06.12.18
  34位:ティア・グランツ (TOA)

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「わんたろー……」
「調子に乗らないで!」
「穢れ無き風…我に仇名す者を包み込まん…。イノセント・シャイン!!」

ティア。本名メシュティアリカ。
そう彼女こそ、マオ・グー姉さんと『R』から3代続く、由緒ある「歌手(歌好き)シリーズ」のトリを務める偉大なお方!
しかもとうとうここに来て、このアーティストはとうとう「歌」を武器にするまでに至るっ! そしてそれは既にジョニーさん(D)が遥か昔に実践していたことでティアは結局二番煎じなのかと思ったり思わなかったりっ!!
ともあれそんな彼女。その歌声の素敵さは、テイルズ随一というレベルだろう。ティアの譜歌を聴いていると、なんだか本当に癒されている気分がするから不思議だ。

そんなティアだが、彼女はテイルズ8作目、10周年記念作品となった今作にてようやく登場した、本格派「クールビューティヒロイン」である。そのため傍から見ていると、とても彼女がルーティ(D)やファラ(E)より年下だとは思えない。
…が、それだけが彼女の魅力ではなく、「可愛いもの好き」というこれまた素敵な要素も備わっているのがティアのヒロインたる所以。例えば「モンコレレディ」という称号ひとつを取っても、『S』のリフィル先生にも同名の称号があるのだが、ティアの場合嬉々としてネコ耳コスチュームを着用するところなど一線を画している(笑) しかしトクナガを「可愛い」と評したりするところが、彼女のセンスを物語っているようだが。(キモカワイイ、ならまだわかる)

ちなみにティアが習得する6種の譜歌のうち、「ホーリーソング」「ジャッジメント」「グランドクロス」という3種までもが『S』でコレットちゃんの習得する「天使術」とレパートリーが同じである。6つしかない譜歌と5つしかない天使術。その3つまでもが被っているというのは作為的だ。いずれもただの術というわけではなく、物語的にある程度重要な位置付けであるという部分も類似している。

そして同様にして、コレットちゃんネタでもひとつ。
彼女の勝利台詞にはルークとの掛け合いで、犬タイプの敵を倒したとき限定のこんなモノがある。

ルーク「今の魔物、何て名前だ?」
ティア「わんたろー……」
ルーク「はぁ!?」
ティア「だって可愛いんだもん……」

しかしこれには元ネタがある。それが『S』にて、同様の条件で発生する以下の掛け合いだ。

リフィル「今の敵……何というのかしら?」
コレット「えっと、わんたろーがいいです!」
リフィル「種族を……聞いたんだけど……」

ティアとコレットちゃん。性格も雰囲気も対称的とさえ思える二人だけど、その内面はけっこう似ているのかもしれませんね(笑)

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