06.12.19
  32位:ヒルダ・ランブリング (TOR)

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「仇名すものよ、聖なる刻印を刻め…フラッシュティア!!」
「虚空へ消え去れ! デュアル・ザ・サン!!」
「楽しかったわ…」

女性キャラにおいては、ナタリア(A)と並び身長168cm。上から3番目という長身のヒルダさん。これって折れた角の分も入っているのかなぁ…なんて言ったらヒルダさんに消し炭にされそうなので、黙っておこう。
ともあれアーチェ(P)が「最も楽天的なハーフ」なら、ヒルダさんはその逆。シリーズ内でも、最も「ハーフ」ということにコンプレックスを持っているのが彼女であろう。それが災いしてか、自分の周りでは「そうやってこだわりまくってるのが嫌」と敬遠している人間までいるほど。だからこそ、このホームページでやっている「オレの周囲のテイルズプレイヤーによるランキング」では『R』の6人中5位(ちなみにアニーと同着5位)なんだけど。

しかしある意味、ヒルダさんのこれは必然だ。むしろアーチェの方がおかしいとも言える。人間というのは元々、人種・性別・出生の良し悪しなど「努力じゃどうしようもないもの」に対してまで…いや、むしろそういうモノに対してこそ頭の悪い「差別」をする生き物だ。それは現実でも、ゲームの中でも同じ。ハーフという出生を恨んだヒルダさんの気持ちは、オレ達には到底理解できないだろうが…その苦しみの一端を垣間見ることはできるだろう。

ちなみにヒルダさんは、アニーと並んで「最もフォルスを活用していない」人物のひとりである。彼女のフォルスが「雷」だということなら、何故か忘れている人は少ないものの、いかんせんその「活用場所」が少なすぎる! むしろオレ的には、初登場で村娘の演技をしながら近付いてきたヒルダさんが、ヴェイグたちに後ろからサンダーを喰らわせたシーンでしか印象がないぞ(笑)

戦闘におけるヒルダさんだが、これは何故か、マオと殆ど変わる部分がない。マオは近接戦闘もそこそこイケるという違いはあるが、同じ「攻撃専門術師」ということで特徴に欠けるのが痛いといえば痛い。そういうキャラは単純に好みで使い分けされてしまうので、特徴のあるキャラに比べて使用頻度が半分になってしまうのだ。とはいえ、そこが『R』のシステムの妙だ。ペア秘奥義という画期的なシステムがあるために、色んな種類を見たいプレイヤーは定期的にキャラチェンジをする。そこがまあ、ヒルダさんにとって救いといえば救いだろう。

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