2023年 3月吉日
多文化共生を目指す教育関係者の皆様
グローバル化社会の教育研究会 事務局

第84回 グローバル化社会の教育研究会のご案内

拝啓 新年度のスタートに当たり、皆様 ご多忙のことと存じます。

  さて、第84回グローバル化社会の教育研究会(EGS)は、(社)日本マレーシア協会の新井卓治専務理事に話題提供をお願いしました。 新井さんは、発展途上国との民間交流コーディネータとして 外務省からも信頼されている方です。

  最近、国内にインターナショナルスクールの類が次々と誕生していますが、その多くで 途上国の田舎に宿泊体験させることを課す例が少なくありません。 また、コロナ禍で海外研修を自粛していた学校でも、再開を検討し始めているようです。
  しかし、その実施に当たっては、治安面・安全面など様々な課題があります。 その点、新井さんは長年 マレーシアで熱帯雨林再生プロジェクト現場を中心に、現地政府機関や大学などと協力して 村落滞在を含む多文化及び環境保全研修プログラムを実施されています。 各地の現況や準備上の留意点など 具体的なお話しを伺い、それを素に話し合いたいと思います。

  なお、お申込みは 郵便振替用紙にて 参加費を払い込んでいただく方法で受け付けます。 準備の都合上、お早めにお願いします。 (受付: 4月12日まで)

               記

開催日時 :  2023年 4 月 19 日(水) 午後2時〜4時半

開催方法 :

対面式+Zoom 利用による On-Line のハイブリッド開催

[スタジオ会場] 金沢工業大学 虎ノ門Campus
         (東京都 港区 愛宕1−3−4 愛宕東洋ビル 11F)
             * 海外子女教育振興財団の上。

研修テーマ: 海外での教育研修--- マレーシア・サラワク州の事例を中心に

 (1) 話題提供:

新 井 卓 治  (公益社団法人 日本マレーシア協会 専務理事)
1967年東京都生まれ。 東京国際大学大学院卒。 専門はマレー語圏の言語社会学。 1992年 (社) 日本マレーシア協会入局。 1995年から専務理事。 文教大学、日本大学非常勤講師(マレー語、東南アジア地域研究)。 著書に 『まずはこれだけマレーシア語』(国際語学社)など。

 (2) 自由協議:


話題提供の、ご意見・ご質問をたくさんいただき、活発な会にしたいと考えています。

参 加 費:

1,000円(運営費)

申込み方法: 郵便振替用紙に 氏名、所属先、Eメール連絡先、ご意見・ご要望などを記入し、ATMで1,000円を払い込んでください。(詳しくは ここをクリック)
※ スタジオ会場参加をご希望の方は、その旨を通信欄に明記してください。
※ 開催日の4日前になっても Zoom招待のURLが届かない場合や、ご不明な点がありましたら、<kyoiku@t.toshima.ne.jp>まで お問い合せください。
以 上   


『小山の教育通信』 2023年3月・4月

  挑戦心旺盛 かつ謙虚で探究好きの若者を どう育てていくか、海外での教育研修の現状を素材にして協議します。
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  最近、“世界標準の教育”を掲げる学校の多くが 生徒を途上国に宿泊体験させることを課す例が目立って増えています。 しかし、その実施に当たり、治安面・安全面など様々な課題のほか 適正な多文化理解ができるように配慮も必要です。 その点、新井さんは長年、熱帯雨林再生プロジェクトや 村落滞在を含む多文化及び環境保全研修プログラムを実施されてます。 せっかくの “学び”の機会を無駄にしたり 逆効果になったりしないためには、どんな秘訣があるのでしょうか?
  SDGsに どう取り組んだら好いかで悩んでいる方は、是非 マレーシアでの教育研修の実際を参考にしてみましょう。 各地の現況や準備上の留意点など 具体的なお話しを伺い、それを素に話し合いたいと思います。
◆ 途上国での教育研修というと、ともすると参加者が “上から目線”になってしまう危険があります。 しかし、謙虚な姿勢で臨めば、現地での堅実な営みに驚いたり 私たちが見失ってしまった人間性や倫理観に気づいたりできます…… 要は 指導者次第です。
◆ 海外での教育研修の原点を見直し、デジタル未来を生き抜く元気な若者の育み方を考えます。 「熱帯雨林の再生など遠い他人事」と考えがちな子どもたちに “身近で切実な問題”と解ってもらうには、どうします?
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  日本の若者を温かく迎えてくれるマレーシアの人々…… 「ここは桃源郷ですね」と感激する先生も少なくありません。 わが国のビル建設のため “安い南洋材”を伐採し続けた責任は、熱帯林再生で少しづつでも返せているなら救いです。 体験を通して学ぶ意義は絶大ですので、学校現場の先生方にも挑戦の心を持って欲しいです。

H O M E