噛ませ犬。ああ、これはなんて素晴らしい言葉なのだろう。
噛ませ犬とはすなわち、負けるためにいるキャラのこと。負ける前提で登場したキャラのこと。「敗北」でアイデンティティを確立したキャラのこと。
ああ、これほど儚く崇高で、見ていて笑いを誘う涙の溢れるキャラが他にいるだろうか? 噛ませ犬とはある意味、作品の基盤を担う超重要キャラなのである! (そうか?)
ともあれ、早速始めてみましょう「噛ませ犬ランキング」! こんなヤツらに紙面を使うのも勿体無い(笑)ので、ポンポン行くぞぉ〜!
……ちなみに意外だったのは、オレのイメージ的には『ドラゴンボール』のキャラたちがランクインしなかったこと。まあヤムチャやクリリンってのは「噛ませ」というより、「ヘタレ」っつった方がしっくりくるからな(笑)。
要するに、イドのやられ役にちょうど良かったってことだよな? MAXダメージ喰らってバラバラにされました。
14位:ジャック・O (アーマードコア ラストレイヴン)機体ボロボロ、腕ぶっ壊れ状態で闘うというのはある意味でギャグ。要するに、パルヴァライザーに噛まれてました。
しかもボロボロ状態のが印象強すぎて、「ジャック・Oっていつもボロボロで弱いんだよな〜」とか言われる始末……。
「地味に強い」のが災いし噛まれ易いが、そこまで「ヘタレ」感は高くないのが救いか。でも兄貴に勝たせてもらった以外、勝ってませんがな。
12位:東仙 要 (BLEACH)なんだか内輪の方に噛まれてました。十一番隊隊長に噛まれた九番隊隊長……。
いや、まあアレは相手が悪かっただけと言えなくもないですが……。
「バイオシリーズ」ではなく、あくまで『ベロニカ』限定。なぜなら……
彼のアレクシアに対する噛まれっぷりは、そりゃもう凄かったですからねぇ。
「武から身を引けい」。
でもねぇ、ちょっとねぇ……。「噛ませ」の本分をまっとうするためには、やっぱ本人が「ある程度強い・もしくは強く見える」ことが必須であり……。
やっぱりコイツは、噛ませとしてもCランクなのであった。
千石さんは二度負ける。しかも2年が相手だってばよ!
「Jr.選抜」だなんて、これまた噛まれ易い肩書きを持っていたのがマズかった。というか……ヘタレ?
核兵器VS竹ヤリ…………ぶへあっ!!(←ワンパンKO)
とはいえ、この程度の噛まれっぷりは『刃牙』世界じゃ常識(?)ですがね……。
もはや「牛尾キャプテンが効かない!?」(ミサイルが効かない!? と同じノリで)というシーンのみに利用されている気もするこの人。
むしろラストの数巻に、出番らしい出番あったか?
切原にポコポコにされたのがマズかった。
Jr.選抜より上位の噛まれステータスである「全国区」などという看板を引っさげた挙げ句、今大会最速記録をゲットされたのは伝説ですな。
「きょ………じ………ん………」
このくらいのレベルになると、噛ませだらけの刃牙ワールドにおいても「殿堂入り」クラスになってくる。
まあ「所詮は本部の弟子」だと考えれば、まあ納得と言えますがね……。
ガーレンもまた、二度噛まれる。勝ったのは唯一アナコンダという罠……。
とはいえオレ個人としては、「ガーレンは十分に強い」と思ってはいるんだが。だけどもやっぱ「噛ませ」感は拭えませんです。
ただし今になって考えれば、ガーレンがシコルに負けたことが本気で信じられんのだが……。
「前回優勝」の肩書きは伊達じゃない。伊達じゃなく噛まれ易い。そして噛まれた。しかも一回戦で。
いやぁ、やっぱ「肩書き」ってモンは便利だよ。「コイツはこんなに強いんだ!」なんてことを細かく説明しないでも、イッパツで噛ませられるんだからさ。
秘奥義「1ページ噛まれ」を成し遂げた伝説の男。もう全てにおいて、この方はヤバイ。
大仰な選手紹介から始まり、その後の展開、台詞、構図、ノリ……全てがもはや神がかり的。鬼兵さんは噛ませ界の神になる!!
そしていよいよ発表される、噛ませの帝王とは!? そう、そりゃあもちろんコイツしかいないだろう!
「たとえ瀕死に追い込まれたとしても、必ず殺――――!!!!」………終わったよ、何もかも……。
やはりというか、『刃牙』系は多い。当然といえば当然の結果だ。
上位5人あたりは、なんつーか……ホントに「そうそうたるメンツ」だよなぁ……。