2018年 9月吉日 | ||||||||||||||||||||||||||||||
多文化共生を目指す教育関係者の皆様 | ||||||||||||||||||||||||||||||
グローバル化社会の教育研究会 事務局 | ||||||||||||||||||||||||||||||
第66回 グローバル化社会の教育研究会のご案内 |
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拝啓 残暑厳しきなか、皆様いかがお過ごしでしょうか? さて、第66回グローバル化社会の教育研究会(EGS)は、東京都立白鴎高等学校・附属中学校で 開催させていただくことになりました。 午前中は、帰国生のいる中学1・2年生の授業を参観させてもらい(希望者のみ)、午後は 副校長の田中幸徳先生に話題提供をお願いして、勉強会を行います。 2005年、全国初の公立中高一貫校となった同校は、一躍 全国から注目される存在になりました。 中学校は学年四学級、高校は学年六学級あり、都内全域から受検が可能です。 「世界で活躍するリーダーの養成」 が掲げられた同校では、いま 何が行われ、どの方向に進んでいるのか、その現場を実際に訪れて確かめたいと思います。 また、田中先生の話題提供を基に、都立中高一貫校の今後の課題や展望などについても 話し合いたいと思います。 なお、準備の都合上、お申込みは お早めにこちらまで ご連絡ください。(受付: 9月28日まで) [お詫び] 都立白鴎高校の “鴎” は正式には旧漢字ですが、JIS第二標準を備えないメイルソフトを使用される方も 多いため、ここでは新字を使わせていただいています。
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以 上 |
通常の授業を見せてもらえ、とくに帰国生たちがどんな雰囲気の中で学校生活を送っているかがよく分かり、いつまでも見ていたい衝動に駆られました。
教師も生徒も皆「地域社会と世界を見つめる目」や「多様性を許容・奨励する意識」を持っているからでしょう。
この姿勢こそ、どの学校でも徹底して欲しいものです。 副校長の田中幸徳先生は、公式な場ではなかなか聞けない、先生方の悩みや葛藤などもお話しくださり、その大変さとともにご努力の意味も理解できました。 「AI(人工知能) は "1" を "100"にすることでは優れているが、"0" を "1" にするのは 人間にしかできない」 という言葉には 一同納得。 参加者の多くが 「公立校の印象が変わった」 と述懐するほど、公立中高一貫校としての頑張りに好感が持てますし、声援を送りたいと思います。 可能であれば、また数年後に訪ねてみたい学校です。 |
10月5日、66回目となる 「グローバル化社会の教育研究会」が東京都立白鴎高等学校附属中学校(東京都台東区)で開かれ、教育関係者を中心に約20人が参加した。
中学一・二年生が在籍する東校舎の授業を見学したほか、同校の田中幸徳副校長が
「都立中高一貫校の新たな展開--- 帰国生入試や多文化授業」
をテーマに話題提供を行い、意見を交換しあった。 東京都立白鴎高等学校附属中学校は今年で130周年を迎える。 2005年に全国の公立学校で初めて中高一貫校となった。 一学年あたり、中学校は4学級、高校は6学級。 都内全域からの受検が可能で、2018年度から中学校において海外帰国・在京外国人生徒枠入試が設定されている。 初年度となる今年、同枠での入学者は外国籍生徒一人を含む24人で、滞在国は20カ国に及ぶ。 訪問当日、参加者はまず午前中の2時間、中学一・二年生の各クラスの授業を見学した。 英語ではレベル別に 外国人講師による少人数指導が行われ、音楽では日本の伝統文化を継承している同校ならではの三味線の授業が公開された。 いずれの授業でも生徒参加型の活発な発言が見られた。 その後、同校の善本久子校長があいさつに立ち、同校の伝統や沿革に触れ、「多様性の尊重を基盤に、国際的な『競争』と『協働』の両方ができる人材の育成」 を目指していると述べた。 続いて、田中副校長が本年度から本格的に始まったグローバル人材育成のための取り組み等について具体的に説明。 「開拓精神」を教育理念に、国際色豊かな環境で英語や理数教育、国際交流等に力を入れていると話し、英語教育推進校、オリンピック・パラリンピック教育アワード校、国際交流リーディング校、海外学校間交流推進校に認定されていると紹介した。 来年度から中学校でも二年生以上で第二外国語の授業を行う予定だ。 参加者からは「教師と生徒が真剣に取り組んでいる様子が伝わってきた。 今後が期待される」 「二つの校舎を上手に使い、全学年によい緊張感を持たせている」 等の声が聞かれた。 |