2022年 6月吉日
多文化共生を目指す教育関係者の皆様
グローバル化社会の教育研究会 事務局

第80回 グローバル化社会の教育研究会のご案内

拝啓 新緑の候、皆様 如何お過ごしでしょうか?

  さて、第80回グローバル化社会の教育研究会(EGS)は、元帰国生で かえつ有明中学校高等学校の前校長、石川 一郎先生にお願いしました。 近著 『いま知らないと後悔する 2024年の大学入試改革』 のヒットで、全国を講演して回る多忙な毎日を送られています。

  石川先生は、現在も多くのミッションスクールの“再生”に尽力される一方、「21世紀型教育機構」の設立メンバーとして 私立学校の学校改革を支援されています。
  日本は “右肩上がりの成長” の時代が終り、「言われたことを守る」 よりも 「自分で考え、周りの人と連携して何かを創り出す」 ほうが大事だと言われています。 そうした社会の変化や保護者の考え方の変化等に 学校現場は どう対処すべきかについてのお話しを伺い、それを素に話し合いたいと思います。

  なお、お申込みは 郵便振替用紙にて 参加費を払い込んでいただく方法で受け付けます。準備の都合上、お早めにお願いします。 (受付:6月23日まで)

               記

開催日時 :  2022年 6 月 30 日(木)  午後2時〜4時半

開催方法 :

Zoom利用による On-Line 開催

* スタジオ会場=金沢工業大学 虎ノ門Campus (東京都港区)に話題提供者と 事務局が参集します。
研修テーマ: 未来を担う子どもたちに 何が求められているのか? (仮題)

 (1) 話題提供:

石 川  一 郎 (21世紀型教育機構 理事
             /聖ドミニコ学園 カリキュラムマネージャー)

1962年東京生れ、ニューヨーク育ち。 暁星学園には小学4年から9年間通った。 1985年 早稲田大学 教育学部 社会科地理歴史 専修卒業。 暁星国際学園、ロサンゼルスインターナショナルスクールなどで教鞭を執った後、 2006年、かえつ有明中学校高等学校の教頭に。 2014年 校長に就任、私学教師の研究組織 「21世紀型教育機構」 の設立に参画。 2018年から現職。 経済産業省 「未来の教室」 教育コーチ、知窓学舎ミドルアウトマネージャーなども務める。 『2020年の大学入試問題』(講談社) など 著書も多い。

 (2) 自由協議:


話題提供の、ご意見・ご質問をたくさんいただき、活発な会にしたいと考えています。

参 加 費:
1,000円(運営費)
申込み方法: 郵便振替用紙に 氏名、所属先、Eメール連絡先、ご意見・ご要望などを記入し、ATMで1,000円を払い込んでください。(詳しくは ここをクリック)
海外在住の方は、どなたか日本にお住まいの方に、申込み手続きを依頼してください。

※ 開催日の4日前になっても Zoom招待のURLが届かない場合や、ご不明な点がありましたら、<kyoiku@t.toshima.ne.jp>まで お問い合せください。
以 上   


『小山の教育通信』 2022年 6・7月

  話題提供は石川 一郎さん(かえつ有明中学・高校の前校長)にお願いしました。 グローバル化社会の教育研究会(EGS)設立時の事務局ですが、登場は7年振り。 元 帰国生で、“学校改革のプロ”…… 「21世紀型教育機構」の設立メンバー(理事)ですし、経済産業省 「未来の教室」教育コーチなども務めておられます。 昨年11月(第77回)には 「21世紀型教育機構」理事長の平方 邦行先生(日本私学教育研究所 所長)にお話しを伺いました。 今回は 石川さんに別の観点からお話しを伺い、それを素に話し合いたいと思います。
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  首都圏模試の「思考コード」でいえば、「A軸(知識)・B軸(論理的思考力)重視」の日本と、「C軸(創造的思考力)重視」の欧米…… 両者の教育観は 「Critical Thinking」が違いのポイントになります。 石川さんは “学力に必要なこと”として (1) 知識・思考力・想像力(創造力)、(2) 非認知能力、(3) デジタル力、を挙げ、それらが相互に機能し合うことを 説かれています。 これらも 「Critical Thinking」の大事な要素なのです。
  「Critical Thinking」とは、“本当に そうなの?”“十分な証拠はあるの?” “もし〜なら?”と疑っていくことです。 為政者や大企業、あるいはマスコミに騙されない庶民を育てることが、人類の叡智を懸けた闘いともいえるでしょう。

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