第62回 グローバル化社会の教育研究会のご案内
朝晩の冷え込みが厳しくなっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

  さて、第62回グローバル化社会の教育研究会(EGS)は、法政大学女子高等学校の江川 治先生に 話題提供をお願いしました。 皆様ご存じの通り、同校は 来年4月から「法政大学国際高等学校」になります。
  この改革の目玉は、共学化よりも 国際バカロレア(IB) 「日本語DP」の本格的な導入にあります。 来年は IB機構の創立50周年に当たり、「日本語DP」連絡協議会には 75校も参加する状況ですが、実際の導入過程の実態を知る機会は なかなかありません。
  導入に至った経緯や 様々な課題、さらには その克服プロセスなどについて、江川先生からお話を伺い、「日本語DP」の意義について一緒に考えたいと思います。
開催日時 :  2017年12月 1日(金)  午後2時〜4時半
開催場所 : 聖 学 院 中 学 校 ・ 高 等 学 校
(東京都北区中里3−12−1 Tel.03-3917-1121)  地図
* JR山の手線「駒込駅」東口より徒歩5分、地下鉄南北線「駒込駅」北口より徒歩7分
研修テーマ: 法政大学国際高等学校の改革
         --- グローバル探求コース と IBコースの開設
 (1) 話題提供: 江 川  治 (法政大学女子高等学校 教務主任)
1961年生まれ。1989年 法政大学大学院 人文科学科日本文学専攻(前期博士課程) 修了。1990年 法政大学女子高等学校の専任教諭(国語科) となる。 学年主任、学科主任、進路主任、企画部主任、総務主任を経て、2017年から現職。 企画部主任以降は 運営委員も務めており、2018年からの校名変更、及び IBコース開設に関するプロジェクトの中心的存在。 次年度は、プレIB(「国語総合」)、DP「日本語A文学」の授業を担当予定。 1990年より教育出版国語教科書 編集委員。
 (2) 自由協議: 話題提供の後、ご意見・ご質問をたくさんいただき、活発な会にしたいと考えています。
参 加 費: 1,000円 (運営費)
申込み方法: 氏名、所属先、Eメール連絡先、(もしあれば)同伴者の氏名、ご意見・ご要望などを <kyoiku@t.toshima.ne.jp>まで ご連絡ください。
以 上   

『小山の教育通信』 2017年12月
  話題提供は法政大学女子高校の教務主任 江川 治先生にお願いしました。 同校は2012年から、IBの教育理念やDPプログラムについて検討を始め、既に 専任教員37名全員が IBワークショップに参加したそうです。今年2月に “IBワールドスクール” の認定を受け、来春、神奈川県では初のDP設置校となりますが、それに伴い 「法政大学国際高等学校」への改称、共学化もします。 「日本語DP」コースなどIBの教育方法を取り入れていく過程においては、様々な苦悩や葛藤があります。 現在進行中の生々しいご報告を伺いながら、教育の“グローバル化”や多文化共生教育についても一緒に考えたいと思います。
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  12月1日(金)、『法政大学国際高等学校の改革--- グローバル探求コースとIBコースの開設』 をテーマに協議が行われました。 同校は 「良妻賢母ではないリベラルな教育を目指す自由な思考」 が伝統とのことです。 大学付属なので、受験のための詰め込み教育から解放され(学校の勉強さえ しっかりやっておけばよい)、課外時間の活用、高大連携の取り組みが容易 といった利点もあります。 その反面、高校での成績が内部推薦に直結することから、生徒は 効率よく学習・暗記しては試験に臨むことを繰り返す “人間ファクシミリ” になり易かったそうです。
  主体的な学習姿勢を育むためには、教育の国際化と授業改革が急務だと認識されたところに 「日本語DP」があったわけで、ほぼ全員の教員が IBワークショップに参加したとのこと。 黒板を背にした一斉授業を脱し、班単位の課題解決型の学びに移行することは、教師の意識改革そのものですし、それらは学校全体が一斉にやらないと 効果が出ません。 「日本語DP」クラスと共に「グローバル探究コース」も設けられ、単位制 (無学年)、四期制、教科教室制 (HR廃止) など、徹底した国際化が図られます。 日本人が本来持つ「約束 (契約)を守る、嘘をつかない、世間 (orお天道様) に恥じない生き方」の “ブランド” が、この学校でも育つことを期待します。


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