2020年 1月吉日
多文化共生を目指す教育関係者の皆様
グローバル化社会の教育研究会 事務局

第73回 グローバル化社会の教育研究会のご案内

明けまして おめでとうございます。 本年も よろしくお願いいたします。

  さて、第73回グローバル化社会の教育研究会(EGS)は、民間英検試験についてミニ・シンポジウムを行います。 発題は 英検一級道場の山中 昇さんと 日本スタディー・アブロード・ファンデーション(JSAF) の吉岡 大輔さんにお願いしました。
  2020年度大学入試(2021年新春実施)から 民間英検試験が利用される件は、延期が決まりましたが、実用英検(STEP)に 「CBT(コンピューター式)」などの新試験が創られ、IELTSへの関心も高まっています。 とくに、実用英検で 2500〜2600、IELTS「6.0前後」のスコアを持つ帰国生が さらに英語力を伸ばすにはどうすべきか、受験の際の勘所や注意点などについて、具体的な話を聴く機会は滅多にありません。
  上級者向け英語レッスンのプロと、IELTS公式試験センター担当者のお話を素に、英語入試改革や大学が求める英語力などについても、話し合いたいと思います。

  なお、準備の都合上、お申込みは お早めにこちらまで ご連絡ください。(受付:2月 6日まで)

               記

開催日時 :  2020年 2 月 13 日(木)  午後2時〜4時半

開催場所 :

聖 学 院 中 学 校 ・ 高 等 学 校

(東京都北区中里3−12−1 Tel.03-3917-1121)  地図
     * JR山の手線「駒込駅」東口より徒歩5分、
      地下鉄南北線「駒込駅」北口より徒歩7分


研修テーマ: ミニ・シンポジウム: 帰国生にとっての英検とIELTSを考える
                 ---高度な英語力の伸長に向けて

 (1) 発 題:

山中 昇  (英検一級道場 主宰)
 1976年 早稲田大学 政治経済学部を卒業後、パナソニック(株) に就職。 1990年から5年間、 Panasonic UKに赴任。 定年退職後、2009年 英検一級道場(オンラインでマンツーマン・レッスン) を始めた。 英検1級に30回連続合格(1次試験では52回合格)のほか、他の民間英検についての体験を基に指導している。 受講生には 帰国生や高校教員も多い。

 (2) 発 題:

吉岡 大輔  (日本スタディ・アブロード・ファンデーション(JSAF))
 2002年 青山学院大学英米文学部(言語学専攻。在学中、米国リッチモンド大学に留学)を卒業後、エネルギー系商社に就職。 2007年 JSAF国際教育アドバイザー(JAOS認定/British Council上級認定)に。 大学生を中心に年間120名以上のカウンセリングを行う一方、国内約70大学等とのパートナーシップ締結、ならびに大学生向け IELTSテストセミナーや英語試験対策講座を担当。

 (3) 自由協議:


発題の後、ご意見・ご質問をたくさんいただき、活発な会にしたいと考えています。

参 加 費:

1,000円(運営費)

申込み方法: 氏名、所属先、Eメール連絡先、(もしあれば)同伴者の氏名、ご意見・ご要望などを <kyoiku@t.toshima.ne.jp>まで ご連絡ください。
以 上   

『小山の教育通信』 2020年 1月・2月
  発題は 英検一級道場の山中 昇さんと日本スタディー・アブロード・ファンデーション(JSAF)の吉岡 大輔さん…… 高校英語教師の指導・相談役としても 評判のお二人です。 お二人の話を素に、英語入試改革や大学が求める英語力などについても、話し合いたいと思います。 2020年度大学入試(2021年新春実施)から民間英検試験が利用される件は 延期が決まりましたが、実用英検(STEP)に 「CBT(コンピューター式)」などの新試験が創られ、IELTSへの関心も高まっています。 とくに、実用英検「2500〜2600」、IELTS「6.0前後」のスコアを持つ帰国生が さらに英語力を伸ばすにはどうすべきか、受験の際の勘所や注意点などについて、具体的な話を聴く貴重な機会でもあります。
◆ 大学入試で民間試験利用の “5年延期”ということは、「中1から準備しろ」という意味です。 東京都の中学英語スピーキングテストは、来年11月から 都内の公立中学3年生全員と 都立高校入学希望者(帰国生・都外生など)に課されます。
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  英検では、2016年から 「CSEスコア」という偏差値方式を導入したために、素点だけでは合否が読み難くなっています。 山中さんの調査によれば、一次試験で素点合計が70数点あっても 不合格だったり、65点でも合格だったりします。 合否ライン辺りで見ると、「単語・読解」は素点1点が約4.5ポイント、「聴き取り」は素点1点で約10ポイントなのに対し、「作文」は素点1点で20〜22ポイントに換算されているとのこと。 つまり、英作文の出来次第で 合否が大きく別れているようです。 また、学校教育で 聴き取る訓練の不足は明らかで “英文を読むと完璧に理解している子が 聴かせると全くダメ” が圧倒的多数。 逆に帰国生は、全く知らない単語があっても 全体から理解するので、読み取りも聴き取りもできるのが普通です。
  英語を実技教科と捉え、もっと反射的な反応や習慣/感覚化の側面を重視すべきしょう。

『月刊 海外子女教育』 2020年 5月号ニュース欄
  2月13日、「グローバル化社会の教育研究会」 が聖学院中学高等学校(東京都北区)で開かれ、英語民間試験に関するミニシンポジウムが行われた。 英検一級道場英会話講師の山中昇氏と JSAF国際教育アドバイザーの吉岡大輔氏が発題し、教育関係者を中心に 約20人が集った。 2020年度から大学入試に導入される予定だった英語民間試験の利用は延期が決まった。 先が見えない状況のなか、今後の英語入試改革や大学が求める英語力、帰国生が受験する際の留意点等について話し合われた。

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