06.11.21
「ケヤキさんに呼ばれてお話してたんです!」
「もう。すぐそうやって、子ども扱いするんですから」
「死天滅殺っ!」
シリーズ初登場のロリっ娘。
その人気にあやかって、後に発売されたリメイク版『TOP』においても、新たなパーティーキャラである藤林すず嬢が用意されたというのは有名な話である。
……ごめんなさい、嘘です。
ともあれ植物と話す能力を持つ電波系少女で、妙な人気というか存在感があるようだ。ちなみに実際はケヤキさんと話す能力など無いのだが、18年後(『デスティニー2』の世界)になってその能力を身に付けたとかそうじゃないとか。
少なくとも、そのチカラを学習中ではあるらしい(笑)
しかしチェルシーのような『デスティニー』のサブキャラ4人組というのは、ストーリーの展開上「いてもいなくてもいい」という存在であり、またパーティーにも入れる必要が無いことから、あらゆる意味で不遇な存在と言える。
何しろ「使わない人は本当に使わない」からだ。
たとえ好きじゃなくてもとりあえずパーティーインしているソーディアンマスターたちとは違い、チェルシーらの加入はあくまでプレイヤーまかせ。すなわち「元々チェルシーが好きな人」以外は彼女を仲間にする必然性が無く、それゆえ新たなファンも獲得できないという悪循環に陥っているのだ。
その不遇ぶりは公式のランキングにおいても変わらず。
総合ランキングの入賞はおろか、チェルシーに唯一期待できた「妹にしたいキャラクターは?」という部門においても、ギリギリトップ10と言われても仕方がない9位というレベル。
これでは、PS2版での活躍に望みを託す他ないだろう。
しかも、彼女は序盤「一時的に仲間になる」というあってもなくてもいいようなイベントがあるせいで、再加入時のレベルが一桁という嫌なペナルティまで背負っている。これでは使いたくても使えない。
やはり、様々な部分が重なり合って「不遇」の極みなのだろう。
戦闘での使い勝手も、弓キャラということで、可も無く不可も無くといったレベルでしかない。いや、むしろ、剣士が大量に存在する『TOD』においては足手まといにさえなりかねない。
キャラの性格云々という問題以前に、チェルシーが脚光を浴びるためには、超えなくてはならない壁が幾重にも立ちはだかっているのである…。
それでもチェルシーが好きだというお方!
オレは貴方を応援します。
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