急行飯能行きの3003F。飯能にて。 池袋線用の新形式として1983(昭和58)年に登場した車両。車体は301系をベースとし、足回りは 2000系で採用された、電力回生ブレーキ付界磁チョッパ制御としている。
8両固定編成ということで、各駅停車運用が基本となっているが、昼間には優等運用にも 入っている。実は製造編成数が少ない(わずか9編成72両)。3ドア車として新製されたが、 すぐに4ドア車の需要が高まったことが原因である。現在も、西武鉄道の車両の中では 運用が制限されやすい車両の1つで、使い勝手がいいとは言えない存在となってしまった。

余談だが、各駅停車運用が多い関係で、編成数が少ないながらも 私が最もお世話になっている車両と言える。

運転台。  301系との相違点の1つ、ドア間窓。