最初の新性能電車として登場。1957年当時はモハ90型として製造され、1959年から「101系」
と名乗る事になった。加減速度を飛躍的に向上させたこの車両は、都心の各路線や
大阪環状線等に投入され、輸送力改善に一役買ったが、完全な車両とは言いにくい状況で、
早々と後継の103系が誕生、主役の座は譲る事になった。とはいえ、1500両近くの車両数を
誇っており、その功績からも鉄道史上名高い車両である。 その後、続々と新車が投入されるたびに廃車が相次いだ101系であるが、Mc-Mc'を組める系列が 101系しかなく、そのため南武支線では非常に長生きする事になった。 しかし、205系1000番台投入がとうとう始まり、現在は一応引退した形になっている。時折 運用の都合で代走に入る事もあるが、完全に見納めになる日は近い。 |