりました。 皆様
いかがお過ごしでしょうか。 さて、グローバル化社会の教育研究会(EGS)第51回研究会は、上海の飛翔インター 校長の松村 浩二先生に 話題提供をお願いしました。 同校は 永年、実質的に “上海補習授業校” の役割を担ってきており、帰国生受け入れ校の担当教員の間に 松村先生のお名前は知れ亘っています。 松村先生の授業は、多学年と習熟度別の個別指導とを同時並行でやってしまうものですが、実際に見学した人でないと、「そんなこと不可能だ」と頭から信用されません。 しかし、小規模校の複々式学級や、帰国生の国際学級など、また海外の補習授業校等では、学年も学習進度も異なる子どもたちを 同時に指導せざるを得ないのが普通です。 現場で日々 苦闘している若い先生方には、是非 聴いてもらいたいお話しです。 多種多様な子どもを指導してこられた松村先生のご経験、そして 現場から見えてきた様々な課題などを じっくり伺い、これからの教育現場のあり方等について 話し合いたいと思います。
| |||||||||||||||||||||||||||
以 上 |
上海の飛翔インター校長の 松村 浩二先生に
話題提供をお願いしました。 帰国生受け入れ校の担当教員の間で
“伝説” となっている 松村先生の授業は、多学年と習熟度別の個別指導とを
同時並行でやってしまうものです。 小規模校の複々式学級や、帰国生の国際学級などでは、学年も学習進度も異なる子供たちを
同時に指導せざるを得ないのが普通です。 現場で苦闘している先生方には
是非 知ってもらいたいと願います。 なお、現役の先生方のご希望に応え、土曜の午後に開催します。 ---------------------------------------------------------------------------------- 松村浩二先生から、上海飛翔インター設立の経緯と17年間の生活環境の激変、ONLY ONE指導の方法論、指導の現状、指導実践から見えてきた課題、そして 「飛翔インターの可能性とは何か?」 等についてお話を伺いました。 「異学年―複数科目 同時指導」 は、一人ひとりの子供と真摯に向かい合う必要性から生れた “必然” であり、“ライブ感覚” の緊張感が子供の理解力を支えているというお話しは、感動的でした。 子供や保護者からの手紙や指導記録簿、月間通知簿などの実物(写し)も見せてくださり、今の教員の常識では “神業” に感じられることも、合理的で効率的な工夫に裏付けられていることが判ります。 むしろ、かつての僻地や離島の教育現場で当り前のように行われていたことが、昨今の教育現場にノウハウとして受け継がれてきていないことの方が、問題なのではないか と思われます。 |