第58回 グローバル化社会の教育研究会のご案内 | |||||||||||||||||||||||||||
明けまして おめでとうございます。 本年も
よろしくお願いいたします。 さて、第58回グローバル化社会の教育研究会(EGS) は、海外邦人安全協会の福永 佳津子さんに 話題提供をお願いしました。 福永さんは、家族のための海外安全アドバイザーの草分けともいえる方です。 国内では少子化が進行している一方で、海外に出かける子どもの数は 急増するばかりです。 駐在員の子女だけでなく、留学や研修で渡航する者も 多いのに、その安全対策については、旅行会社や保険会社に丸投げしている保護者・学校が ほとんどです。 “ソフトテロ” や “サイバーテロ” も他人事ではなくなってきた今日、子ども達の安全に、親として 或いは関係者として どうしたらよいのか、福永さんのお話を基に話し合いたいと思います。
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以 上 |
話題提供は 海外生活カウンセラーの 福永
佳津子さん。 家族のための海外安全研究の草分け
ともいえる方です。 単に 「子連れ駐在では
〇〇を気を付けよう」 という話に留まらず、もっと広い範囲で
日本人であることを意識した危機管理… 日本国民であるが故の
「リスクと対応」 についても伺います。 1998年のインドネシア騒乱の際には、全ての駐在員家族が
外務省からの退避命令で帰国しました。 2001年
アメリカ同時多発テロの際、邦人犠牲者家族が
どんな思いをしたかなども、知っておくべきでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 米国ルイジアナ州で起きた 服部君事件(1992年) 以降も 「日本と同じ感覚で地球散策を試みて 残念な結果になる若者」 の例は 後を絶ちません。 国内では、平和ボケと内向き志向、コミュニケーション欠乏…… が ますます酷くなっていくように感じられます。 「グローバル人材育成」をいうならば、乳児から若い世代にかけての若者の 安全確保や安全教育を きちんとすべきでしょう。 まさに 民族の存亡に関わることです。 福永さんは 最後に、「同じ日本人同士が 何故 協力し合えないのか」と話されましたが、同感です。 各機関同士の邪魔し合い、足の引っ張り合い……情けなくなります。 学校現場では、旅行会社に “安全教育を丸投げ” して責任を放棄している現実があり、これも残念。 ともかく、学校における「渡航前の安全研修の見直し」を、強く訴えます。 ◆ 福永さんの勧める基本的な姿勢: 「自分の身は自分で守る」 という確固たる気持ちを持ち、そのために必要な 「情報」 を得て、その上で周りに起こる危機に対して常に勘を働かせ、回避することが肝要。 |