『SEED』名台詞ランキング!

今回39793HIT(ミラー)のキリリクを頂きましたので、『ガンダムSEED』シリーズの歴代名台詞ランキングを実施することにしました!
もっとも「名台詞」と言いつつ、今回は前回実施した「『テイルズ』名台詞ランキング!」とは少々趣向を変えてみることにした。

前回『テイルズ』の名台詞ランキングを実施した際は、「オレが好きな台詞」ではなく、あくまで「オレが名台詞だと思う台詞」にこだわったランキングを作ったわけだが、今回はその逆。要するに「名台詞」という前提に強くこだわることより、単純に「オレ自身が好きな台詞」を念頭に置いたランキングにしてみたわけだ。リクを下さった方、方向性がちょっとズレてしまいすみませんっ!!(汗)

ただ、オレがそれを決めた背景には大きな理由があったりもする。
そう。『テイルズ』の場合は、「名台詞」と「好きな台詞」とをけっこうバラバラに考えることができたんだ。「感動できる名台詞」と、「印象に残る好き台詞」というのが頭の中で二分されていたという感じか。
しかし、対する『SEED』の場合はそうじゃなかった! この作品の台詞について考えてみたところ、「好きな台詞」ならメチャクチャ多かったわけだが、それを「名台詞」と位置付けるには語弊のあるモノばっかりで(笑) もっとも中には「名台詞」と呼べるモノだってあるものの、少なくともオレが『SEED』シリーズで「ヤバイほど好き!」な台詞といったら、名台詞よりむしろ「インパクト台詞」のが圧倒的に多かったんだ!!

だから、あくまで「名台詞」にこだわり「ベスト10」とか小規模なランキングをやるよりは、やっぱり「単純にグッドな台詞・好きな台詞」まで範囲を拡大し、大規模なランキングをやった方が面白いだろうと判断! というわけで、今回は「好き台詞」にこだわったランキングにしてみようと思いました!

そしてまた、そう決めたからには話が早い!!
『SEED』シリーズ屈指の好き台詞をどんどん挙げていったら、簡単に60数個を数えてしまって(笑)
よって今回は、「C・ランキング」でも初となるトップ50のランキングを制作することに致しました! せっかくのキリリクでもありますしね!

ただしその結果…ひとつ、大問題が発覚してしまいましたっ!!
オレは『SEED』シリーズの好き台詞を60数個挙げまして…そんでもって、その中から「上位50個」を選抜してこれから発表しようというわけですが…。
我ながら、「こりゃマズイんじゃないか?」と思ったことがあります。だから、最初に予防線を張っておきます。
このランキングは………あり得ないほどに偏っているゥゥゥゥ!!

要するに、端的に言えばですね…。
全部で50個も台詞があるというのに、けっこう重要で主要なキャラなのに1個たりとも台詞がランクインしていないヤツもいたりして…。
大して明らかにランクイン台詞が多い(1人で8個とかを占めてる)ヤツもいたりして…。

そう! 例えばオルガやスティングといった新旧連合組6人のうち、5人までもが「台詞ゼロ」だったりして!
ラクス、カガリ、ステラ、ルナという主要ヒロイン4人のうち、ランクインしたのはわずか1人(しかも台詞1個)だったりして!
これはもう、ホントに偏っているわけですよ!!

ただ、オレはいつでも「厳密なランキング」を行なうことを信条にしている身…。
お愛想のように、(大して好きでもないのに)色んなキャラの台詞を出してくるようなマネはできませんっ!!
このランキングがオレの紛れもない「本心」なのだから、この結果を否定することはできないっ!!

というわけで、今回はトップ50という大規模ランキングながら…。
何故か偏りまくりな「『SEED』名台詞ランキング!」を、どうぞお楽しみください〜〜!!

※()内にある「S」→「SEED」 「D」→「DESTINY」です。



  50位:「アンタ…! 自分もコーディネイターだからって、本気で戦ってないんでしょう!!」 (S/フレイ)

「コーディネイターのクセに(略)」と並び称される、我らがフレイ様の名台詞(笑)
直後の「キラ顔面蒼白ガーン!!」ってシーンのインパクトと相まって、決して忘れられぬ台詞のひとつだ!

