《クヴァルにトドメを刺す》ときに言い放った、クラトスさんの台詞。
そのときは深い意味に気付かなくとも、話が進むにつれ、その言葉に含まれていた真実にオレたちは行き当たる。
ある意味では、2周目以降に聴いたときの方が感動できる名台詞である。
単純に「感動した」と、一言で言えるようなものではない。しかし凄く印象には残っている……。そんな特殊な名台詞が、コレだ。
PS版『P』の時代には、バトル以外でボイスのあるイベントというのは限りなく少ない。だからこそ印象に残っているんだろうと、オレは自分で理解している。
そしてクレスの苦しみ・悲しみが、この台詞には本当に込められている気がするんだ。
これは《救いの塔にて、ロイドたちを逃がす》ときの台詞。
リーガルさんのこの台詞だけに留まらず……。一連の「あのイベント」は、色んな意味ですんごくクサイ(笑)
だけどまあ、クサイ=悪いってわけでもない。オレはあのイベントや台詞に対してやっぱり感動したし、心が震えた。
しかしあの後リーガルさんは、ゼロス(クラトスさん)と二人であの数の敵を倒したのだろうか……?
心に残った台詞だから、一概に「名台詞」だとは言えないと思うが。だけどやっぱり、そういう側面もあるのだろう。
オレは……オレはモースが、嫌いだ。
《瘴気を消す方法》を議論している最中の台詞。
きっと、少し前までの大佐なら、迷わずにその言葉を口にしていただろうと思う。
確かに大佐は元々あんな性格だし、人の性格はそう簡単に変わるものじゃない。だからきっと、最終的に一番効率的で正しく、残酷で冷静な判断を下す……それが大佐なんだよ。
だけどあのとき、大佐はその言葉を言い淀んだ。「もっと残酷なこと」だから。
やっぱりオレは、心が震えた。
これは、《PS版限定隠し秘奥義》の台詞だ。 最初に言った通りこれは「名台詞」のランキングだから、バトル台詞はランクインしないだろうなと自分で思っていたんだけどな。しかし何事にも例外はあるもんだ。 ハッキリ言って……オレはこの台詞を聴けただけでも、『TOS』のPS版をプレイした甲斐があったと考えているぞ! GC版を4周クリアした後だって言うのにさ(笑)
24位:「コロシテクレ……」 (D/リオン)結局、この台詞は『新D』において《削除されることになった》。それで良かったのか、悪かったのか。……オレには分からない。
だけどひとつだけ言えることがあるとすれば。……オレたちはこの台詞を、決して忘れちゃならないってことだ。
そして、これで最後だ! インディグニション!!
テイルズの歴史は、この台詞から始まった。その意味で、とてつもなく印象に残っている台詞である。
『P』のモリスンさん以後も、『E』ではキールとメルディが。『S』ではジーニアスが。『A』では大佐がこの詠唱と共に同じ術を放ち、観客(?)を沸かせた。
テイルズ最有名の詠唱台詞といったら、やっぱりダントツでコレになるんだろうな。
同じモリスンさんとはいっても、こちらはエドワード。エドワード・D・モリスンだ。
もしかするとこの台詞は、『P』のファンでも少し経たないと思い出せないくらい、「地味な台詞」という位置付けになってしまうのかもしれない。
しかしオレは、そうは思わない。
具体的に言うと、これは《ダオスの刺客と共に相討ちになる前》に彼が口にした言葉であるが、オレはこの台詞、そしてあのイベントに対して本当に感動したんだ。
あれから10年近くが経った今でも、そのときの記憶は延々と消えない…。
他作品にも、このような《ラスボストドメ用の台詞》はいくつか存在するが……。しかしオレは、この台詞にこそ一番感動した!
分かる人にはもちろん分かるだろうが、『D2』をプレイしたことがあるなら、この台詞に対する感激もまたひとしおというもの! 未来へと紡ぐのだ!!
