立教通りを散策しよう!(西側)

立教通り商店街を抜け、立教大学を過ぎた辺りの別世界を紹介!  facebook
   
近江屋酒店は 街角サロン (豊島区西池袋3-36-22)
  2022年秋、原整形外科病院の西側に、「ルジェンデ池袋立教通り」(11建てで 贅沢な住宅が24戸)が完成し、1階の創業70年の酒店 「近江屋」も 営業を再開しました。
  50年前、私が立教大学の学生だった頃から ずっとお世話になってきたお店です。 結婚して 近所に住むようになってからは、わが家の子どもたちも、子ども会や 子ども神輿などで 店長さん親子のお世話になってきました。
  70年も地元の皆さんに愛されてきたのは、お店の皆さんのお人柄があってこそです。 そして、新しい店舗も地元の人たちのコミュニティー活動に使ってもらえたら」との願いが込められています。
※ セミナーや集会などで使いたい時は 要 予約。
  TEL.(03) 3971-1973
  酒屋ですから、もちろん アルコール類を売っています。 棚には、新装開店を機に 新たに選ばれた銘酒が並びます。
  ところが、店舗スペースの9割以上は “カフェ・サロン”。 地元の人だけでなく、立教通りを訪れた人が 気楽に立ち寄って懇談できるよう、ソファーとテーブルがゆったり置かれてます。
  意外に知られていないのは、若旦那が全国から自分で選んできた珠玉のクラフトビール
(缶)が、原価で飲めること 《Food ナシ》。 もちろん、コーヒーと 紅茶に ケーキも用意されています。
  パソコン作業ができるテーブルが 壁際にあり、店内 Wi-Fi と電源も完備してるので、ビジネスマンも 助かりますね。
※ セントポールズ会館(下記参照)で会合がある立教卒業生が、時間調整に利用したりもしてます。

今も「西池袋マート」の建物が (豊島区西池袋4-19-14)
  近江屋から西に歩くと、谷端川南緑道の "霜田橋(注)" 脇に「NishiikeMart」があります。 元は「西池袋マート」…… 1970年頃に 八百屋、肉屋、魚屋、果物屋、衣料品店などの小さな店が並ぶ “市場”(闇市か合法化されたもの)でした。
  次第にスーパーに客を取られて 移転・廃業する店が相次ぎ、2010年頃からは、貸倉庫・貸事務所として使われていました。
  2019年、豊島区民の有志による “町興し活動”で リノベーションが行われて “変身”。 クラフトビールの醸造所&パブ・スナックが入居しました。
  そして2023年4月、「CYCAD BREWING」 として新装オープンしています。 他の醸造所のOEM生産を請け負うほどの技術力があり、品揃えの多さも魅力。 ここの 「Imperial Stout」は 私のお勧めですが、いつもはありません。
※ 営業:15;00〜23:00  TEL.(03) 3971-1973

[写真] 2023年3月までは「SNARK」でした。 プロジェクト長の日神山さん(左)と 杜氏の藤浦さん。(建物の左が谷端川南緑道=暗渠)

注) 昔の池袋の商店街の西端は 谷端川までといわれ、池袋モンパルナスの芸術家・漫画家たちは、この霜田橋を渡って 夜の街へ繰り出していたそうです。

セントポールズ会館(立教大学 校友会館) (豊島区西池袋3-34-1)

  立教通りの南側、立教小学校と 立教大学図書館との間に、「セントポールズ会館 (立教大学 校友会館)(左の写真)があります。 玄関に向って左手には 旧 立教学院本部(ライフスナイダー館)があり、かつての “英国式ハウス” が現物として遺っています。
  セントポールズ会館の玄関を入ると 正面に「立教大学校友会事務局」があり、卒業生や教職員OBなどの世話と名簿管理、立教グッズ販売などを行っています。
TEL. 03-3985-4588 FAX. 03-3985-3434
  玄関ロビーから左手を見れば、「レストラン日比谷松本楼 セントポールズ会館店」があります。「レストラン日比谷松本楼」は 千代田区の日比谷公園内にある創業120年の有名レストラン(右の写真)ですが、都内6支店の一つが ここ。 オーナー一族に立教大学の卒業生が何名か居られ、立教とのご縁も深いのです。


「日本城郭協会」発祥の地 (豊島区西池袋5-16-1)
  立教大学チャペルの北側、木村ビルの辺りに1955年(昭30)、写真家で城郭・ワイン研究者の井上宗和さんが 「日本城郭協会」を設立されました。
  文部大臣の認可を受け(1967年)財団化されると 杉並区に越しましたが、1961年(昭36)に同協会の学生会員が「日本城郭学生研究会」を結成、機関紙『城郭だより』の発行、城の見学会や中世城郭の発掘調査などを行っていました。
  しかし、後継者不在のため しばしば活動が頓挫したので、OBらの手で「中世城郭研究会
(中城研)」として改組されています。
  2000年元旦に 井上さんが亡くなり、ここが「日本城郭協会」発祥の地であることを知る人は もういません。

※ この一角のビル4棟は、立教大学の校舎・施設に取り囲まれています。

70年前の立教大学 (立教通りの両側。 上が南側、手前が北側)

  立教大学所蔵の航空写真(1953年撮影)です。 立教通りの向こう(南側)に 時計台の本館や図書館・チャペル・食堂など、右手には4号館(理学部)などが写ってます。
  立教通りの手前
の水泳プールの辺りは 旧 豊島区立第五小学校の跡地で、後に 5号館が建ちます。 その右手、写真の中ほどには 後に6号館・16号館が建ちますが、写真の下辺には、江戸川乱歩邸が見えます。
  右側の地図は、現在の校舎等の配置図です。 立教通りをずっと西
(右方向)に行けば 霜田橋で、その向う側は かつての池袋モンパルナスでした。

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