  49位:「気持ちだけで…一体何が守れるって言うんだ!!」 (S/キラ)

それまで(シナリオの展開的にも)ヘタレ臭が強かったキラ。
だけどこの台詞が一種の契機となって、何かが変わった…というか視聴者からの見方が変わったのかな?
しかし女の子に手を上げるキラなんて……今じゃ想像もできないよな(笑)

  48位:「僕は…僕は…! 殺したくなんかないのにぃぃーーっ!!」 (S/キラ)

台詞のバックに「♪あん〜なに一緒だ〜ったのに〜〜」が流れているので、更に印象度がUP。エコーもかかってるし。
ともかくバルトフェルドさんとの死闘自体が好きなオレだけに、この台詞への愛着もかなり深いんだ。

  47位:「まだだぞ! 少年!!」 (S/バルトフェルド)

ムウさんとタイプが似ているバルトフェルドさん。
つまり、普段はヘラヘラしつつも凄味を見せるときはひたすらカッコイイというワケ!!

  46位:「ありがとう、ジブリール。…そして、さようならだ」 (D/デュランダル)

それまでは一応「イイモノ」というスタンスを崩さなかった議長が、初めてブラックな側面を垣間見せた台詞。
詩的な響きさえ漂わせるその台詞回しには、もはや惚れるしかないッ! そして議長はブラックの方が味があってイイ!(笑)

  45位:「なんて火力とパワーだよ! こいつはっ!?」 (D/シン)

イザークと同じくいつも怒ってる感じのシンだけに、こういった焦り系台詞は意外にも少ない。
そのため印象が強いっていうのもあるが、また同時に単純な好き台詞だったり! 色んな場面に転用できるトコロもいい感じ(笑)

  44位:「くそっ! マジでそろそろヤバイぜ!」 (S/ディアッカ)

そして、シンとは違って焦り系台詞だらけのディアッカ。
いやまぁ、実際言うほど多いわけでもないが。ただそういう印象があることは間違いないな(笑)
んで、その代表格とも言えるのがこの台詞! ディアッカの本領発揮とも言えるグッドな台詞だっ!!

  43位:「撃てぇーー! マリュー・ラミアス!!」 (S/ナタル)

ナタルさんの名台詞といったら、もうコレっきゃない! あのシーン自体の感動具合が高かったため、これまた台詞の魅力も高まった。
ある意味では、ムウさんの最期以上に彼女の死には心を打たれた。オレはナタルさんのファンでもないんだけどさ…。

  42位:「私はラクスよ! ラクスなの! ラクスがいいっ!!」 (D/ミーア)

悲痛な叫びという点では、これに並ぶ台詞もそうそうないだろう。ミーアもつくづく不遇な子だと思う…。
ナタルさんと同じく、オレはミーアファンでもないが…。それでもこの台詞に対する印象は深いな。

  41位:「あなたの言っていることは、個人的な感傷だ! …正直困ります」 (D/レイ)

レイの口調といい表情といい、凄まじいほどにイヤミ度MAXな台詞(笑) これには、ある意味で感動したほどだ!
そんでもって、結局レイの言ってることが正論なモンだから…。そこもまた好きになった要因だったりする。

  40位:「僕は……僕はねェッ!!」 (S/クロト)

存在自体が最高なクロトだが、その台詞もまた最高だ。なんせ断末魔がコレ(正確には「ひゃあっ」か?)だったりするのだから!
登場したときからインパクト抜群だったクロトは、散り際もインパクト抜群!! 初志貫徹とは良い心掛けじゃないか(笑)

  39位:「グゥレイト!」 (S・D/ディアッカ)

このランキング唯一の、「SEEDとDESTINY両方で放った台詞」がコレ。ディアッカの決め台詞だけに、やっぱりインパクト大だ。
「グレイト!」でも「グレイトォォ!!」でもなく、「グゥレイト!」 …これがポイント(笑)

  38位:「逃げ出した腰抜け兵がぁーー!!」 (S/イザーク)

