07.2.18
  11位:リオン・マグナス (TOD)

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「魔人闇……!!」
「僕は殺せる。大切な人を守るためならば、たとえ親でも兄弟でも、だ!」
「僕はお前のように図々しくて脳天気で馴れ馴れしい奴が…大嫌いだ。だから……後は任せた」

公式人気投票の結果を参照するまでも無く。
テイルズ随一と言い切っていいほどの「超人気キャラ」といったら、コイツの名を真っ先に挙げることに異論を挟む方もいるまい。『旧D』発売からかなりの時が経っているのに凄まじいまでの人気を誇り、また『D2』の発売に伴い更にその人気は上がり、また今回『新D』が発売されたことにより、更々に圧倒的な人気を獲得した……その名はリオン、リオン・マグナス!! ひとたびコイツの悪口でも書こうものなら、四方八方から魔神煉獄殺をかまされても文句は言えないってほどの人気野郎だ。
いや〜、良かった。オレ自身もリオンファンで(笑)
ちなみに言うと、リオンと『D2』のアイツとは、ここでは別キャラとして扱っているのであしからず。

しかし『旧D』と『新D』……。
登場キャラ全員がある程度「キャラ変わり」を経験したとはいえ、リオンほどにそのレベルが高いヤツもいるまい。
当時はその言葉が世の中に登場していなかったというのもあるが…しかしオレは『旧D』のアイツに対し、「ツンデレ」というイメージは全く無かったと言ってもいい。というか、それなら昔はルーティの方がよっぽどツンデレだった。
…が。
『新D』におけるリオンは(中略)等々、あまりにも典型的ッ! あまりにも狙いまくり!! とにかく「あまりにも」の激ツンデレっぷりを誇り、視聴者を驚かせたとか喜ばせたとか。

まあ…さすがにコレは、「人気キャラだからって優遇し過ぎ」なんていうツッコミ・批判が来るのも無理ないことかもしれないとはいえ、逆に『旧D』のままのアイツでも、それはそれで文句が来たかもしれないと思うオレがいる。
『旧D』のアイツは、そう…。マジで、テイルズNo.1と言い切っていいほどの「悲壮なキャラ」である。いやホント、『新D』しか知らない人には信じられない・信じたくないほどにな!

だって皆さん、あんなリオンを見たいというのか!?
スタンたちと戦う前に「自分がルーティの弟」であることを明かした上で、
「それでも僕を殺せるかい? 優しいルーティお姉さん?」
とか言い放ったりする彼を!
その末に、全く救いの無い最期を迎えたりする彼を!
挙げ句、ラストにゃ○○○になって×××の上に△△△△……

いやまあ、オレ自身はそんなリオンだからこそ好きだったってこともあるんだけどさ(笑)
でも今の世情(?)じゃそれを再現するのも難しかったってことかなぁ…。
『D2』にも繋げなきゃいけないしなぁ…。
大人の事情ってイヤだなぁ…。

さて、それはともかく。
バトルにおけるリオンは、『旧D』の場合一刀流+盾装備ということでスタンと変わらず、また能力値や使用技もスタンに近い、完全前衛タイプだった。もちろんHPや防御力も、スタンにそう劣るものではなかった。
…が、『新D』では随分とジューダス化が進み、二刀流はまあいいとして、HP・防御力までも紙みたいになってしまったのは悲しいところだ。お陰で前衛に出るとすぐに死ぬことも多々ある上、難易度を一段階でも上げたら一撃死の嵐。そこがまた線の細い天才剣士っぽくてステキ! …だなどと「恋は盲目」状態にはなれなかったオレ含む多くのプレイヤーは、序盤リオンが死ぬたびに800ガルド(ライフボトルの値段)を消費するのがものすごく辛かった。しかしそれでもリオンを一軍から落とさなかったのは、やはりオレがリオンファンたる所以だろう(笑)

ちなみに「誤植じゃないか?」と騒がれたリオンの「魔神煉獄殺」。
『D2』の「真神煉獄刹」と微妙に字が違うのはわざとだったみたいですね。
最後にもうひとつ。
なぜ『旧D』のリオンは呪文名の「ル」を「リ」と発音するのだろう?
「ストーンウォーリィ!」って。

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