ありし日の「こだま」100系G49編成。東京にて。 新幹線のサービスアップを期して、1985年に登場。目玉は2階建て車両である。 その他、とんがった鼻や豪華な車内設備が光った。
上記の事を最優先にしたため、スピードアップは見送られ、それまでの0系と同じ 220km/hとなった。左のG編成の他、2階建て車両を4両連結した「グランドひかり」用の V編成など、バリエーションが豊かな系列でもあった。
新幹線のスタイルの幅を広げたこの車両は、登場当初から「ひかり」を中心に活躍。一時は 東海道新幹線の最大勢力となった。しかし、東海道新幹線は次第にスピードアップを追求する 時代に入り、2階建て車両にあった個室の利用も芳しくなく、 2003年10月1日、東海道区間の全列車270km/h運転を実施するダイヤ改正を前に、東海道区間 からは引退する事になった。一部は西日本で短編成化されて活躍している。

2階建て車両。  車内。
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