オレが一番好きなイザークの台詞ではないが、あるいは一番有名なイザークの台詞かもしれない。
ともかく一番ではないとはいえ、オレもかなり好きな台詞だ! そりゃやってることはマズイと思うけどな。
しかし常々思うよなぁ…。イザークほどに叫び台詞が似合う輩もそうはいまい、と…。

  37位:「僕は勝つんだ! そうさ、いつだって…!」 (S/アズラエル)

存在自体が最高な男・その2人目がアズラエル! 旧『SEED』時代、クルーゼと並ぶ超絶名台詞メイカーとなったのが、この男だ!
初登場時期が遅かったこともあり、放つ台詞の全てが名台詞と言い切ってもいいくらいのアズラエルではあるが…ともかくこの台詞もまたイカス。
冷静なアズラエルと、狂気をまとったアズラエル。そのどちらもナイスってのが、また凄いぜ!!

  36位:「出て来いストライク! でないと…でないと傷が疼くだろうがァーー!!」 (S/イザーク)

序盤のイザークは、これまた出てくる度に5回は叫ばないと気が済まないようなヤツだったからな(笑)
だからこそ、その叫びにはやっぱり愛着がある。「傷が疼く」ってのも、またステキな言い回しです!

  35位:「こんなことで…こんなことで俺はーーっ!!」 (D/シン)

記念すべき、初のSEED発動台詞! 赤いSEED(と眼)ってのも、それはそれで味があり…またすんごくシンっぽくて好きだ。
しかしキラ・アスランとはかなり性格を異にするシンってのは、やっぱり「普通の人間臭さ」ってのがかなりの魅力だよなぁ。

  34位:「どこで終わりにする? 敵であるものを全て滅ぼして……かね?」 (S/バルトフェルド)

バルトフェルドさんの哲学的な言い回しってのは、どれもこれもが魅力的! そんな中でも、コレはかなりナイスだ。
「戦争はゲームやスポーツじゃない」という純然たる事実を、冷徹に語る砂漠の虎。やっぱりカッコ良かったな。

  33位:「なら僕は……君を討つ!!」 (D/キラ)

そりゃ、キラは軍人でもなんでもないわけで…だから「正義」は当然アスランの方にあるのだろう。それは解る。
しかしあのシーンの流れが全体的にキラ拠りになっていたこともあり、ついでにアスランが言葉に押されていたこともあり、この台詞には素直に惚れたという感じがピッタリだ! またこの台詞からは(珍しく)キラの確固たる「信念」のようなモノを感じ取れたため、更に印象に残っていたりする。

  32位:「息を合わせてバッチリ行こうぜぇぇ〜!」 (D/ハイネ)

ハイネの台詞ってのは、どれも「イントネーション」が大変重要だ。例えばコレなんかはその様相が顕著も顕著! ちなみにこの台詞の場合は「語尾を異様に下げる」のがミソだ。ブラボーハイネ!!

  31位:「確かに俺は、彼の言う通りの戦う人形になんかはなれない!!」 (D/アスラン)

『DESTINY』になってからは総じてヘタレ度MAXだったアスランながら、このシーンにはそれまでにない気迫を感じ、好感度UP!
アスランだって、「ええっ!?」とか「くうっ!」とか「だが!」とか「それは!」とか言うばかりが能じゃないってことだ(笑)

  30位:「俺が…お前を討つ!!」 (S/アスラン)

もとから好きな台詞だった……が、『DESTINY』まで観終えた現在となっては更に好きな台詞になった。
というのも、コレが『DESTINY』におけるキラの台詞(33位にランクしたアレ)と対になっていることに気付いたからだ。
そして結局(相手を殺したわけじゃないものの)、2人共にその言葉を実践して見せたというのがまた……。

  29位:「貴様の理屈だ! 思い通りになどっ!」 (S/ムウ)

クルーゼ相手に口ごもりまくり(ある意味当然)のキラと違い、真っ向から(口でも)対抗するムウさんの雄姿! やっぱりカッコイイ!!
もっともキラとは逆に、機体性能が追い付いていなかったのが問題か…。口ごもってはいつつも、一応キラはクルーゼを倒したんだからな(笑)

  28位:「今は俺が隊長だ! 命令するな! 民間人がぁぁーーっ!!」 (D/イザーク)

『DESTINY』に入ったところで、相も変わらず叫ぶイザーク。そして、だからこそのイザークだ。
そしてまた、言葉に合わせつつ敵を滅多切りにするイザークはこれまたナイス! そこに痺れる憧れるゥゥゥ!!

