一時代の山手線の代名詞だった205系。渋谷にて。 電車の省エネルギーという点に力を入れ始めた国鉄が、さらに製造コストも下げるべく 開発されたのがこの205系である。国鉄としては初めて、軽量ステンレス車体を導入した。また、 201系とは異なり、界磁添加励磁制御を採用している。
試作車4編成(窓が上下二段式)を経て、その後本格的に山手線に投入され、3年間で山手線は 全て103系から205系に置き換わった。JR化も増備が続いたのが特筆される点で、首都圏の 通勤路線に続々と投入されていった。その過程では、デザインや機器類の見直しも行われており、 様々なバリエーションが発生している。
山手線へのE231系投入に伴い、最近では他路線への転出が話題を呼んでいる。特に注目されたのは、 中間車の先頭車化改造で、右下の画像のような顔である。

武蔵野線・京葉線の205系はこのような顔。  最近の中間車改造によって誕生した205系はこのような顔。
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