06.12.30
  25位:カイル・デュナミス (TOD2)

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「飛翔せよ、疾空の刃っ!! 奥義! 翔王…絶憐衝ーーっ!!」
「これが、英雄の力だ!」
「俺たちの歴史を、消させやしない…。消えるのはお前だ、フォルトゥナ!!」

さて。いきなり余談になるが、オレは元々「子ども(キャラ)好き」だったりする。それは「ロリ」じゃなく、どちらかといえば「ショタ」の方ね(笑)
だけど現実だと、逆に子どもは苦手な部類に入るオレ。こりゃフロイトの心理学用語でナントカ…とか言ったような気もするが、詳しくは知らんので割愛。ともあれここで重要なのは、オレが「子ども好き」だってことだ。

それがカイルにどう関係するかって? そりゃ決まってるだろう。だってコイツはすんごく「微妙」なんだよ! 「子どもキャラ」なのか、そうじゃないのか!!

カイルの年齢は、15歳。『T』のカイウスと並んでテイルズ最若の主人公であり、また160cm・55kgという体格はテイルズ主人公ズの中でもかなり小さい値。そういう意味では、やっぱり子どもなんだと言えなくもないが…。
しかし15といえば、アニー(R)やシャーリィ(L)と同年齢。その年代は女の子の方が成長が早いとはよく言うが、それを差し引いてさえ、オレはカイルと彼女らが同い年とはとても思えない。むしろ『A』のアニスちゃん(13歳)よりカイルが年上だなどとは、更に信じられん(笑)

しかしこれは、なにもオレ個人の勝手な思い込みというわけではなかったらしい。4コマ・コミックその他……そういった二次創作物においても、カイルは何故かゲーム本編よりも二回りほど幼く描かれるのが逆に「普通」なのだ!
ただしこれはカイル個人の問題ではなく、周囲(仲間)の環境も影響している気もするな。これは超余談になるが、『D2』のパーティー6人は『P』の18.17歳に次ぐ18.67歳と、かなり平均年齢が低い。しかしそこに、純粋な「子ども」がいないのが問題というわけだ。
大所帯のパーティーにはテイルズに限らず、少なくとも一人は「子ども役」が必要である。「大人と子ども」による掛け合いはイベントの基本であり、ゲームでもマンガでもそれは変わらない。しかし『P』には(リメイク版限定だが)すずちゃんが存在したものの、『D2』にはそれがいない。だからこそ、カイルに白羽の矢が立ったのではないか……というのは、少しばかり穿ちすぎかな(笑) ともあれそんな理由もあって、カイルはオレのイメージ的に「子どもキャラ」という位置付けになっていたりする。つっても、先も述べた通りそれが普通っぽい感覚ではあるんだけどな。

さて。そんなカイルだが、コイツはただ「最若の主人公」というだけじゃなく、作品的にもかなり「異端」と言える主人公だ。そりゃ『A』のルークが………だったり、『T』のカイウスが………だったりという意味ではないが。しかし「正統な続編」である『D2』の主役というだけあって、両親は前作主人公であるスタンとルーティ。しかも仲間には某ジューダスや某ハロルドがいたりして、ある意味ではかなりオイシイ役どころに配置されているカイル。まぁそんなだから、逆に皆から世話を焼かれる「お子様ポジション」からも抜け出せないでいるわけなんだが(笑)

しかしこれはリアラの項でも述べたと思うが、カイルとリアラはテイルズ史上随一とも言える「ラブラブ(バ)カップル」だ。少なくとも、お互いに相思相愛の意思表示を臆面も無く表出している点で、歴代主人公・ヒロインたちの二歩も三歩も先を行っている。これに対抗するためには『D』のマリーさん&ダリスのような、『A』のナタリア&アッシュのような、果てしないほどのバカップルオーラが必要になってくる。
これも15歳というカイルの若さ・初々しさが影響しているということなのだろうか…。

バトル時におけるカイルは、良く言えばバランスタイプではあるが、悪く言えば特徴に欠ける。もともと3人しかいない『D2』の前衛だが、パワータイプのロニにスピード(命中)タイプのジューダスに挟まれ、カイルの位置は「その中間」。だからもちろん使い易いキャラではあるのだが、どうにもインパクトに欠けて(笑) 秘奥義だってジューダスのようなカッコ良さも無ければ、だからといってロニのようにハジケもしない。どっちつかずの中途半端ってのが一番始末に負えないぞ!
一人だけ5種の秘奥義というのが、唯一の特徴と言えるのかもしれないが。

ともあれオレはカイルファンだから、今ではカイルコン(プレックス)であるロニの気持ちがよ〜くわかるぞ。
なんというか…「馬鹿な子ほど可愛い」ってやつで(笑)

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