  27位:「アスランが信じて戦うものは何ですか? 頂いた勲章ですか? お父様の命令ですか?」 (S/ラクス)

「天然」と「電波」ばかりがスポットされるラクスだから…。そう、彼女だからこそこの台詞に含まれる「重み」が増したんだよ!
あの場面で初めて「聡明」な部分を表出させたラクスは、やっぱりカッコ良く見えたものだ。

  26位:「戦場で初めて人を撃ったとき、俺は震えたよ。だがすぐ慣れると言われて、確かにすぐ慣れた」 (S/バルトフェルド)

バルトフェルドさん至極の名台詞といったら、やっぱりコレを挙げたいッッ! コレはホントに……カッコ良過ぎだッッ!!
百戦錬磨の彼だからこそ、言葉の内に含まれる歴史の痕跡が実像のように垣間見えてな……。
淡々と語るその口調が、また台詞のカッコ良さを引き立てたんだと思う。

  25位:「そりゃあああああああっっ! 滅殺っっ!!!」 (S/クロト)

「瞬殺!」でも「撃滅!」でもかまやしないが、やっぱり一番印象的だったのは「滅殺!」だ。
なんとまあノリも良く、テンポも良く、ひたすらナイスな叫びなのだろうか!! これぞクロトのアイデンティティーだ!!

  24位:「アスランは既に少し錯乱している!」 (D/レイ)

なんだか『SEED』シリーズの名台詞って、アスラン本人の台詞はもちろん、アイツ以外の台詞であっても「アスランに関わることが多い」んじゃね?
…ちょっと思ったが気のせいかなぁ……?
ともかくこれまたナイスな台詞。「正直困ります」と並び、少なくともレイの名台詞としてオレが覚えてるのはアスラン関連ばかりだな(笑)

  23位:「アンタって人はーーーっ!!」 (D/シン)

そしてまた、シンもアスランへと突っかかる。さすがに『DESTINY』アスランの不遇っぷりに歯止めはナシってヤツか!
この後に続く「よくもルナを…ルナをやったなぁぁ〜〜〜っ!」って台詞が妙にヘタレっぽくて、そこもかなり好きだったり(笑)

  22位:「うるさい! 腰抜け!!」 (S/イザーク)

イザーク一番の名台詞といったら、やはりコレだろう! この台詞が発端となり、イザークが「うるさいキャラ」として認知したわけだし。
おっと、詳しく言うならコレには2つの意味があるわけだ。イザークの台詞といえば「うるさい!」であること、そしてイザーク自身が「うるさい!」こと(笑)
アスランと2人で行なった「イザーク、撤退命令だぞ!!」「うるさい! 腰抜け!!」というやり取りは、『SEED』序盤の一大名シーンだと思う。

  21位:「おーまーえー、なーにーをー!!」 (S/アズラエル)

「おーまーえー!」と、一文字一文字をきっちり伸ばすのがミソ。日常生活にも織り込める、庶民感覚の名台詞だ!
やはり最終話付近には、思った以上に名台詞が集中してるんだなぁ……。

  20位:「しつこいんだよ! お前らぁーー!!」 (S/ムウ)

普段は三枚目のムウさんも、やるときゃやるんだ! ということを端的に表した台詞ではないか。カッコイイのでかなり好きです。
そしてこの頃から、ディアッカとムウさんによる微妙な因縁も、微妙に続いていくことに……。

  19位:「やめてよね…。本気で喧嘩したら、サイが僕に敵うはずないだろ…?」 (S/キラ)

キラ…! ホントにお前ってヤツは(笑)
当然というかなんというか、『SEED』『DESTINY』通した全てのキラ台詞の中で一番好きなのがコレです。
「シンは主人公っぽくないよ!」とか、みんな騒いじゃいるが……。あの頃のキラも十分、なぁ?

