子女教育ニュース |
| 担当: 国際教育相談員 小山 和智 ((学)順心女子学園 校長補佐) |
| 海外人事や教育関係の実務担当者の皆様に配信しているニュースの一部を、 一般の皆様にも公開します。 教育相談・情報などについては、こちらをどうぞ。 |
| 2005年 6月、5月、4月、3月、2月、1月。 2004年 7月〜12月、1月〜6月。 2003年 4月〜12月。 ======================================================================================= |
2005年 7月以降のニュースは こちら。
| [お知らせ] 6月の「グローバル化社会の教育研究会(EGS)」は 「ミニ教育フェア」 6月24日(金) 午後2時〜4時半。 テーマ 「公立高校の帰国生受け入れを考える」。 於:順心女子学園。 「保護者」「中学校」「受け入れ高校」の3つの立場からの発言をいただき、話し合います。 パネラー 斉藤 源三郎先生(外務省 子女教育相談室/元 都立国際高校教員) 宮川秀世先生(世田谷区教育委員会 「帰国・外国人教育相談室」) 古場 詩子さん(「フレンズ 帰国生 母の会」の『学校案内2006』編集長) <司会> 小山 和智 (国際教育相談員/EGS事務局長) ※ 参加申し込み状況は、こちら。 [お願い] 実り多い会にするために、皆さまのご質問やご意見などを どんどん事務局に お寄せください。(6月17日まで) -------------------------------------------------------------------------------- ◎順心フォーラムで 森上さんの講演(2005年5月29日付) 6月20日(月)、中学入試の受験生の親御さんに絶大な人気がある森上 展安さん(森上教育研究所代表)が、 「女性の進路と女子校の選び方」の講演をしてくださいます<一般公開>。 男子校や共学校についての情報は 大量に流れていますが、女子の 生涯を見通した観点から見た“女性のための進路情報”は、なかなか得ることができません。 森上さんの講演の後に、現役女子大生を交えて パネルディスカッションも行われます。 参加申し込みフォームは、こちらを印字してお使いください。 ◎Mr.グレッグ・アーウィンの歌と講演(2005年5月29日付) 6月25日(土)、(財)三鷹国際交流協会(MISHOP。東京都)では、アメリカ人歌手のアーウィンさんを招き、歌と講演の会を行います。 彼は 懐かしい日本の童謡や唱歌に心酔していて、歌詞を英語に訳して歌っています。 音楽の教科書から消えていった“名歌”の数々が英語で復活してきているのは嬉しい反面、日本の子供たちが“外国の歌”だと思っているとしたら、やや複雑な気もします。 ◎中学校選びのシーズン開始(2005年6月13日付) 梅雨は、学校見学会や塾教師対象説明会も目白押しです。 また、現地校や国際学校の年度末で、帰国される家族も少なくありません。 昨年からの顕著な傾向は、大学受験に特化した「特進(特別進学)コース」を設ける学校が増えてきていることです。 ただ開設すればよいということではないはずですけど、やらなければ保護者に注目してもらえないという事情もあります。 しかし、海外で学んで帰ってきた子供たちの教育機会についても、考えておくことが必要です。従来以上に、帰国生や外国人生徒の受け入れ体制を充実して、ソフト・ランディングに努めていきたいものです。 来春から 順心女子学園でも、「特進コース」が開設されます(従来から きめ細かい指導で高い評価を得る一方で、「難関大学を目指している生徒もいることが伝わらない」と 各方面から指摘もありました)。 本来、「特進コース」の中学生段階においては、高校2年以降に爆発的な力を発揮させるための“仕込み”をするわけですから、帰国生や外国人生徒の基礎学力練成と、やることは そんなに変わりません。 帰国直後は「総合コース」で受け入れ、学力がついてきた段階で、本人が希望すれば「特進コース」にも移れるようになっています。 ◎「英語の補習授業校」午後まで延長(2005年6月13日付) 土曜公開講座「国際英語」も 何とか軌道に乗ってきました。 順心女子学園に 来春から「特進コース」が開設され、医学・薬学部 あるいは工学部などへの道も 大きく開かれることになりましたが、これに伴い この講座も、「帰国・外国人児童のニューカマー・センター」として 本格的に運営されます。 今後の主な変更点は、(1)「理科」も指導(1〜2時間)、(2) 小学4年クラスの開設(英検2級相当以上の児童対象) の2点です。 受講料(月額)は14,000円のまま据え置かれます。 さっそく 7月から 2学期の「体験授業(Try Out Class)」が始まるため、小学4年生の受け付けが開始されました。 ◎6月の諸行事------------------------------------------------------------------ ★第15回 日本国際理解教育学会 研究大会--- 6月4日(土)・5日(日)、於:玉川大学 教育学部校舎(東京都町田市)。特定課題「国際理解教育の現代的定義を問う」=渡部 淳(日本大学)、上別府隆男(東京女学館大学)、岡崎 裕(大阪市立此花総合高校)、高尾 隆(一橋大学)、加藤幸次(元上智大学)、中村孝文(武蔵野大学)ほか。 ★REX-NET主催 第2回国際教育シンポジウム--- 6月18日(土)、於:横浜市立横浜商業高等学校(横浜市南区)。テーマ「発信型教育の実践--- 自分で考え、表現し、行動できる人づくり ---」。(全体会)=REX14期帰国報告、第2回高校生国際交流会議の報告、日韓バーチャル国際会議報告ほか。講演「student-centeredな教育の意義と実践方法」。 ★工学院大学生涯学習センター イブニングセミナー--- 6月2日〜7月7日の毎週木曜、午後6時半〜8時、於:工学院大学 (東京都新宿区)。 テーマ:(1)「今、博物館が生まれ変わる」(6/2,6/9) (2)「燃料電池の開発と課題」(6/16,6/23) (3)「大規模震災から学ぶ防災対策」(6/30,7/7)。 ★ JASSO主催 2005年海外留学フェア(東京会場)--- 6月18日(土)、於:国際研究交流大学村 東京国際交流館(東京都江東区)。各国の大使館・文化担当機関および留学経験者、そしてJASSO留学情報センター相談員が、情報提供・相談。 ★第11回 グローバル化社会の教育研究会(EGS)--- 6月24日(金)、於:(学)順心女子学園(東京都港区)。テーマ『公立高校の帰国生受け入れを考える』。 ※ 上記の「お知らせ」参照。 ★ベイエリア・教育セミナー 第一回目の集い--- 6月24日(金)、クラウン プラザ カバナ ホテル(合衆国CA)。 テーマ「国際的に定評のある国際バカロレア(IB)・プログラム」=Mr. John Inge (横浜インターナショナルスクール理事)。 ★日本言語政策学会 第6回大会--- 6月26日(日)、於:上智大学 四谷キャンパス(東京都千代田区)。テーマ 「グローバリゼーションと言語政策 (その5)」。 ★母語・継承語・バイリンガル教育研究会「MHB 2005プレ研究会」--- 6月27日(月)、於:桜美林大学 新宿キャンパス(東京都渋谷区)。テーマ 「学校教育の中で多言語を育てる」。 --------------------------------------------------------------------------------- ◆20日(月)に行われた「順心フォーラム」は、やや こじんまりとした会になりましたが、実に充実した内容でした。 とくに森上展安先生の講話は、わが国における女子校の歴史から紐解いた話で、感慨深いものでした。 現役 女子大生3人の話も、参加者に感銘を与えるものでした。 「学園日誌」をご覧ください。 ◆OUTREACHの「ティータイム No.20」に「英語の補習授業校」が紹介されました。11日に見学にいらして、それを記事にしてくださったわけです。共感していただけて嬉しいです。 なお、9月から小学4年のクラスを開設します。詳しくは、こちら。 ◆『海外赴任 2005』(NNA/リロケーションジャパン刊)で、第8章の「異文化理解」が削除されていることに対し、多くの皆様から“苦情”をいただき、困惑しています。 今回から、私の監修ではありませんし、私の執筆部分であっても、勝手に切り貼りされていますから、内容は 保証いたしかねます(笑)。(もちろん 原稿料はいただいていません) |
| ◎「脱法ドラック」に注意を(2005年5月6日付) 「脱法ドラッグ」(健康被害の恐れがありながら法律による規制の対象外となっている薬物)は、繁華街のアダルトショップや路上では「合法ドラッグ」の名目で、売られているそうです(日本のマスメディアは、2003年から“合法”を“脱法”に改称)。 数年前から「エクスタシー(MDMA)」が週刊誌で騒がれましたが、アメリカで1993年に流行が始まり(1985年から規制薬品指定)、2001年には年間 180万人(その4割は25才未満)が新たに手を染めたという報告もあります。 これが、わが国の“若者市場”に急速に浸透していることは確かで、東京都では「東京都薬物の濫用防止に関する条例」を、今年4月1日から施行しました。 4月17日(日)付の法改正で、厚生労働省が麻薬に指定した「フォクシー(メトキシ)」と「デイトリッパー(AMT)」も、幻覚作用を伴う「脱法ドラッグ」でした。 援助交際とリンクしたケースも耳にしますが、その被害は 中学生(男女を問わず) にまで広がる危険が、まだあります。 ◎ICBAに「第3回こども読書推進賞」(2005年5月6日付) 4月22日(金)、受賞者が発表され、われらが「ICBA国際児童文庫協会」 ほか3組が選ばれました。同賞は、児童生徒の読書習慣の定着と向上に努力している団体等に贈られるもので、創立26年目のICBAが表彰されることに、感激もひとしおです。 なお、今年のICBA総会は 7月1日(金)に行われます。 ◎『母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究 創刊号』完成(2005年5月14日付) 昨年の「継承語、母語バイリンガル研究会大会」での発表内容が冊子にまとめられました。「バイリンガルの言語喪失を語るための基礎知識」「日本国内の母語・継承語教育の現状と課題--- 地域および学校における活動を中心に---」「両言語リテラシーをどう獲得するか」など 6本の論文が掲載されています。 会員外にも頒布してくださるとのことですので、ご希望の方は事務局の佐々木 倫子さんまで ご相談ください。 ※ 送料込み実費1,290円(国内の場合)が必要です。 ◎6月の「ミニ教育フェア」への反響は?(2005年5月29日付) 神奈川のある方からは、公立高校そのものも入試制度もクルクルと変わって分かりにくく、県や市の改革の意欲は認めても、わが子を実験台にして先の見えない高校に進ませるのは不安とおっしゃる方も多いようだというご連絡をいただきました。 やはり「高校では大学受験に対応できる学力をつけることが最優先。 できれば浪人せずに大学に入って欲しい」 と思う方が、ほとんどなのだそうです。 しかし、それでも公立には公立なりの良さが必ずあるはずです。 帰国生受験枠そのものはなくても、相談すれば ていねいに応対してくれるし、帰国生に国語の取り出し授業をしている高校の話も耳にします。 そうした具体的な事例をこまめに集めていって、参加される皆さんと情報を共有したいと思いますので、ご協力をよろしくお願いいたします。 ◎5月の諸行事------------------------------------------------------------------ ★外国人の子どもの教育環境実態調査報告会--- 5月8日(日)、可児市文化創造センター(岐阜県可児市)。 外国人の子どもの不就学ゼロを目指す協働調査と研究の発表会で、問合せは 可児市国際交流協会(KIEA) 。 ★第6回タイ・フェスティバル--- 5月14日(土)・15日(日)、於: 代々木公園イベント広場(東京都渋谷区)。 タイ王国大使館主催で 日泰両国の親交を深めながら、タイの文化と伝統、料理を堪能させる企画です。 ★日本国際文化学会 第6回研究会--- 5月28日(土)、於:法政大学 市ヶ谷キャンパス(東京都千代田区)。テーマ 「南方熊楠と国際文化学」=松居 竜五(龍谷大学国際文化学部助教授)。 ★ワセダ国際交流亭 第170回定例会--- 5月28日(土)、於:ワセダ国際交流亭(東京都新宿区)。テーマ「オモロイ坊主の国際人生談義--- うばって、うばって、うばった人生から、与えて与える生き方へ」=藤川チンナワンソ清弘師(タイ・ポムケウ寺比丘)。 ★異文化間教育学会 第26回大会(多文化間精神医学会 協賛)--- 5月28日(土)・29日(日)、於:明治学院大学 白金キャンパス(東京都港区)。テーマ「身体(からだ)とこころとコミュニティ」。 --------------------------------------------------------------------------------- ◆現在、順心女子学園で「特進コース」の設置準備を進めています。 それにより国際生(帰国生・外国人生徒等)の扱いが どうなるのか、ご心配の方もあるようですが、国際生の受け入れや 特別指導が後退することは決してありませんので、ご安心ください。 むしろ、より好条件になるものと信じます。 ◆「野口聡一飛行士の励ます会」の松井 外恵さん(ヴィジョンの会)から、“応援ツアー”は中止との連絡がありました。 飛行日時の変更が多いので、旅行計画が立てられないようです。 その代わり、シャトルが関東上空を通過する20分間、茅ヶ崎市内の電灯をすべて消して、烏帽子岩をライトアップすることが計画されています。 ◆私のリンクリストで「留学生の家」というサイトは、実は「We are looking for an acculturated World. 」という名前です。 小玉 康広さんが 留学生と日本人の交流のために作られたものですが、留学生同士・日本人同士での交流も期待されています。 どこまで育っていくか 楽しみです。 ◆学研の『海外子女教育ディレクトリ2005-2006』の編集が始まりました。 編集長が 小名 昌さんに交代して2年目で、巻頭特集を大きく変えてみたいそうです。 「これまでは多少特集を特化する方向にありましたので、いったんジェネラルな方向に戻してみたいと考えています」 とのこと。 現地教育施設の分布地図はもちろん、北米、アジア、欧州を軸に各地域の持つ特色、抱えている問題を可能な限りクローズアップできれば……と意気込んでおられます。 |
