07.3.13
  2位:ジューダス (TOD2)

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「貴様らそこになおれ!!」
「僕が助けるつもりだったが、実際は逆だったかもしれないな。…ありがとう、カイル、ロニ」
「僕は、過去を断ち切る……! 散れ! 真神煉獄刹!!!」

ジューダス…。
そして、リオン・マグナス…。
またの名を、エミリオ・カトレット…。
コイツのことをオレ自身が「超好き」という事実をあえて提示する必要も無いかと思うほど、ジューダスは圧倒的な超人気者だ。公式人気投票の結果を待たずとも、オレがこのホームページでやっている「みんなでテイルズランキング!」を見ただけでもそれがわかる。
これはオレが超個人的に実施している超小規模(投票者はオレを含めて、現在のところ身内など計10人)なアンケートなのだが、それでもジューダスは「TOD2キャラ内1位」「テイルズ総合1位」と枚挙にいとまが無い。しかしいずれにしても共通しているのは、その1位が「リオン」ではなくこちら…「ジューダス」だということ! オレ自身もリオン11位に対してジューダスは2位。「8位と7位」とかなら「どっちも大体同じ」としてまとめられるものの、9位もの差はやっぱり圧倒的だ。

しかしオレ自身の心象を鑑みれば、「リオン<ジューダス」の式が発生する理由も、大体は理解できる。もちろんのこと、これが一般論だと言うつもりは全く無いが…。
ともあれリオンのときは、『新D』で多少…というか大幅に改善はされたものの、基本的に不遇な位置付け。真の「仲間」というイメージは無く、やはり負のイメージが先行しがちなキャラである。(もちろんそれも人気の所以)
しかしジューダスの場合は、アイツ自身がカイル達の「仲間」であることを望んだワケで、リオンとの差異は確定的。不器用ながらもカイル…「旧友の息子」を導き生きることを誓ったジューダスの姿・覚悟は、見る者(オレ)にも感銘を与えた。
ともあれ(『新D』ではその限りではないが)ツンツンのリオンとツンデレ気味のジューダス。どちらを好むかは、完璧に人それぞれだろう。

しかし、そんなジューダス。これまた『新D』では改善されたが「救われないラスト」を迎えたリオンとは違い、『D2』においてはハッピーエンドを迎える…と思いきや、またもその期待は水泡に帰した。確かにバッドエンドとは言えないかもしれないが、だからといって手放しにハッピーでもない。というか、ある意味アレはリオンよりも厳しく辛いラストではなかろうか?
その存在が消える……消滅……無への回帰……。
オレ達にとってそれは想像しかできないものの、その恐怖は死よりも深いかもしれない。キリストを売った、裏切り者ユダ…Judas…ジューダス。ハッピーエンドで終わらないのは必然と言えるのだろうか。しかし毎度毎度ツッコむのも疲れてくるが、何故にカイルは「じゃあ……ジューダス!」などと突発的にこの名前を思いついたのだろうか? これぞ『D2』七不思議の筆頭だろう(笑)

バトルにおけるジューダスは……もはや言わずもがな。
ヒロインであり術師でもあるリアラよりも低い(場合もある)HPと紙に例えられる装甲は、もはやネタなのかそうじゃないのか。その代償として手に入れた「命中率の高さ」は確かに強力な武器になっているものの、難易度ノーマルだとイマイチ実感できない命中に対して、いつでも確認できるHPや被ダメージに着実に反映される防御力の低さは圧倒的なインパクト!(笑) おかげで『新D』のリオンまでそのワリを食わされ、リオンファンにとってはいい迷惑…なのか? しかしながら今では「それでこそリオン(ジューダス)!」という風潮が定着し、どうやら暴動は起きていないようだ。

ちなみに彼の被っている「骸骨の仮面」…。
やはりそのインパクトは凄まじく高いわけで、『D2』に留まらず『R』や『L』にもネタとして登場していたりする。これもまた、ジューダス人気の成せる業なのだろうか?

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