2023年10月吉日 | |||||||||||||||||||||||||||
多文化共生を目指す教育関係者の皆様 | |||||||||||||||||||||||||||
グローバル化社会の教育研究会 事務局 | |||||||||||||||||||||||||||
第86回 グローバル化社会の教育研究会のご案内 |
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拝啓 だいぶ秋の気配になってまいりましたが、皆様
如何お過ごしでしょうか? さて、第86回グローバル化社会の教育研究会(EGS) は、茨城大学の瀬尾 悠希子先生に話題提供をお願いしました。 瀬尾先生は日本語・継承語教育と補習授業校におけるライフストーリーの研究がご専門です。 現在の日本人学校や補習授業校では“駐在員家庭の子女”が少数派となってることが、前回の研究会でも話題になりました。 とくに補習授業校では、子どもも教員も大半が “長期滞在者もしくは永住者” である現状は無視できず、教師は何を支えとして頑張れるのでしょうか? 15年に亘り調査して来られた瀬尾先生からお話しを伺い、それを素に話し合いたいと思います。 なお、お申込みは 郵便振替用紙にて 参加費を払い込んでいただく方法で受け付けます。 準備の都合上、お早めにお願いします。 (受付:11月 7日まで)
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以 上 |
『小山の教育通信』 2023年11月
具合的な 「自分語り」(Life History)の持つ説得力は やはり偉大で、とても解りやすかったです。 子どもは 「なりたい自分の姿」を日本語を学ぶ先に見つけられた時、日本語を積極的に学んでいるそうです。 あるいは 「ああなりたいな」と憧れるような “ロールモデル”になる先輩が身近にいても 同様とのことです。 第一言語と第二言語とが入れ替わる事態で 子どもの内面がどう変容するのかは、まだまだ解明できてないようですね。 軸足を置く言語がなくて迷子になっているような子も、これまでたくさん見てきましたが、研究の成果が待たれます。 他方、教師はどのようにして 「多様な文化的・言語的背景をもつ子ども」に向き合うようになるのか? 補習授業校のT先生の “物語”を通して、補習授業校の持つ使命や現実の課題、先生自身の姿勢の変容が紹介されました。 最近、「教育は子どもたちのためにある」 「教師は子どもからも学んでいく」 という大前提が 見えなくなっているようです。 そこが問題なのだということを、若い先生方に どう伝えていけるのか、悩んでしまいます。 良い方法はないでしょうか? ◆ チューリヒ補習校の長森千枝校長は、海外からオンライン参加されました。現地時間で午前6時開始でした。 |