第56回 グローバル化社会の教育研究会のご案内
どことなく秋の気配を感じる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

  さて、第56回グローバル化社会の教育研究会(EGS)は、横浜を拠点に全国で発達相談・指導教室の活動をされています 「わいわいアリス」の今尾 光子さんと 今尾 明日香さんに、話題提供をお願いしました。
  前回のEGS研究会で 江口俊昭先生から 「子供の “学び” を どう保証するか」 の観点で お話を伺いましたが、さらに 具体的な実践例として、WISC-IV知能検査によるアセスメントと 指導法の実際を ご紹介いただきます。
  とりわけ 「全ての子どもが 同じ場で共に学ぶことを追及するとともに、一人ひとりの子どもの発達的・教育的ニーズに対して、自立と社会的参加を見据えて、その時点における 最も的確に応える指導・援助を提供」 する 「インクルーシブ教育」 は、公立校で学ぶ帰国生にとっては革命的ともいえる可能性をはらんでいます。お二人のご報告を基に、参加者で話し合いたいと思います。
開催日時 :  2016年 9月23日(金)  午後2時〜4時半
開催場所 : 聖 学 院 中 学 校 ・ 高 等 学 校
(東京都北区中里3−12−1 Tel.03-3917-1121)  地図
* JR山の手線「駒込駅」東口より徒歩5分、地下鉄南北線「駒込駅」北口より徒歩7分
研修テーマ: 帰国生の“学び”のために
  --- WISCなどの発達検査、具体的な相談例・指導例など
 (1) 話題提供: 今 尾 光 子 ((株) わいわいアリス 代表)
鹿児島大学 教育学部卒業。特別支援学校、鹿児島大学付属小学校、保育園勤務の後、1975年 鹿児島市保険センターの発達相談員に。 1985年から1996年までは 専業主婦。 1996年横浜市の発達相談員になり、現在まで活動している。 この間、桶川市立保育園にて 現場支援及び研修会講師。 相模女子大学 幼稚部インクルーシブ教育研究にも参加。 2003年秋に「わいわいアリス」を設立。 3児の母。
今尾 明日香((株)わいわいアリス 指導員) 横浜国立大学大学院 教育学研究科卒。特別支援教育士。
 (2) 自由協議: 話題提供の後、ご意見・ご質問をたくさんいただき、活発な会にしたいと考えています。
参 加 費: 1,000円 (運営費)
申込み方法: 氏名、所属先、Eメール連絡先、(もしあれば)同伴者の氏名、ご意見・ご要望などを <kyoiku@t.toshima.ne.jp>まで ご連絡ください。
以 上   

『小山の教育通信』 2016年10月
  話題提供は、横浜を拠点に全国で発達相談・指導教室の活動をされている 「わいわいアリス」 の 今尾 光子さん と 今尾 明日香さんに お願いしました。 前回の 江口俊昭先生のお話に続き、具体的な実践例として WISC−IV 知能検査によるアセスメントと指導法の実際を ご紹介いただきます。
  また、同社の推進する 「インクルーシブ教育」 は、「全ての子どもが同じ場で共に学ぶことを追及するとともに、一人ひとりの子どもの発達的・教育的ニーズに対して、自立と社会的参加を見据えて、その時点における 最も的確に応える指導・援助を 提供」するものです。 公立校で学ぶ帰国生にとっては革命的ともいえる可能性をはらんでおり、お二人のご報告を基に、参加者で話し合いたいと思います。
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  「わいわいアリス」 の今尾さんから、子どもの “思考言語” に視点をおいた指導法の実際を 教えていただきました。 幼児期を海外で育ったことにより、「読める」 と 「内容が理解できる」 とが一致しない状態の子が急増しています。 とりわけ アジアでインター校に通う子は、来年辺りから 帰国ラッシュが始まりますが、その大半を受け入れる公立小学校には、準備体制がありません。 負担は 現場の担任教師の肩に掛かるわけで、教員のセイフティ・ネットの整備も 喫緊の課題となっています。
  そんな折、ICBA国際児童文庫協会の設立者の一人で 作家の オパール・ダンさんが、久し振りに来日され、2つの講演会をしてくださるとの連絡が届きました。 まず10月11日(火)には、国連大学(東京都渋谷区) のエリザベスローズホールで 「Education for Double Children --- children with two identities and two languages」 のテーマで話されます。 もう一つは 14日(金)、港区立生涯学習センターにて行われ、テーマは 「バイリンガルの子ども達 --- グローバル社会の未来を担う子ども達を育む」 です。


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