「ラスボス」ランキング!

GAC界において、「ラスボス」とは大変重要なポジションに存在しているものだ。ある意味でヤツらは、没個性的な主人公よりも重要かもしれない。
恐怖、悪のオーラ、威圧感、圧倒的なパワー……。その全てが、オレたちの心を掴んで離したり離さなかったりする。
そんな中で、ここではそこでいう「心を掴んで離さない」ラスボスというか……。 端的に言うと「オレの中でラスボスといったら誰か?」と自問したときに、思い起こされるトップ10というものを考えてみた。
好き度ではなく、「ラスボスっぽさ」こそ真に重要。このランキングではそこが大事だ!
ちなみにプレイ中ゲームのラスボスを知っちゃったりしたら大変なので、ここでは名前に反転をかけてあります。平気な人のみどうぞ。

  10位:ダオス (テイルズオブファンタジア)

彼は、決して「悪者」ではなかった。だからこそ、彼との戦いはプレイヤーに対して強い印象を与えるんだ。
「強さ」という点に関してはそれほどの圧倒的さを感じはしないけど、「ラスボス」としての強固なイメージはやっぱり高いんだよ。

  9位:ラヴォス (クロノ・トリガー)

「全ての元凶」という言葉がピッタリと当てはまる気がする。「悪の元凶」でもなく、つまりは「世界崩壊の元凶」だ。
崩壊した未来で垣間見ることのできる「A.D.1999 崩壊の日」の映像。アレを見たときゃ身体が震えたもんだ。

  8位:ケフカ・パラッツォ (ファイナルファンタジーVI)

これほど典型的な悪役もいまい。それが、まず初めにコイツに対して思うことだ。
ともあれラスボス戦の作り方はかなり好き。最大12人のメンバーが協力して真の三闘神の頂上を目指し、それに伴い荘厳とも言える音楽が流れる。 そして頂上に陣取るコイツの元へたどり付いたとき、バックに映る地平線から広がる光の帯。堕天使と言うに相応しいコイツの姿。
世界中から集まった仲間、全員が協力して「強大な悪」に立ち向かう構図がすんごくカッコ良くねえ?
まあ普通にやってりゃ最初の1パーティーだけで楽々勝てちゃうじゃんとかいうツッコミは無しの方向で(笑)。

  7位:ゾーマ (ドラゴンクエストIII)

「ラスボス」というか、「魔王」だ。そう、「魔王」の代名詞といったらコイツだろう。やっぱり。
威風堂々としたその姿と物腰は、まさしく「魔王」としての威厳たっぷり。故に「ラスボス」としての印象も強いわけさ。

  6位:オディオ (ライブ・ア・ライブ)

とりあえず、コイツとの闘いに至るまでの「過程」がヤバイ。だからこそ、ラスボスとしてのコイツには万感の思いだ。
「セントアリシア」という技名には震えたなぁ……。

  5位:エッグ (サガフロンティア2)

「この長きに渡る戦いに純然たる決着を」。コイツとのラストバトルは、イメージ的にそんな感じだ。
長い、永い物語に終止符を打つ闘い。その中核を成すコイツというラスボスは、やっぱり「至高」の一言だ。

  4位:ラウ・ル・クルーゼ (機動戦士ガンダムSEED)

正直言って、それまでのコイツは「地味」だったと思う。そういう意味で、他のラスボスのように「そこに至る過程」が重要な要素になってはいない。
しかし最終戦でのはっちゃけぶりは、他の追随を決して許しはしない! てか喋りすぎ、弾けすぎっ!!
強さはもちろん威圧感(?)のレベルも相当に凄くて、とにかく一度見たら忘れられないラスボスだよな。搭乗機もヤバイし。

  3位:サルーイン (ロマンシングサガ)

ロマサガのボスは全員が全員ヤバイとはいえ、やっぱ一番「それっぽい」のはコイツだろう。
オレが言っているのは『ロマサガMS』のではなく、あくまでSFC版『ロマサガ1』のアイツ。とりあえずグラフィックからしてヤバイ!
そして圧倒的な威圧感はもちろん、強さもまた圧倒的。流星剣で全員にダメージ500とか、もうどうしろっちゅーねん!!
やっぱ、ラスボスといったらコイツは外せないだろうな。

  2位:ディオ・ブランドー (ジョジョの奇妙な冒険/第3部)

第1部ではなく、あくまで第3部。そこが重要だ。
2部のアレ、4部のアイツ、5部のヤツ……。どいつも「良い」レベルではあるものの、オレ的には心底「ナイス!」とは言えなかった。ラスボスとして。
しかし3部のこの方は、何は無くともオーラがヤバイ! 台詞もヤバイ! やることもヤバイ!! とにかく最高なラスボスだと思うよ。
なんつーか、まさに「悪の華」ってヤツだろうな。

  1位:ギーグ (MOTHER シリーズ)

そして栄えある(?)ラスボスランキングのトップ。それはオレの中で、迷うことなくコイツに決定している。
そう、コイツはまさに、「キング・オブ・ラスボス」の称号を冠すに相応しい存在だと思うのである。
『1』のアイツも『2』のアレも。どちらも等しく最高……というか最高すぎる! 台詞や姿という表層部分はもちろんのこと、その内側からにじみ出る常軌を逸した威圧感と負のオーラの濃度といったら! 強い弱いではなく、アイツとのバトルほど心拍数の上昇したラスボス戦も無かったよ。
そんなわけで、オレは、未だコイツ以上の存在感を示すラスボスを見たことがないんだ……。

あとがき

「ラスボス」というのはやっぱゲーム用語なわけで、当然ながらゲームのラスボスが多くランクインした。
しかしそんな中、2人しかいなかったアニメ・マンガキャラの順位は4位&2位と奮闘。まぁそれは、彼ら2人がヤバ過ぎるのか(笑)。
ともあれこのメンツを眺めてみると、「強さ」というのはラスボスの絶対必要条件ではないらしい。むしろ「威圧感」「存在感」の方が重要と。
簡単に言うと地味じゃ駄目ってことですか(笑)。

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