06.12.20
  31位:ウッドロウ・ケルヴィン (TOD)

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「ただでは済まさん…裂衝、蒼破塵!!」
「リミッターを外させてもらう!!」
「次からは相手を選ぶんだな…」

ウッドロウさん。それはハチャメチャな『TOD』メンバーの中における、唯一とも言える常識人。
ウッドロウさん。それはパーティーの良心。

そもそもだ。未成年5人に成人4人という、案外バランスの取れた『D』のパーティーではあるが、その内訳は色々と酷い(笑) メンバーをまとめるべき立場である「大人」の4人だが、まず最年長の男は「脳みそ筋肉」。2番手は「ワ〜オ!」。3番手に至っては「記憶喪失の天然さん」であり、皆とてもじゃないがパーティーのまとめ役など任せられない。
しかし! 大人組の中では最年少とはいえ、ウッドロウさんの冷静さ・沈着さというのはまさしく「君主の器」だ。驕らず媚びず、こんな素敵な人が治める国ファンダリアの未来は明るいだろう。(『D2』では飛行竜が突っ込んで来たりもしたが)

ただ問題は、最近その地位をジョニーさんに奪われかけているということだろう。実はパーティー随一の「大人」はウッドロウさんではなくジョニーさんだというのは「暗黙の了解」に近く、『新D』の影響もあって、昨今さらにその様相が顕著になっている気がする。確かにジョニーさんは「道化」というより「道化を演じる切れ者」というイメージのがピッタリという感じだし、「普段はおちゃらけているが、時々カッコイイ」という使い古された「ギャップ効果」も相まって、着々とウッドロウさんの地位を侵し始めている。もっと頑張れ! ウッドロウさん!!

ただね、それもわかる気がするんだよ。ウッドロウさんの一番の特徴と言ってすぐに思い浮かぶのは、悲しいことに「大人だ、冷静だ」という部分じゃ無いからだ。要するに彼の最も特筆すべき特徴は…何よりその圧倒的な「地味さ」にあるからだっ!!
そもそも騒がしいメンバーが多い中で、口数が少ないという損な性格。その上序盤にチョイ役で出てきたと思えば、第1部の後半まで出てこないという長期離脱っぷり。第2部に入ってからもブッ壊れたイクティノスのせいで活躍の場が貰えず、『旧D』においては完治するまで装備さえもできない(笑) 当然術も使えないし、少しはマシになったリメイク版においてさえ、一人だけ「第2BC習得がかなり遅い」という執拗なイジメに合う。
その他にも、「剣・弓双方が装備可能なことが災いし、それぞれの技数が少ない(旧D)」「そもそも弓の意味がわからない(旧D)」「実はリオン並に防御力が低い(新D)」、果ては「煌憐昇が『ほうれん草』に聴こえる(新D)」など様々な悲運に見舞われつつ、彼はその愛剣イクティノスと共に、めでたく地味度No.1キャラ・地味度No.1ソーディアンとして名を馳せていくことになる……。

いや、これでもオレはウッドロウさんのファンですよ!!

しかし、さすがにリメイク版では修正されているものの、『旧D』のアレはいただけないと思うよ。…だって最初にスポット参戦的にパーティーインしちゃうというストーリー上の展開が災いして、中盤に再加入したとき「レベル8」ってのは酷いでしょ!! そのため使いたくても使ってもらえず、更に彼の地味度を際立たせているのがわからんのか!!(誰に言ってんだ)

最後に超余談。
『新D』のイベントで、「逃げも隠れもするが嘘はつかない…」とか言ってるウッドロウさんを見て。
デュオ(ガンダムW)を思い出したのはオレだけではないだろう。

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