| [ お知らせ ] 「英語の補習授業校」2005年4月 開校! 順心女子学園(東京都港区)で、海外育ちの児童のための土曜公開講座「国際英語」が始まりました。 海外の「(日本語)補習授業校」と対をなすもので、英語力や思考力の保持伸張を目指した教育を行います。 受講料は 破格の安さです (年間14万円程度)。 詳しくは、こちら。 ◆ 帰国児童・外国人児童(男子も可)に対し 英語で教科指導。 ◆ 1クラス 10名程度の少人数クラス。 ◆ 最先端のスピーチ・ディベート訓練を加味。 ◆ ストレス解消と自信回復により 小学校での学習にも好影響。 ◆ 親同士の交流・情報交換の場も確保。 [応募資格] 小学5・6年生。米国式G4、英国式Y5相当の修了者(英検2級程度)。 [開設日時] 毎週土曜 10時〜12時。 ※ 昨年夏の「帰国後に通える“英語補習授業校”」の緊急アンケートに ご協力くださった皆さん、大変お待たせしました。 元 帰国子女の皆さん、そして 補習授業校に関わられたお母さんや先生方も、応援してください。 -------------------------------------------------------------------------------------- ◎「4月1日生れの子の学年」(2005年4月6日付) 時々質問を受けますが、法学部の学生でしたら 1年生の最初に習うことです。 「年齢計算ニ関スル法律」で「年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス」と規定され、民法第143条第2項では、年を単位として期間を定めた場合には「其ノ起算日二応答スル日ノ前日ヲ以テ満了ス」とされています。 4月1日に生まれた人は、3月31日に満年齢が1歳“満了”するわけですから、学校教育法で「4月1日現在で満○歳以上」となると、上の学年になってしまうのです。 私の家内は4月1日生まれです。 幼いときから常に“背伸び”して同級生についていくよう頑張ってきた愚痴を聞かされることも多いのですが、かなり弊害が残っていることを感じます。 とくに体位的に無理がある子の場合は、下の学年に入れる決断を親がしてもよいと思います。 ◎「ハゲワシと少女」から10年(2005年4月6日付) ユネスコ活動をしている中学生たちが、文化祭でケビン・カーター撮影の「ハゲワシと少女」を掲示しているのを見てから、10年が経ちます。 この写真は、今では英語の教科書に載ったり道徳の教材にされたりするくらい有名になりましたが、「私たちが何ができるのか」という問いを突きつけてきます。 あの時、ある生徒が「ユネスコがなかったら、私たちも生れていなかった?」と聞いてきたことも忘れられません。 私の世代では、脱脂粉乳のイメージしか残っていないのですが、それにより死なずに済んだ子供が何十万人もいたわけですから、「そうだね」と答えるしかありませんでした。 生徒たちが「自分の問題」として真剣に考えてくれる契機になった写真です。 そのことを思うと、悩んで自殺したケビン・カーターの死が 残念です。 ◎散らない桜もある?(2005年4月19日付) 日本の桜は、一斉に咲いたらパッと散ってしまうので、日本人の美意識をくすぐるものが あります。 しかし、欧州や北米では 桜が一ヶ月以上も咲き誇っている地域も多く、終いには やや くすんだ汚らしい“醜態”を晒しています。 「いつまで咲いているんだろうか…」と溜め息さえ出ます。 日本人が「桜のように 美しく潔く 散る」と心情を語るとき、多くの外国人(そして帰国生) の頭に中には 若干の“混乱”が生じていることを踏まえておきましょう。 もちろん、日本にきて何年か暮らせば、自然に解るのですけど。 ◎「第10回グローバル化社会の教育研究会」開催(2005年4月19日付) 定例の研究会も10回目を迎え、22日(金)の話題提供者には、萩原裕子さん(アメリカ教育相談員)をお願いしました。 「バイリンガル教育プログラム」(ELL、ESL、Bilingual Programなど)や「読解介入プログラム」(KIP、FLIP、SAIL、SOAR、Read 180 など) といった最先端の概念や用語についても、 易しく解説してくださいます。 また、第二言語獲得のためには母語の維持も大切であり、それが疎かになると、どちらの言語も中途半端なものになる危険性が高いということを、事例を交えてご紹介いただきます。 ※ 22日(金)の当日は、大阪から山下良一・吉岡惇 両先生、堀江保子さん、トヨタの三谷幸生先生など、遠路駆けつけてくださる方が多く、感激しました。 帰国生に限らず、来日する外国人の児童生徒の問題も何とかしたいという熱気も感じられ、意を強くしました。 ◎「AA会議」から半世紀(2005年4月25日付) 1955年4月にインドネシアのバンドンで「アジア・アフリカ首脳会議」が開かれてから、50年が経ちます。 有色人種の国々が、欧米諸国を入れずに結集した 初めての国際会議でしたが、「多様性の中の統一」と「反西欧ではなく、アジア・アフリカ諸国の誇りの上に立った国際協調を」という開会宣言は、今も 私たちの胸を打ちます。 「9・11」以降、各国の関係がギクシャクしているようです。 相手の国に親近感を持つことは大切ですが、相手を過大評価したり 過小評価したりの振幅が大きいと、評価される側には迷惑な話です。 最近の中国や韓国の抗議行動の根幹に、この「苛立ち」があるようにも感じますし、あるいは それを「交渉カード」に使おうとしている勢力も あるでしょう。 逆に、中国・韓国の人たちの考える「平和・安定」に 波風がつきものである点も、踏まえておく必要があります。 常に叩いたり揺すったり捻ったりして“安定・均衡”していることを確認(まるで“打診検査”)しないと気がすまないわけですから、こちらも相手の反応に一喜一憂せず、冷静に伝えるべきことは伝えていく努力をすべきでしょう。 「もう終わった話だろう」と嫌になることもありますが、慣れるしかありません。 ◎小学生にもできるディベート(2005年4月25日付) 『月刊・海外子女教育』4月号に「ディベートを楽しもう」の特集が組まれています。 「英語の補習授業校」の指導者でもある井上 敏之さん(スピーチ・ディベート研究所代表) が 易しく解説してくださいました。 最近は小学校でも、ディベートを取り入れるケースが増えてきましたが、まだまだ“抵抗”もあります。 今回の特集に、「ディベート教育は日本の小学生に必要か?」というテーマが討論の事例として紹介されていますが、“反対理由”の例として こんなものが挙がっています。 「日本の和の精神になじまない。親は協調の文化のなかで育ってきた。小学生のディベーターに『勉強はしなくてもよい』というディベートを挑まれたら 親はどうするのか?