06.11.27
  53位:ティルキス・バローネ (TOT)

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「も〜少し張り合いがあると思ったんだけどな〜」
「しまった回り込まれたか!」
「……いや、それだけじゃなくてさ。できればその後もずっと……いてくれたら嬉しいのだが」

テイルズ日記を始めて、最下位からようやく10人目だというのに、もう『テンペスト』のキャラ5人が出切ってしまった(笑)
ともあれオレの『TOT』ベストキャラが、このティルキスだ。

ええと……失礼かもしれないが、この人のバトルシーンを初めて見たとき、まず思ったことがある。 それはなんと言っても「声がウケる!」ということ!!
ティルキス役の山崎たくみさんは、『マクロスプラス』のイサム、『絢爛舞踏祭』のアキ、あるいは故・塩沢兼人さんの代役(『Gガン』のジョルジュ)としてオレも知ってはいたが、いやはや、こんなに面白い声だったっけ(笑) 特に「アルテミスダンスっ!」など技ボイスが耳に残ったもんだ。

まあ、声のことはいい。
ともあれティルキスは、ルビアの策略(?)によって兄でもないのに「お兄様!」呼ばわりされるという某セネルもビックリの男だ。だからこそオレも時折「ティルキス兄貴」などと呼ぶこともあるのだが、実はコレ、案外一般的である。特にティルキスファンの女性からは、「ティルキスお兄様」と呼ばれることも多いみたいだな。
しかもこのティルキス。お兄様であると同時にモノホンの「王子様」でもあり、それこそ「乙女のロマンの体現者」と言える……のだろうか? (オレは男だからわかりません)
テイルズの王子といったら『D』のW氏に続いて2人目だが、ティルキスは彼に比べて5才も若く、より「王子っぽい」存在と言える。しかし性格の方はこれまたW氏とは正反対のノリ軽野郎で、そこがまたティルキスの魅力の一因なのだろう。

ちなみにただの「剣全般」ではなく装備武器が「大剣」一本に定義されているキャラは、テイルズ史上初。だからなのか使用技もオリジナルのオンパレードで、これまでに登場した既存技はひとつたりとも無いという完璧さ。 まんま「魔神剣」に見える技だって、「タイタンウェイブ」と名前を変えるところがティルキス流だ(笑)

また、シリーズではかなり珍しく、「きちんと出身地が設定されているのに、ゲーム中ではその街に立ち寄ることができない」という不運? なお方。むしろテイルズ初と言えるかもしれない。しかも出生の秘密やら何やらも存在しないし、けっこうなげやり設定という感じである(笑) まあ基本的に「影」の存在しないところが、ティルキスの魅力なのだろうが。

ゲーム中盤から終盤にかけては、主人公・ヒロインを置いてきぼり状態でアーリアさんとのラブラブモードに突入。カイルビに比べてティルアーの描写は質も量も圧倒的に多く、なにか優遇されている感じがするのは気のせいか? まあオレとしては、ティルキス・アーリアさん共に好きだからいいんだが…。

ちなみに、ティルキスの大剣は日本刀がモチーフだという。設定画を良く見るとそれがわかるが、その設定はあまり活かされてはいないようだ。技も横文字だし(笑) しかしテイルズには純粋な「刀使い」(忍者ではなく)が未だ登場していないので、これからのシリーズに期待するべきだろうか。少なくともティルキスのアレじゃ、ゲーム中では刀に見えるハズもないし…。 むしろティルキスに比べれば、抜刀タイプのガイ(A)の方がよっぽど刀使いに見えるよな(笑)

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