この台詞を単体でというか、もちろん「あのイベント」自体が感動モンなんだけどな。だけどやっぱり、この台詞は好きだ。
具体的には、『R』随一の好き台詞がコレ。友達想いのティトレイ、その気持ちが存分に込められた言葉であった。
(「あのイベント」とは、《夕陽をバックに殴り合い》という例のシーンのこと。ティトレイがヴェイグを焚き付けるときの台詞です)
これは……《カーレルさんが息絶える寸前に》、ハロルドが口にした台詞だ。
「兄貴」ではなく、「兄さん」。あのハロルドが兄の身体にしがみつき、涙ながらに言葉を発したあのシーン。やっぱり、感動したな……。
オレが、ジニファンだからってワケじゃない……というワケでもない、んだけど(笑)
ともあれ一連の「あのイベント」において一番心に残ったのが、ジーニアスのこの台詞だ。(要するに28位に書いたリーガルさんのアレと、2つだけのランクイン)
しかしジーニアス……。こんなことばっか言ってるから、巷で「ロイジニ」が一大潮流になっちゃったりするんだぞ(笑)
ただし当時は、もちろんそんな話など関係なく……単純に感動していたな。
当然ながら……初めて聴いたときは「違う意味」でも感動したんだけど(笑) 要するに「オレはやっと、ここまで来たぞ!」という意味で。
しかしオレはそれだけじゃなく、単純にひとつの台詞としても感動した。「過去を断ち切る」。その言葉の意味を考えて、さ……。
「誰のためでもない、俺は生きていたいんだよ!」 《レムの塔にて心中を吐露した》、ルークの台詞だ。
飾らない、人としてそのままの言葉に…オレはやっぱり心が痛んだ。あそこはやはり、『TOA』屈指の名場面だと考えている。
オレはモーゼスも、そしてジェイも、さりとて好きというキャラではない。…ではない、が。
だけどそんなの関係あるか! キャラへの好き嫌いなど関係ねえっ! 感動したもんは感動したんじゃい!!
「家族」というテーマは《キャラクエ・ジェイ編の主題となっている》ので、モーゼスのコレはストーリーのクライマックスに相応しすぎる台詞だったな。
『S』のプレイヤーであっても、知らない人は知らない台詞だろう。オレだって、3周目をやるまでは知らなかったよ。すなわちこれは、《ゼロス死亡ルートにおける、最期の台詞》だ…。
だけど、一度でもこの台詞を聴いてしまったら…やっぱり見方は変わるだろう。ゼロスに対する見方。ひいては『TOS』というゲーム自体に対する見方。
つまりは、それだけの力を秘めていたのがこの台詞だ。印象に残ったのは当然だと思う。
これも、バトル台詞だな。《極光剣を発動した際、締めの台詞として叫ぶ》のが、コレだ。
そもそもオレは、《極光剣……つまりは極光術というモノ自体》に対する、絶大なるファンだったりする。
だからこの台詞は当然の如く好きだし、また感動もした。習得に関わる「あのイベント」を見てしまえば、誰だってそう感じはしないだろうか…。
「泣ける」とか「心が痛む」とか……。そういったタイプの感動とは、また違ったんだけど。だけどこの台詞は……本当に心に残ったんだ!
あのとき……《アクゼリュスを崩落させたルークに対し、皆が冷たい反応を見せた》。だけど、ガイだけは少し違った。
ルークのことを必死に信頼しようとした、ガイの想い。ストーリーが進み、ガイとルークとの過去の関係がわかったとき…オレは更にこの台詞に対し、深い感銘を覚えた。
ガイの友情が、本当に伝わってきた台詞であった。
CMでも有名な、この台詞。言うまでもなく、《リオンが命を落とす例のシーンにおける台詞》なのだが……。
《『旧D』と展開が違う》とか《矛盾しまくり》とか、あるいは《あのリフト、明らかな設計ミスだろ!?》とか散々ツッコまれているあのシーンではあるが、オレにとってはそんなの関係なかった。
確かにそれらの意見も十二分に判ってはいるが…結局は人の「感動」という感情に、そんな理屈は関係ない。
もちろん後からツッコみたくなる気持ちは理解できても、オレは「ただ」、あのシーンに、台詞に感動した。……それだけだ。
正式な台詞は……これだ。
《悪いなルーク。大事な事なんだ、少し黙ってろ。同じような取り決めがホド戦争の直後にもあったよな。……今度は守れるのか?》
つまりは《平和条約締結のためユリアシティに皆が集まった際、会談中に放った》ガイの台詞である。
この台詞を聴いたとき、オレの全身は震えたよ。ガイは普段が三枚目だから、あんまりマジになることがない。だからこそ…アイツの心からの叫びが垣間見えたこの台詞は、オレの心に焼き付いて離れない。
これが破られぬ約束になることを、切に願うよ……。
ここに来て初となる、《エンディングにおける》台詞だ。
しかし本来《エンディング》といったら、そりゃ「名台詞の宝庫」じゃないかとも思う。
しかしながら、オレのランキングだとコレが初なわけで……まあ、理由は自分でも不明なのだが(笑)
ともあれクラースさんのこの台詞には、『P』をプレイ時まだ幼かった時分ながら心底感動したよ。同時にこんな台詞をさらっと言えるクラースさんに対して、なんだか「大人の情景」を感じたものさ…。
ロニしかり、『S』のゼロスや『A』の大佐しかり。