(笑)」 こうしたユーモアまで交えることができるようになると、楽しくなりますけど、笑えない方も 少なくないのです。 そんなところへ、岡田 真樹子さん(ICU高校 帰国生徒教育センター長)が、『「話す・聞く」コミュニケーション能力を高める授業』(学事出版刊) を上梓されました。 小学校の現場でも使えるように、易しく具体的に解説されています。 4月号の特集と併せて ご活用ください。 ◎「日本通」養成の支援機関を米国で設立(2005年4月25日付) 21日(木)の朝刊に NPO「CPE (Center for Professional Exchange)」が ワシントンに設立されたというニュースが載りました。 日米の高等教育機関の間の交流事業を手掛けることで、日米の懸け橋となる即戦力の人材育成を目指すものです。 小さな記事で、あまり注目されていませんが、その活動には 大いに期待しています。 ワシントン在住の多田 幸雄さん(サンロック・インスティチュート所長)や丸楠 恭一さん(ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院客員研究員)などが世話人を務められています。 ◎4月の諸行事------------------------------------------------------------------ ★国際ビジネス コミュ二ケーターズ 4月例会--- 4月1日(金)、於:オクスフォード大学出版(東京都港区)。 テーマ『クロス・カルチュラル・コミュニケーション』=Piotr Grzyacz ★第168回ワセダ国際交流亭定例会--- 4月2日(土)、於:ワセダ国際交流亭(東京都新宿区)。テーマ「爆発する中国語の通訳のニーズと展望」=塚本 慶一(神田外語大学教授/元 日本国際協力銀行)。 ★「マレーシアにおけるビジネス機会」セミナー--- [神戸] 4月20日(水)、於:ポートピアホテル(神戸市中央区)。[東京] 4月22日(金)、於:ホテル・オークラ東京(東京都港区)。 基調講演 『マレーシア経済の現状と将来展望、最新政策』=ラフィダ・アジズ(マレーシア国際通商産業大臣)。 ★第10回グローバル化社会の教育研究会--- 4月22日(金)、国際文化フォーラム(東京都新宿区)。テーマは『米国における外国人子女とその家族のための支援--- イリノイ州第15学区の事例から』=萩原 裕子(アメリカ教育相談員)。 ★ACF講座 中央アジアを知る 第29回 講演会--- 4月21日(木)、於:(社)日本貿易会(東京都港区)。テーマ 『日本の対中央アジア政策の新展開』=道井 緑一郎(外務省欧州局)、座長:高橋 和夫(国際政治学者/放送大学 助教授)。 ★第169回ワセダ国際交流亭定例会--- 4月23日(土)、於:ワセダ国際交流亭(東京都新宿区)。テーマ 「寓話の語り手になろう!--- 日本人のこころ、昔、今そしてこれから」=甲賀 美智子(淑徳大学講師)。 ★第11回 IFC国際交流会--- 4月30日(土)、カメリアプラザ9F大ホール。 スペイン語、中国語、ドイツ語、韓国語、ロシア語、日本語、イタリア語、フランス語などが飛び交う“国連並みの面白さ”です。 --------------------------------------------------------------------------------- ◆今年度派遣の先生方の赴任が 始まっていますが、既に赴任されている先生方も含め、ご健勝とご活躍をお祈りします。 また、補習授業校の校長交代のご挨拶を、世界各地からいただいています。 ご多忙な中、限られた資金と人材をやりくりしてくださった ご労苦に、心より 敬服いたします。 学校を離れられましても、引き続きご支援を賜りますよう。 ◆青空文庫の富田倫生さんが 朝日新聞(4月14日付)に「著作権保護期間の70年延長に反対する」趣旨の投稿をされていますが、もっともだと思います。 著作権保護に名を借りた、出版社の既得権保全の企みは許せません。 そんなことより“海賊版天国”を 何とかして欲しいものです。 ◆順心女子学園の学園改革は、今年から「第2ステージ」に進むことになります。 新理事長のリーダーシップの下、「変わる順心<飛躍>と 変わらぬ順心<円熟>」に ご期待ください。 |
◎EGS事務局に熊野 孝さん加入(2005年3月9日付) グローバル化社会の教育研究会(EGS) の事務局に、桐朋女子中学・高校の熊野 孝さん(国際教育センター主任) が加わってくださいます。 桐朋女子といえば、かつては 生江良雄・北原安門・松本文夫といった先生方が活躍されていましたが、現在は 熊野さんが“代表選手”です。 熊野さんの参画により、EGSの活動に 一層厚みが増すことでしょう。 ◎「英語の補習授業校」開校へ(2005年3月9日付) 順心女子学園の土曜公開講座「国際英語」のトライアウトクラス(体験授業+入級面接) は、無事終了しました。 各受講希望者の英語力が、かなり高いレベルにあることが確認でき、4月の開校が楽しみです。 3月末に帰国してくる児童3名にも、喜んでもらえるでしょう。 最終日の5日(土)は、遠山顕さんと室井三紀さんが 小泉八雲の『雪女』を日本語と英語で 演じてくださいました。 遠山さんは 俳優でもありますが、子ども達に ウォーミングアップの早口言葉の実演もしてくださり、「次に会う時までに 練習しておくように」と“宿題”も出されました。 また、室井さんの琵琶の演奏は感動的でして、いつか『平家物語』なども演じてもらえればと思います。 ◎学校の3月は 異動の季節(2005年3月10日付) 早稲田渋谷シンガポール校から 教頭の井上一紀さんが帰国され、渋谷幕張高校の国際教育部で勤務されます。 1992年の開校以来、足掛け14年(教頭は9年)、お疲れ様でした。 また、国際教育部長の室崎 摂さんも帰国されます。 4月からは 国際基督教大学(ICU)高校の 帰国子女教育センター勤務だそうです。 大阪の千里国際学園の入学センター長、井嶋 悠さんは、(NPO)日韓・アジア教育文化センターの理事長に就任されていますので、やはり“勇退”の運びになるでしょう。 ◎田浦秀和さんが バイリンガルの新著(2005年3月10日付) 田浦秀和さんは、千里国際学園等で英語教師を17年勤めた後、福井医科大学の英語教師を4年間経て、京都工芸繊維大学助教授。 英語圏からの帰国生を主対象に長年研究を重ねてこられましたが、ご自身が国際結婚をされていることもあり、教員・保護者の視点を感じさせる研究に定評があります。 このたびの『Bilinguality / Bilingualism in Japanese School-Aged Children』(明石書店刊)では、自然環境の中で英語を体得した帰国生や国際結婚家庭に育つ子ども達が、2言語をどのように習得・保持・喪失するのか、どのように2言語を使い分けるのか、2言語は脳内でどのように処理されているのか、モノリンガルに比べて認知力の成長が早いのか等、バイリンガルの多面性に迫っています。 ◎公立学校の統廃合のニュース多し(2005年3月24日付) 「通学区域制度の弾力的運用について」の文部省通達(1997年)以来、“学校の配置”を見直す動きが急速に進んでいるわけですが、地域社会の“核”を担ってきた学校が消えていくのは、寂しさ以上の問題も生じさせてもいます。 公立学校の統廃合の背景には「市町村合併ブーム」もあり、地域コミュニティーの再編に迫られます。 “おらがムラ”の自信や地元愛、生活環境の維持向上の心などを どう育てていくかが、大きな課題です。 ◎インドネシアでも公立校の統廃合問題(2005年3月24日付) 平中英二さんからも、統廃合のニュース(ジャワポス紙、3月17日付) が届いています。 「大統領特別ファンド(inpres)」によって 1970-80年代に大量に建てられた校舎が、軒並み老朽化に直面している(現に 倒壊事故も多い) こと、約1,100億円の新・増築資金が必要だが 予算は 約143億円しかないこと、40人学級が標準なのに15人以下になっている学校も多いことなどが理由です。 しかし、「統廃合により効率性が発揮されれば、教育の質も向上するのか?」という問いも 投げられています。 国民教育省 教育評価センター長は、「長期的に見れば、学校の統廃合を教育の質の向上や学校の効率的効果的運営の問題の解決策として役立たせることができる。 統廃合はまた、人的資源などの施設設備を節約することもできる」 というのみで、そこで何を教えるのかの話は、二の次になっているのが気になります。 ◎蘇州日本人学校(中国江蘇省) いよいよ開校(2005年3月24日付) 児童生徒数は 予想よりも下回わるものの、70名を超えています。 満杯状態の上海日本人学校(2,200名?)から転校していく子供がいることを期待していた側面もあったのですけど、その点は誤算でした。 家族を上海に置いて父親だけが蘇州・無錫などに“単身赴任”の家庭が多い原因の一つは、病院(とくに小児科・婦人科)が未だない ということもあるでしょう。 小さい都市ですから、ショッピングモールや娯楽施設も限られるでしょう。 しかし、もっと大変なのは 「自分たちの学校を作り上げていく」 という“意志”の結集です。 ◎「日本リメディアル(補習)教育学会」発足(2005年3月28日付) 少子化による受験競争の緩和や“ゆとり教育”で進む基礎学力の低下を食い止め、学生の学力の底上げを図ろうと、22日(火) 発足しました。 最近は、国立大学でも 新入生に「国語基礎」の履修を義務付けるのが、当たり前になっています。同学会の小野 博理事長(メディア教育開発センター教授) が昨春、全国の大学1年生1万3千人を調査したところ、国語力が中学生レベルしかない者が、国立大学で6%、私立大学で20%もいたそうです。 ※ 小野さんは医学博士で、元々は音響工学の専門家ですが、言語学、コミュニケーション科学、高等教育学でも、第一線におられます。 「メディア教育開発センター」は、1978年に国立大学の「放送教育開発センター」として設置され、3年後には「放送大学」を設立しています。 1989年から私立大学にも開放され、1997年から現名称に変更、昨年4月からは独立行政法人となりました。 ◎大学基準協会が認証評価の結果公表(2005年3月28日付) 22日(火)に、34の公私立大学の認証評価の結果が公表されましたが、相互評価で「基準に適合している」のは17校だけだったようです。 2004年度から全ての大学・短大等は、定期的に文部科学大臣の認証を受けた「認証評価機関」による評価(accreditation)を 義務付けられています。 評価結果が公表されることにより “社会の評価”に晒されるので、大学・短大等が自ら改善を図るようになることが ねらいです。 全ての高等教育機関が、5〜7年ごとに教育研究・組織運営・施設設備等の総合的な状況の評価を受けるわけで、認証評価機関としては 「大学評価・学位授与機構」 と 「大学基準協会」 があります。 「日本技術者教育認定機構」や「全国獣医学関係大学代表者協議会」も 各々の関係学部の評価機関ではありますが、大学全体としての評価では、上記2団体のいずれかの“追認”が必要となります。 過去の経緯や制度の問題点等については、こちらが解り易いです。 ◎3月の諸行事------------------------------------------------------------------ ★ジェトロ国際ビジネス講座「海外赴任者研修」--- 3月1日(火)〜4日(金)、於:ジェトロ本部5階(東京都港区)。「アジア現地人材のやる気の高め方と上司力」(1日全日)、「海外での人事労務管理のポイント」(2日午前)、「海外勤務成功の秘訣」(2日午後)、「海外赴任者の安全対策」(3日午前)、「海外赴任者の健康管理問題」(3日午後)、「海外勤務者の社会保険と税務」(4日午前)、「海外子女教育関連講座」(4日午後)。 ★発表会「これからの港区における特別支援教育」--- 3月9日(水)、於:麻布区民センター(東京都港区)。 第一部「特別支援教育の流れと現状、課題」=品川 裕香(ノンフィクションライター)、第二部「港区の特別支援教育仕組み造り検討委員会」=港区教育委員会・NPO法人EDGEほか。 ★JASSO主催シンポジウム--- 3月10日(木)、於:(独)日本学生支援機構 東京国際交流館(東京都江東区)。テーマ「“グローカル”をめざした 留学生と地域との交流」。 ※ 日本学生支援機構(JASSO) は 昨年4月に、日本育英会、内外学生センター、日本国際教育協会、国際学友会、関西国際学友会を統合して発足。 ★SIETAR JAPAN 3月例会--- 3月10日(木)、於:麗澤大学東京研究センター(東京都新宿区)。『好奇心の養成--- 異文化適性の要』=ジャネット・ベネット博士(ICI異文化コミュニケーション研究所 専務理事)。 ★異文化間教育学会 特定課題研究 第2回公開研究会--- 3月14日(月)、於:東京外国語大学 本郷サテライト(東京都文京区)。 テーマ「異文化間教育の語り直し---他者・境界・分節化」=有川 友子(大阪大学)、渋谷 真樹(奈良教育大学)。 ★第3回SMK(汐留で盛り上がろうの会)--- 3月26日(土)、於:フィッシュ・バンク東京 Bar & Lounge MAJESTIC (東京都港区)。 --------------------------------------------------------------------------------- ◆豊穣神のラクシュミー(愛称:シュリ。中国では「吉祥天」)は、鬼子母神(ハーリティー)の娘で、ヴィシュヌの神妃です。 女神の中では 第一の人気者。 東南アジアでも、地名や会社名などに「シュリ」を冠したものが 無数にあります (琉球の都もそうですね)。 それが「おひな様」になってしまうと、もう“別人格”です(笑)。 ◆順心女子学園の「学園日誌」が“新装開店”しているのをご存知ですか? とくに今回、「音楽科の先生」のページが設けられました。 こういうものを 以前から出したかったのです。 年度末試験も終わると、高校生の百人一首大会が始まるほか、アメリカの姉妹校カステレア校への交流学習一行も出発します。 それぞれの生徒が春休みの活動に入っていくわけですが、楽しく有意義な休暇を過ごしてくれることを祈っています。 ◆金子 暁さんの「広尾の微風」は、“教師の本音”が分かって面白いですし、学園の“熱気”も伝わってきます。 今後 どう展開していくのか、楽しみですね。 ◆大相撲の春場所が終わると、いかにも「年度が終わった!」という感じになります。千秋楽は「最終日」の風流な代名詞ですが、一年の幕が下りたら直ぐに次年度の準備に取りかかるのが、私たちの習いです。旅立つ人を見送る寂しさも、新人を迎える準備の慌しさの中に紛れていきます。 ◆『政策空間』2月号から 目白大学の丸楠 恭一教授 (米国ジョンズホプキンス大学高等国際問題大学院客員研究員)の論考が 連載中です。 私たちの自尊心や生き方にも関わる大事な視点を提示されています。 ・ 現代日本における政策と「知識の社会過程」 ・ 現代世界における「普遍」と「特殊」 ◆『母の友』(福音館) 4月号から、渡辺鉄太さん(『もりのへなそうる』の“てつたくん”は大人になっています)の子育てエッセー連載が始まりました。 「Walking with Ringo, 鈴吾郎との山歩き」のタイトルで、メルボルンの私生活やダンデノン山の自然などが紹介されています。 |
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◎「世界の科学教育」をテーマにシンポジウム(2005年2月1日付) 先月8日(土)、理数系研究者のネットワーク「高等教育フォーラム」(事務局:東京大学教養学部 松田良一さん)主催で 開かれました。 日本の理数教育軽視とそれによる学力低下の現状に警鐘を鳴らす発言が相次いだそうで、義務教育での理科や算数・数学の授業時間数を増やすことや教科書の練習問題量を増やすことなどの具体的な提言もあったそうです。 数年前「百マス計算」がマスコミに持てはやされたことがありましたが、肝心なのは教材ではなく、数の概念の習得と計算練習量をどう確保していくかです。 あくまで“道具”であって、使用に当たり「適正な目的と使い方」が認識されていなければ 効果は望めません。 小学校時代にやるべき計算練習量が不十分であれば、中学・高校に進んでから数学が伸び悩み、苦手になるケースは結構あります。 また、何の教材であれ、一人ひとりの状況に合わせて指導する“きめ細かさ”が必要です。 ◎MLS ミニプロダクション公演の日程(2005年2月1日付) 子どもの英語教室ながら、本格的な英語劇の公演を目的とした学習の成果を 目の当たりにできます。 英語指導法に興味のある方には 必見。 すべて入場無料です。 <日 時> <公演会場> <上演作品> 2月11日(祝) 都筑公会堂 「アラビアンナイト」「ピノキオ」 2月12日(土) 箪笥区民ホール 「シンデレラ」「ピノキオ」 2月13日(日) 角筈区民ホール 「アラビアンナイト」「ハメルンの笛吹き」 2月20日(日) 角筈区民ホール 「子やぎと狼」「オズの魔法使い」 3月21日(祝) 三鷹市公会堂 「不思議の国のアリス」「雪の女王」 ◎塩川正十郎先生がマレーシアの「タン・スリ」に(2005年2月10日付) 東洋大学前理事長で 前の財務大臣(愛称:塩爺)ですが、昨年6月、マレーシアで「パンリマ・マンク・ヌガラ勲章」(=民間人に与えられる最高の勲章)を綬賞され、「タン・スリ」の爵位を付与されました。 このたびマレーシア政府の要請に応えて、クアラルンプールで行われる授与式に出席のため、22日(月) 出発されます。 ◎「英語の補習授業校」に 応援が続々(2005年2月10日付) スピーチ・ディベート研究所の井上敏之さんと Tim Wrightさん(大妻女子大学)が 特別講師として参加くださることになりました。 26日(土)の体験授業を前に 「子供に夢を与えたいと思っていますので、出来るだけ“わかりやすくて、おもしろくて、ためになる”授業を心がけます」とのメッセージ。 昼食時間も、子ども達に付き合ってくださるそうです。 翌週の3月5日(土)の体験授業では、遠山 顕さん(NHK講師)が 一人芝居を特別に演じてくださるとのこと。これを間近かに見られる子ども達は、幸せですね。 なお、ホームページや会報などでご紹介くださる方々も 少なくありません。ご支援ありがとうございます。 ◎「日韓友情年」に“韓流”のシンポジウム(2005年2月14日付) サッカー世界選手権の日韓共同開催を契機に、“社会現象”といわれるほど 韓国への関心が高まり、いまや「韓流ブーム」と呼ばれるようになりました。 この“社会現象”をジェンダーの視点から徹底解明しようというシンポジウムが開かれます。 「韓流ブーム」を生み出しているという中高年の女性たちが見つめているものは何なのかを、今日の日本社会の状況や日韓の歴史を踏まえつつ探っていこうというものですが、日本の若者達にまで共感を得つつある現実を考えてみるには よい機会でしょう。 2月26日(土)、於:(学)城西大学 東京紀尾井町キャンパス(東京都千代田区)。 テーマ 『ジェンダーで読む<韓流ブーム>---今なぜ「冬のソナタ」か』 ◎「次世代TOEFLは 何を変えるのか」(2005年2月21日付) 18日(金)のグローバル化社会の教育研究会で、とくに注目を集めたのが 「independant task」と「integrated task」でした。 私たち日本人は“みんな一緒に”やることには長けていますが、“一人で立ち向かう”訓練を受ける機会は 余りありません。 それは 外国語の習得とは別の次元の問題といえるでしょう。(TOEFLのETS公式ウェブサイトもリニューアルされ、より見易いものになっています) 先週、英語の補習授業校の打ち合せをしている時にも、遠山 顕さん(NHK講師)が、「独演力を伸ばすことが大事です」と話されました。 人前に立って 相手の心を引きつける演技ができることを、「carry the show」というのだそうです(例えば 歌手が1曲歌いきる間、聴衆を魅了しておくことができない場合は「She cannot carry the tune.」といいます)。 一人ひとりがコミュニケーションを“もたせる”力を身につけていく訓練は、小学校時代から必要なのです。 3月末に帰国予定の小学生が多く申し込んでくださっているのは、そうした場が少ないことに対する不安感からでしょうね。 ◎インドネシアの教育法人法案(RUUBHP)(2005年2月21日付) ジャカルタの平中英二さん(文部科学省より出向)から、関連の新聞記事(2月17日付 スアラ・プンバルアン紙)が送られてきました。 16日(水)に政府原案に対する公聴会が開かれたそうで、インドネシア私立高等教育機関協会(APTSI)を はじめとする「教育関係ステークホルダー」が一堂に会して、不満が噴出した模様が伝えられています。 その一つは、教育法人に統合される教育実施者(設置者?)の規定が、実施者内部の紛争を引き起こすと考えられていることです。 例えば、ムハマディア教員連盟(独立前から設立され、1,309校の附属校を有する)では、政府案が導入されると 現在の法人組織の下に無数の法人が生れる(各校が法人となるため)ことになります。 またマアリフ教育機関(LP Ma'arif)やMPKなど 他の教育法人でも 同じ点が懸念されていて、同法案の“段階的かつ柔軟な実施”が求められています。 “建学精神”に関わる深刻な危機なのですね。 ◎2月の諸行事------------------------------------------------------------------ ★第1回ソーシャルアントレプレナー講座--- 2月16日(水)、於:六本木アカデミーヒルズ(東京・六本木ヒルズ49F)。 テーマ 『ソーシャルアントレプレナーに関する基礎知識』=竹中 平蔵 (経済財政政策・郵政民営化担当大臣)ほか。 ★第9回グローバル化社会の教育研究会--- 2月18日(金)、於:国際文化フォーラム。 『 次世代TOEFLEは 何が変わり、何を変えるのか』=高田 幸詩朗(国際教育交換協議会TOEFL事業部長)。 ★統治構造研究会--- 2月19日(土)、於:六本木アカデミーヒルズ・スカイスタジオ(東京都港区)。テーマ 『憲法改正について』=仙谷 由人、鈴木 寛、達増拓也、松井 孝治ほか。 ★第2回SMK(汐留で盛り上がろうの会)--- 2月19日(土)、於:フィッシュ・バンク東京(東京都港区)。 ジャンポール・ゴルチエのプレス担当 小林美那子さん(22歳)が企画する異業種交流パーティーです。 ★第8回高校生のフォトメッセージコンテスト授賞式--- 2月26日(土)、新宿文化センター (東京都新宿区)。主催は (財)国際文化フォーラム。 ★在日インドネシア人による「ヘルプ・アチェ・デー 」--- 2月26日(土)、於:東京インドネシア人学校(東京都目黒区)。 バザー&フード(インドネシアの味覚)、チャリティコンサート(午後2時〜。入場料 1,000円。インドネシア舞踊、ガムラン演奏、コーラスなど)。 ★ワセダ国際交流亭 第167回 定例会--- 1月26日(土)、於:文際交流協会(東京都新宿区)。 テーマ「馬頭琴とモンゴル--- 大草原のひびき」=大内 雅彦(馬頭琴演奏者・作曲家)、菊地 薫(国際交流馬頭琴協会)。 ★あじあさろんシネマクラブ 特別講座--- 2月27日(日)、於:インドネシア共和国大使館 ロビーホール(東京都品川区)。テーマ 『ビューティフル・デイズ』からインドネシアの魅力を探る』=江戸木 純 (映画プロデューサー/映画評論家)ほか。 --------------------------------------------------------------------------------- ◆「イラクのアンネ」と呼ばれる24歳女性の日記『リバーベンド・ブログ』は、涙なくしては読めませんね。 戦火の中のバグダッドで、停電の合間をぬって書き続けられる“肉声”……池田真里さんが、日本語に翻訳してくださっています。 ◆13日(日)、順心女子学園のダンス部公演が行われ、躍動感あふれる演技を 胸を熱くしながら眺めていました。 出演者は5名だけなのに 2時間半にわたって飽きさせません。 卒業生達も、明るく元気な自己表現を いつまでも続けて欲しいものです。 ◆NTS教育研究所のサイトの「Honma Note」で、本間勇人さんが順心女子学園をご紹介くださっています。 ここまで評価していただけると面映いのですが、嬉しくもあります。 東急電鉄の月刊誌『サルース』3月号にも、順心女子学園が紹介されています。 東急線の全駅と東急ストアで、20日(日)から配布が始まりました。 お目に留まりましたら ご覧ください(注: Webサイトには 出ません)。 ◆グローバリンクスの岩城 雅さんから『日中比較による異文化適応の実際』(溪水社)の推薦をいただきました。 異文化適応を「認知」という領域に着目し、論理療法の観点を取り入れた 異文化研究だそうです。これが難しかったら、こちらをどうぞ(笑)。 |
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◎米国で“脱クリスマス”論争(2005年1月1日付) 暮れの20日、共同通信社(ロサンゼルス)からのニュースです。 年末のあいさつから「クリスマス」という言葉を避けるように取り決め(カリフォルニアの小学校職員)、スクールバスの中でクリスマスソングを流すのを禁止(イリノイ州の小学校)、メーシーズ百貨店が顧客への宣伝やあいさつで「クリスマス」の表現をやめたこと、などが紹介されています。 イラク戦争の出口が見出せない情況の中で、いわゆる「ポリティカリー・コレクト」(政教分離、宗教表現の自由、民族差別排除などに適った表現)の風潮が 高まっているようです。 日本人の感覚では当然のことですが、米国では KKKなどキリスト教右派・過激派の反発は必至で、当分 ギクシャクしそうです。 IC文庫フェスティバルのニュース(12月 1日付)で 「“宗教色”を消したいという配慮もあるようです」と書きましたが、これも「ポリティカリー・コレクト」の趣旨に沿うものでしょうね。 ◎帰国子女のための「VSO算数教室」開校(2005年1月1日付) 「海外の学校では、算数が大好きだったのに…」といった悩みをもつ帰国子女のための算数塾です。 JICAや青年海外協力隊のOB、公立小学校の元校長など、海外・国内双方の学校事情やカリキュラムを熟知した教職経験者が、ていねいに指導します。 問い合せは 岡東さんまで。 日 時 1月 8日〜3月12日 毎週土曜 (全10回) 小学3年=10:00〜11:20、小学4年=11:35〜12:55、小学5年=13:10〜14:40、 小学6年=14:55〜16:25、中学1年=16:40〜18:10 場 所 「ブイ・エス・オー(Veteran Service Overseas)」(東京都渋谷区渋谷1−10−1 八千代ビル4F) 受講料 小学3・4年 32,000円、小学5年以上 36,000円 * 登録料は 5,000円。 ◎インド洋地震・津波の死亡者、増加の一途(2005年1月9日付) 8日(土)には、ついに15万人を越えました。 地震の震源地は北スマトラ沖ですから、アチェ市近辺でも相当な被害が出ているのですが、津波被害の大きさの前に、いささか霞んでいます。 救援・復興作業が迅速に進むことを祈ります。 ジャカルタの平中英二さんから「1月2日時点で地震津波災害対策本部が得た情報では、ナングル・アチェ・ダルサラーム州の人口 4,238,286人のうち、死者が 52,799人、行方不明者が 3,128人、避難者が243,970人となっている」といった現地紙の記事が 次々と送られてきます。 州教育局では、教員 2,500人が死亡したと推定しており、まさに壊滅の状態です。 被災地の教育のために、州外の教員を呼び寄せて州内各県に配置する計画もあるそうです。 ◎「TOEFLテストスコア利用実態調査報告書」が完成(2005年1月9日付) CIEE国際教育交換協議会では、2004年調査の報告書を配布しています。 1999年、2001年に続く調査ですが、今回は格段に充実され、全国の大学・短期大学等でTOEFLが活用されていることが、よく判ります。 今年9月から「次世代TOEFLテスト」も導入されるため、グローバル化社会の教育研究会では 2月18日(金) 第9回研究会に高田 幸詩朗さん(国際教育交換協議会TOEFL事業部長)をお招きし、お話を伺います。 