  18位:「フラフラ飛ばれても邪魔なだけなんだよ! それくらいのこと、わからんか!」 (S/ムウ)

ふむ…やっぱりムウさんの台詞として思い入れがあるのは、「マジなとき」「カッコイイとき」の台詞だけか(笑)
いや…もちろんオレはおちゃらけたムウさんも好きなんだが…。やっぱり名台詞のランキングともなると、そうもいかないという話デス!

  17位:「ザクとは違うんだよ…ザクとはっ!!」 (D/ハイネ)

この台詞で、ひとつ大きな「SEED診断」ができるぞ! つまりはこの台詞を初めて聴いたとき、どう思ったかによって分類ッ!

1.アズラエル風に「ふざけるんじゃないよ! パクリをやめろォォォォォ!!!」→パクリに敏感なファーストガンダム信者か、SEED嫌い。
2.ディアッカ風に「グゥゥレイト!! マジでハイネはカッコイイぜ!!!」→恋は盲目? ハイネファン。
3.スティング風に「ギャハハハハハハハ!! 最高だぜこりゃあ!!」→ハイネの存在そのものを最高のネタと捕らえている人間。

さあ、アナタはどれでしょう!? ちなみにオレは……もちろん3番です(笑)

  16位:「手当たり次第かよ! この野郎生意気なーーっ!!」 (D/ハイネ)

そして連続ランクインのハイネ。この台詞はパクリじゃないぞ(笑)
イントネーションから、この台詞が放たれたシーンから、叫ぶハイネの表情から…ともかく全てが最高なパーフェクト台詞ッ!!
オマケに日常での使い勝手も良いとくれば、この台詞をランクさせない理由など皆無だろう!!

  15位:「アンタが悪いんだ…アンタが! アンタが裏切るからァァァ!!」 (D/シン)

『SEED』で「アンタ」といったらフレイだが、『DESTINY』の「アンタ」といったらシンしかいまい!
そして『SEED』で「叫びキャラ」といったらイザークだが、『DESTINY』の「叫びキャラ」といったらシンしかいまい!
………。
いやぁ、シンってホントに味のあるキャラだよなぁ…。

  14位:「いつもそうやって……やれると、思うなァァァァ!!」 (D/シン)

左でアスランに文句を言えば、右でキラにも文句を言う。そんな貴方(シン)が、とても好きです。
あの一連のシーン自体も、盛り上がった感じで好きなため、やっぱりこの台詞にも思い入れがあるんだ。

  13位:「この憎しみの眼と心と…引き金を引く指しか持たぬ者達の世界で!! 何を信じる…何故信じる!?」 (S/クルーゼ)

そして…13位まで来て、いよいよ「存在自体が最高の男・3rd」が登場だ! その名はクルーゼ、ラウ・ル・クルーゼ!!
しかしコイツの言い回しは、何故にこんなにも「聞き惚れる」のだろうか…! この台詞を筆頭に、メチャクチャ詩的でカッコイイじゃないか(笑)

  12位:「くっそおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」 (S/ムウ)

これを台詞…と言い切ってしまうのも語弊があるとは思うが…。だけどやっぱり、この台詞(仮)はランクさせたいんだ!
これはどこの叫びかといえば…。トールが死んだすぐ後の話で…床に泣き崩れるミリィにかける言葉を見つけることができず、自らへの、あるいは他の何かへの怒りによって拳を叩き付けながら叫んだ…その叫びだ!!
あのシーンと台詞には、本気で心を揺さぶられた。あるいは、『SEED』で一番というほどに…!

  11位:「お前こそなんだ! 一体何のために闘っている!?」 (S/アスラン)

「な〜に必死にやってんだっ!」から続く、クロト&アスランによる至極の名シーン!
…もっとも名シーンなのか迷シーンなのか、もはやあやふやになってきたが(笑)
ただ少なくとも、この台詞の「ナイスさ」だけは変わらない! なんせアスラン台詞のトップが、コレなんだから!!

