07.2.25
  6位:ジェイド・カーティス (TOA)

Back  Next  Top  Home

「消えなさい! 旋律の戒めよ、ネクロマンサーの名の下に具現せよ!! ミスティック・ケージ!!」
「おや、もう抵抗しないのですか?」
「私は…もっと残酷なことしか言えませんから」

子安さん演じる「大佐」ということで、時期的な面でも『SEED』のムウさんにどことなく被る『TOA』の大佐様。普段から飄々としているという部分も同じだが、やはりその実態は全く違う! すなわちこの方の真なる本性…「腹黒鬼畜眼鏡」という実態だっ!!
その性格はまさに「いい性格」(ガイ談)で、心の内を他人に見せないという点では『D』のリオンよりも徹底している感じ。
ミント(P)とフィリア(D)、カイル(D2)とカイウス(T)など…これまで9作品63人のメインキャラがいるテイルズだ。どことなく雰囲気の似ているキャラなら一人二人は見つかるのが普通なのだが、大佐の場合はそれがいない! 「誰に似てる?」と聞かれても答えられない!! …それは、ある意味スゴイことだ。
さすが、「根黒マンサー」と称されるだけのことはある(笑)

そんな大佐。心の内が読めないために、ともすれば「冷たい人間」と取られがちであるが…。いや、実際その指摘も間違いでは無いのだが、大佐は何より人に厳しく、また自分にも厳しい。心の内を隠し誤魔化すばかりではない、というのもまた事実だ。
アクゼリュスを崩落させたルークに対し、大佐が放ったあの言葉…「馬鹿な発言にイライラさせられる」。それは本当に厳しく辛い言葉であったが、大佐の人を突き放す言葉や態度は、後のルークのも大きな影響を与えたんだと思う。大佐はパーティー全員を寄せ付けない、心を表出しない…そんな態度を取っているようで、やはり誰よりパーティーの要として重要な役割を担っていただろう。言葉を使わず人をまとめる大佐の手腕には、やはり見惚れるものがあった。

バトルにおける大佐は…そう、「最強」という言葉がピッタリだ! というのも、それは『アビス』のバトルシステムに起因し直結する話だからである。
例えば難易度を最高の「アンノウン」にした場合…闘技場リッドやネビリム先生のパラメータは、それこそアホみたいな数値になる。リッドの物理防御は4000をオーバーし、装備やレベルによってはダメージが「1」しか出ないということもあるほどだ。ネビリム先生に至っては、物理防御6000オーバー! レベルMAXで最強装備を付けてさえ、「ロスト・フォン・ドライブ」の30HITで合計30ダメージという有様(笑) そこまで来ると、もはやルークやガイなどウドの大木状態と化してしまうのだ!
しかし、そこで登場するのが我らが大佐。メンバー中圧倒的No.1の譜術攻撃力は、装備とレベルによっては3000をオーバーする! もちろんルーク達の物理攻撃力も3000くらい行くのだが、同じ3000でも何が違うって…「物理」と「譜術」の差こそが圧倒的な差異なのであるッ!!
要するに、こちらの攻撃力は同じでも、敵パラメータは総じて「譜術防御力」の方が低く設定されているという部分がミソ! 例えばルークがリッドに攻撃して2桁3桁のダメージしか与えられない場合でも、ひとたび大佐が秘奥義を放てば、ダメージ10000超えってのもザラ。アンノウン・ネビリム先生に対してまともにダメージを与えられるのも、唯一大佐の譜術だけ!
今回は随分コアな話になってしまったが、そんなこんなの事実を目の当たりにした結果、オレは大佐に「最強術師」の名を冠したくなったのである(笑)

余談だがラスボス戦前、眼鏡くるくるの大佐に狂喜したか否かで「ジェイドファンか否か」の度合いさえも計れるような気がするのは…オレの気のせいだろうか?
ちなみにオレは狂喜したぞ(笑)

Back  Next  Top  Home