帰国子女入試や海外留学に際し、TOEFL は すっかり定着した感がありますが、米国プリンストン ETS本部の現状から 国内の活用状況やスコア分析、「Speaking Section は どういうものになるのか」といったことまで、理解を深めたいと思います。 会場は、いつもの国際文化フォーラム。申し込みは、こちら。 ◎受験シーズンが開幕(2005年1月18日付) 15日(土)の大学入試センター試験が始まり、埼玉県を皮切りに、高校入試も順次解禁となっていきます。 東京都内の私立高校の推薦入試は、22日(土)から始まりますが、都立高校の推薦入試(在京外国人枠を含む)は 27日(木)です。 ◎帰国生・外国人児童の「英語の補習授業校」(2005年1月18日付) 昨年の教育フェア「ガンバレ、帰国生!」(11月23日)では、「日本の学校での学力を伸ばしていくためには、ある程度の英語の保持伸張が不可欠」ということが 話し合われました。 公立小学校に通う帰国生や外国人児童にとっては、週1回だけでも「第一言語で思いきり話せ、学習できる場」が必要なのです。 こうした切実な要望に応える場として、順心女子学園(東京都港区) で「英語の補習授業校」が4月からスタートします。 ◎カニングハム久子さんの講演がサイト掲載(2005年1月18日付) 『対話できない教師 叱れない親---アメリカの失敗に学べ』(学習研究社)のカニングハムさんは昨年秋、さかえ幼稚園(東京都羽村市)で講演されました。 その講演録「アメリカから見た日本の子育て」が15日、サイトに掲載されています (後編は 2月15日up)。 「“子育て”役の親が我が子を“家族の一員”という私的なレヴェルから、地域社会へ、さらに国を造る一員として育てる目標を見据えるようになって欲しい」というカニングハムさんのメッセージに、切迫感が滲んでいます。 ◎「半言語」に注意を(2005年1月25日付) 帰国生の教育相談に対応したり“お受験”の現場に関わっていまして、半言語(Semi-lingual) の深刻さを つくづく感じます。 3歳から6歳くらいの母語確立の時期に海外渡航し、現地の幼稚園やインター校幼稚部に 安易に入れてしまったために 日本語も英語も中途半端になっている子どもが 少なくありません。 自分の気持ちや感情も表現できにくくなっている状態で、焦って“お受験”の進学塾に通わせられ、いっそう症状を悪化させられている受験生に出会うと、こちらが途方に暮れることもあります。 まして「他の学校も受験したいので、その学校の発表まで入学手続きは待って欲しい」と言われると、こちらは 受け入れの準備(講師の手配など)には 取りかかれませんから、ますます責任を負いきれなくなるのです。 ◎「英語の補習授業校」に大きな反響(2005年1月25日付) ICBA国際児童文庫協会の増岡桂子さんから、運営委員会の翌日、次のメイルをいただきました。「話す、聞く、読む、書く・・・だけでなく、幅広いカリキュラムを望む声がありました。 現在ICBAの中で話題になっているのですが、日本の子どもたちは自分の考えを論理だてて相手に伝えることが苦手。 英語を上手く話せないのは英語力だけではなくそういう訓練をしていないからだと思います。」 そうなのです。言いたいことや自分の考えをもつ、論理的に表現する、相手が解りやすいように工夫する、といった訓練が足りません。 そうしたスキルが身についてくると、子どもは自然に本を読むようにもなります。 ◎1月の諸行事------------------------------------------------------------------ ★IGBネットワーク設立記念シンポジウム--- 1月 7日(金)、於:日本貿易振興機構(JETRO)多目的会議室 (東京都港区)。 基調講演(1)「Managing Business Across Cultures」= Dr. Fons Trompenaars (オランダ経営コンサルタント)、(2)「Global Competency Assessment」= Dr. Allan Bird (米シンクタンクのコーザイ社)。 分科会=(1) 異文化多様性マネジメント、(2) グローバルコンピテンシー開発プロジェクト、(3) 財務の視点からのM&A戦略。 ★ワセダ国際交流亭 第166回 定例会--- 1月22日(土)、於・文際交流協会(東京都新宿区)。テーマ 「ITで変わる隣の国々、出遅れる日本、そして我々の未来への選択」=川村 受映(李 基愛。恵泉女学園大学講師、リンゴの木の会代表)。 ★構想日本主催 第91回「J.I.フォーラム」--- 1月25日(火) 午後6時半〜、於:銀座ソニービル8F ソミドホール。テーマ 「教育現場に対する市町村長の熱い思い!」。 ★日本マレーシア協会主催「マレーシアでロングステイ最新事情」--- 1月31日(月)、於:内幸町ホール(東京都千代田区)。 テーマ 『ペナン島のロングステイ最新事情・手続き情報』=石原 彰太郎 (ペナン州政府観光委員・ペナン日本人会 理事)、新井 卓 (日本マレーシア協会 専務理事)。 --------------------------------------------------------------------------------- ◆古屋紀人、Jimmy Niblock、Timothy Rabone、川村正宏 の皆さんが、蘭・独・米など海外のパートナーと共に、グローバル組織人事・異文化対応訓練の会社を設立されました。 その名も「IGBネットワーク(グローバル組織人材開発研究所 The Institute of Global Business)。 円滑な“離陸”を祈ります。 ◆昨年の国際教育ニュース最終版には 大変な反響があり、改めて感動させられました。 タイトル変更に対して 賛否 相半ば……悩んでしまいますね。 とりあえず 「小山の教育通信です」のタイトルで、今年はスタートさせていただきます。 引き続き ご愛読・ご支援を よろしくお願い申し上げます。 ◆『月刊・海外子女教育』1月号の特集「世界の暦と祝いごと」は、圧巻でした。 24ページにわたって世界各国の年中行事や風習が紹介されていますから、“保存版”にしてとっておきたいです。 ただし、「日本のお正月のような風習」が 便宜上「……のお正月」と表現されているようですので、それを“新年(1月1日)”と誤認しないでください。 ◆クアラルンプール日本人学校の 現地理解教材『資料集 MALAYSIA 2004』を石山由美さんからいただきました。十年前に苦労して作った「マレーシアの遊び」の資料(元は 教員研修用) も新たに収録されていて、嬉しく拝見しています。 ◆東京は、時々雪がちらつくほど冷え込んでいます。 とくに 熱帯や南半球から帰国される皆様は、防寒具と乳液(orスキンクリーム)を用意され、タラップを降りる前に しっかり準備をするようにしてください。“高温度凍傷(しもやけ)”になり易いですから。 |
2004年12月以前のニュースは こちら。
◎昨年11月23日(火)の 第2回教育フェアに ご協力・ご支援ありがとうございました。
← 当日の概要や 参加者のアンケート結果なども
ご覧ください。