  10位:「これは今までのたくたやってた、アンタ達トップの怠慢だよ!!」 (S/アズラエル)

そして、いよいよトップ10に突入! まず10位は、我らがアズラエル…至極の名台詞が登場だ!
マシンガンのように畳み掛ける苦情の乱舞、そして「のたくた」「怠慢」というナイスな単語選択、更にはその熱血(怒り?)具合!!
アズラエル…やはりアイツの魅力というものは、また果てしないオーラがビンビンだぜ…!!

  9位:「ふざけるんじゃないよ! ドアを開けろォォォォォ!!!」 (S/アズラエル)

この台詞のインパクト、その凄まじさがこれまたヤバかったために……。
この台詞、今ではオレの周りで「流行台詞になった」というレベルを更に超越し、既に「日常台詞」レベルにまで昇華されていたりする(笑)
「ふざけるんじゃないよ! ○○を××しろぉぉぉ!!!」と、台詞改変のしやすさもまた魅力だったり。
そしてこうなったのも当然、元になったこの台詞の魅力が凄まじかったからこそ、だ!

  8位:「君の歌は好きだったがね……だが世界は歌のように優しくはないッッ!!」 (S/クルーゼ)

グゥレイト! これこそまさに、「引っ張り落とし話法」ではないか! あるいは「アメとムチ」ってヤツかもしれん(笑)
とりあえず「君の歌は好きだった」と褒めながら、即座に「だが!」と繋げるスーパーコンボ! さすがクルーゼ、なんという口の達者さだ!!

  7位:「アンタは俺が討つんだ……今日、ここでッ!!」 (D/シン)

14位の台詞(やれると思うな!)に続く、V.S.キラで言い放ったシンの叫び。そういえば劇場版『DBZ』のトランクスにも、似たような台詞があった(笑)
まぁそんなトリビアはともかく、この台詞もまたかなり好き。シンの爆発した感情が存分に込められている感じでさ!
やっぱり聴いているオレとしても、「感情の込められた台詞」には「込められてない台詞」に比べて、3倍くらい魅力的に感じるモンだ。
それだけの気合を入魂したからか……結局シンの誓いも適ったワケだしな(笑)

  6位:「あそこに! あんなものを残しておくわけにはいかないんだよ!!」 (S/アズラエル)

そしてアズラエル最高の名台詞というのは、やはりコレ!! 台詞も凄まじい! 表情も凄まじい! ポーズも凄まじい!!
あらゆる意味でノリもテンポも使い勝手も良く、ネタとしてもそうじゃなくてもナイスな台詞。
しかし結局、アズラエルといえどもトップ5に名を連ねることはできなかったかっ…! な、なんてレベルの高いランキングなんだ!!(笑)

  5位:「知らぬさ! 所詮人は己の知ることしか知らぬ!!」 (S/クルーゼ)

『エヴァ』のアスカがこの台詞を聞いたら、こう言うだろう。「てっつがくぅ〜〜!」
いや…もっとも「アンタバカァ!?」と言われる可能性も、否定できないが(笑)
ともあれ禅問答のようなこの台詞は、オレの心に対しても、深い印象をこれでもかと刻み付けた。
クルーゼの台詞はどれも独特の味があるモンだが、この台詞の味もまた存分に濃い。言い回しが素敵すぎるぜクルーゼ隊長!!

  4位:「私のではない! これが人の夢、人の望み、人の業!!」 (S/クルーゼ)

そして、やはりクルーゼといったらコレを外して考えることはできんだろう!
というわけで、数あるクルーゼ台詞の中でも、オレがダントツ(は言い過ぎか。5位もクルーゼだし)に好きなのがこの台詞なんだ。
「人の夢、人の望み、人の業!」…と、単純にこの言葉の響きが好きで、聴いた瞬間に惚れたと言っても良い。
そういや余談だが、『DESTINY』でレイが「人の夢!」と口走った瞬間にゃ「これはもしかして来るか!?」と期待したものだが…。
結局、同一台詞ではありませんでしたね(笑) とはいえ「人の夢、人の未来!」だから、一応クルーゼの台詞を意識してはいるのだろうが。

