第60回 グローバル化社会の教育研究会のご案内 | |||||||||||||||||||||||||||
いよいよ 夏本番ですが、皆様 いかがお過ごしでしょうか? さて、第60回グローバル化社会の教育研究会(EGS) は、いつも会場をお借りしています 聖学院中学・高校の “最先端教育” を取り上げます。 話題提供は、高等部長の伊藤 豊先生にお願いしました。 聖学院では 早くから 「21世紀型教育部」 を設け、思考力や主体性など 21世紀型学力を育む教育を推進してきました。 とくに 国語・数学等、基礎教科での アクティブ・ラーニングの指導法改革では、先進的な試みを積み重ね、成果を上げています。 今回は、民間企業のご経験もある 児浦 良裕先生(21世紀型教育部)の 高校3年数学の授業も、特別に見学させていただけるそうです。 実際の授業も拝見することで、より実り多い話し合いができればと 思います。
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以 上 |
6月30日(金)、「21世紀型教育の実践」
を正面から取り上げます。 会場は、いつもの
聖学院中学・高校 (東京都北区) ですので、同校の先生方から “最先端授業”
の話題提供をしていただきます。 また 今回は、高校3年数学の授業も
特別に見学させていただけるそうです。 「生徒一人ひとりが深く考え、仲間と協働して問題を発見し解決していく」
条件を整える際の コツや留意事項についても、話し合いたいと思います。 ----------------------------------------------------------------------------- 聖学院中学・高校の伊藤 豊 高等部長に 『21世紀型教育の現状--- 思考力を育てる取り組み』 のテーマで、話題提供をしてもらいました。 学校改革の出発点は 「生徒達の持っている力の中に 従来 評価されてこなかった部分があるのでは? (例えば、自分で知識を獲得していく力や仲間の能力を引き出す力など)」 という問題意識だったとのこと。 「21世紀型教育」 の柱であるアクティブラーニング(双方向授業)も 課題解決型学習(PBL) も、その評価の元となる 「ルーブリック (Rubric)」(学習到達度を示す評価基準の観点を縦軸、尺度(到達度) を横軸にとった評価表) を策定することが鍵となったようです。 ともすると日本の生徒は自己肯定感が低いといわれ、学年が上がるほど下がっていくといわれますが、それは社会と関わる意識の度合い、接する機会の頻度に関係してもいるそうです。 聖学院の教師陣が生徒評価のあり方を見直し、生徒に到達目標を明確に理解させることで、生徒たちの自己評価も大きく改善されていった様子がよく分かりました。 なお、児浦 良裕さんの 高3数学の授業も、見学させてもらいましたが、数学が余り得意ではなさそうな生徒も楽しそうに取り組んでいる姿が印象的でした。 |