普段はおちゃらけていたり不真面目を装っていたり、あるいはロニのように根が三枚目だったり(笑)というヤツが、こういうマジな台詞・カッコいい台詞を言い放つ。
するとこれが、「カッコいいヤツがカッコいい台詞を言う」よりも更にカッコ良く見えるのだから不思議なものだ。
これすなわち、三枚目時々二枚目という意味で、オレの造語で「3.2枚の理論」と言う(笑)
それはともかく、そんな理論じみた話とは関係なく…単純に感動できたこの台詞。
《夢の世界でカイルを抱き締めながら、その強き決意をあらわにしたロニ》。その姿には、グッと来るものがあった。
『旧D』『新D』、双方のネタバレがあるので注意。
ともかくこれが、『旧D』におけるオレ的な最感動台詞だ。
《弟の僕を殺せるかい? 優しいルーティ姉さん》……そう言い放ったリオンの姿は、確かに『新D』とは大きく違っただろう。
だけどそれもまた、リオンの正しい姿だと思う。もちろん『新D』のリオンも。
『旧D』と『新D』、双方の矛盾ばかりを指摘するファンも多いが、オレはそんな無粋な真似をしようとは思わない。
もちろんそれは個人の自由だし、矛盾探しも原作への愛あればこそだろう。だからそれが悪いとは思わないが、もともと粗探しはオレの主義じゃないんだ。
オレはどちらの作品も同様に認めている。だから『新D』をプレイした後でも、やはりこの台詞に対する感動は消えないんだ……。
その後に《「ありがとう。カイル、ロニ」》と続く……《『D2』エンディングにおける最感動台詞》だ。
ジューダスの発したこの言葉は、オレも自分自身がカイルになった気持ちのように「近い言葉」として受け止められた。
この台詞に込められたジューダスの想い。それを感じ取れたとき、オレの感動は最高潮に達した。
これもまた、12位の台詞と同じだ。
ガイからルークに対する友情の度合いが判って、アイツは真にルークのことを心配してくれているんだってことが判って…オレは本当に感動した。
親友として、ルーク自身に匹敵するくらい悩み苦しんでいたガイ。胸を打たれる台詞であった。
説明するまでもなく、《アッシュの最期の言葉になったのが》…コレだ。
オレは正直…この台詞を聴くまで、あのシーンを見るまで、アッシュのことがそこまで好きではなかった。
嫌いというわけではなかったものの、さして気にも留めていなかったんだ。だけど……。
だけど、たった一言でオレの心を変えた台詞・シーンがこれなんだ。今では、オレもかなりのアッシュファンになった。
『新D』における、《リオン死亡イベントにおけるラストの台詞》。この言葉には本当に感動した。
《僕はお前のように図々しくて脳天気で馴れ馴れしい奴が……大嫌いだ》。だから……後は任せた。
そう言って《装置を起動させた》リオンの想いは…いかばかりか。
今回の『新D』でオレが一番感動した台詞といえば、やっぱりこれになるだろう。
もはや、オレの中で「伝説」レベルにまで昇華されているレイス至極の名台詞。実は3年程前までは、紛れも無い「テイルズNo.1台詞」でもあった。
『エターニア』の後に『D2』『S』『R』『L』『A』『T』そして『新D』と、テイルズシリーズの歴史は長く続いてきたが…それでもオレはまだ、この台詞を超えるモノには出会っていない。(もちろん1位の台詞は除くのだが)
この言葉と共に《息を引き取った》レイスの想い。その想いを未来へと繋げるための冒険が、『エターニア』の物語であると…オレは考えているんだ。
そして、テイルズシリーズの中でオレが最も感動し、心に残っている台詞と言えばっ! それはコレだっ!!
《セイファートの試練において》、リッドが叫んだこの台詞こそ、オレ的な「テイルズNo.1の名台詞」なのであるッ!!
先程、2位の台詞においてオレは、「3年程前まではこの(2位の)台詞が1位だった」と話した。つまりは『E』のプレイ当初、オレはこっちの(1位の)台詞に注目していなかったということなのだ。
だけど3年前くらいに『E』を再プレイした折、オレはこの台詞を聴いて……そして自分でも驚くほどに、心を持っていかれたんだよ。
この台詞には、オレたち人間の「生」そのものに対する問いかけと答えが、ありのままの形でそのまま込められている気がする。
オレが成長したからか、年を取ったからなのか……ともあれ今現在、オレの感じているテイルズ一番の名台詞は、この台詞なのである!
集計すると、上位から『A』が7つ、『D』と『S』が5つ、『P』と『D2』が4つのランクイン。最新作に近いからか、やはり『アビス』の台詞が目立った。
キャラ別ではガイ(A)とリオン(D)が3台詞でトップ。次点はスタン(D)・リッド(E)・ジューダス(D2)の2台詞。
また上位には『E』と『A』が多く、また1位2位がいずれも『E』の台詞であることから、オレは我ながら『エターニア』がやっぱり好きなんだなと再確認させられた(笑)
そしてもうひとつ気になることは、今もなお3周目のプレイを続けているというのに、『新D』の台詞がそこまで健闘しなかったことかな(汗)
もちろん『新D』が好きじゃないってことじゃないんだが……。なんでだろう?
ともあれ、ここまで読んでくれた方……ありがとうございましたっ!!