  3位:「これがビームだったら、もう終わってるって…そう言いたいのかよ、アンタは!!」 (D/シン)

冷静に考えると、けっこう飛躍した理論…というかシンの想像力がたくましいとでも言うべきか? なのだが、とにかく相当に好きな台詞。
何よりコレも言い回しが最高で、「フリーダムの行動から相手の心境を想像」→「そう言いたいのかよ!」という流れがメチャクチャナイス!!
しかし結局、キラの本心はどうだったのだろうか。やっぱりシンの想像通りだとしたら、凄まじくイヤミだよな(笑)
だけど、ちょっとそれはキラっぽくない気も…。それとも、久しぶりに黒キラに戻ったか?
「やめてよね。本気で喧嘩したら、キミがフリーダムに敵うはず無いだろ……?」

  2位:「アンタが大将機かよ? 大した腕も無いくせに!!」 (D/シン)

さすがシン! オレ達が怖くて言えないことを平然と言ってのける!! そこに痺れる憧れるゥゥゥ!!!
いやホント、これは「良く言った!」と拍手を贈らずにはいられなかった! いや、別にオレはカガリを嫌いとかそういうことじゃないが……。
だけどカガリが技量的に劣っているのは事実だ。でもみんな言えない。アニメの中でも現実でも、カガリ様は大人気だからさ(笑)
しかし言った! シンは言っちゃった! もちろんシンにとっては、アカツキのパイロットがカガリだとは知らなかったわけだが、まぁアイツなら知ってても迷わず言っただろう(笑) ともかくその部分だけでも十分ナイスなわけだが、しかしオレが惚れたのはそんな細かいトコロだけじゃない。 要するにもっと根源的な部分に惹かれた…つまり「主人公なのにこんな台詞をためらいもせず言い放つ」というシンの姿に、本気で惚れたんだよ!!

  1位:「そんなこと僕は知らないね! 殺らなきゃ殺られる、そんだけだろうが!!」 (S/クロト)

そして…オレの考える『SEED』シリーズ名台詞選、その堂々トップに立つ台詞というのがコレである!
最終決戦において、クロトがアスランとのやり取りに使ったこの台詞…。すなわち11位の「お前こそなんだ!」から続く台詞が、まさにコレ。
その果てしないノリの良さ、使い勝手の良さ、バトりながら会話をする2人の姿、「やられないけどねー」という最後の捨て台詞……。
何から何まで本当に最高! 全100話のシナリオ、その中で繰り広げられた100000を越えるだろう台詞群の中のトップがコレなんだから、そりゃ最高だ!

しかしアレだ…。この台詞がオレの中で1位というのはもちろん本心だし、別にネタとかウケ狙いじゃないんだが……。
だけど冷静に考えてみると、キラでもアスランでもシンでもラクスでもカガリでもなく……1位の台詞がクロトってどうなんだ(笑)
こんなランキングを見て、誰が喜ぶというのだろう…。いや、そりゃリクを下さった方には喜んでもらわないと困るわけですが。
ともかく…これにてランキング完成だ! 完成ったら完成なんだ!!

「おいイザーク! 終わりが適当すぎるぞ!!」
「う、うるさいっ! 腰抜け!!」

あとがき

ええ…と。それでは全50個の台詞を微妙に集計してみましょうか。

まず『SEED』と『DESTINY』による集計の場合、「S:D=32:18」で『SEED』優勢。ちなみに「グゥレイト!」は初出だった『SEED』として数えました。
ううむ…やっぱり『SEED』にはクロト・クルーゼ・アズラエルという3強が存在したのが大きいのか…。

またキャラ別で集計した場合の1位は圧倒的にシンで、8個もの台詞がランクイン。次いでアズラエルの5個、更にキラ・クルーゼ・イザークの4個と続く。
しかし何より驚くべきは、やはり「トップ10」のラインナップ、その凄まじい偏りだと思うのだがどうだろう!?
10位から2位までの9個、その内訳がアズラエル3個・クルーゼ3個・シン3個で、そんでもって1位だけクロトという(笑)
もうなんか…我ながら物凄いこだわりであると、つくづく実感した次第であります(笑)

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