07.2.20
  9位:マオ (TOR)

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「♪しゅー、しゅー、シューティングスタ〜」
「それはボクがカワイイから、だよネ?」
「万物の始まりたる炎よ、刹那にて薙ぎ払え! ブレイジングハーツ!!」

ええと……この子は『リバース』のヒロインか?(笑)
いやいや、あながち冗談でもない。ただでさえバトルに不参加&一緒にいる時間も短いという不遇な正ヒロイン・クレアさんがいる『R』なだけに、プレイヤーが「いつも感じる」ことのできるヒロイン的役回りというのは必然、パーティーメンバーの誰かが担うことになる。
さて、候補はメンバー6人だが、とりあえずキャラ的な面で残るのはやっぱりアニーとヒルダ…そしてマオの3人だろう。しかしヒロインと言うには内向的すぎる上、差別主義者の復讐者であるアニーじゃ無理がある。また、ヒロインと言うには年齢が高く(テイルズは10代のヒロインが基本)、そもそも「癒し系」キャラではないヒルダさんでも無理がある。
つまり! 消去法で考えて、マオこそが『R』のヒロインだという結論に異論など無いハズだ! いや、そうでもないか(笑)
ともあれオレ自身としては(マオも言っていた通り)ヴェイグ・ユージーン・ヒルダ等、寡黙なメンバーだらけの『R』におけるマオは一種の清涼剤だったよ。イベント・スキット・そしてバトル時。天真爛漫なマオの行動・台詞・歌、そして戦場を走り回るマオの姿には随分と癒されたものだ。

また、マオは身長153cmと男性メインキャラで下から2番目。体重も38kgで、同じく下から2番目なのだが…。
加えて公式設定年齢も13歳で下から2番目であるとはいえ、実際の年齢はご存知の通り1〜2歳のマオ。当然テイルズ史上最も若年キャラであり、暫定トップの○○○○さん(S)に比べれば、その差は4000年以上!! …って、あの人に比べれば誰だって4000年くらい差があるか(笑)
しかしながら、皆さん気付いていますでしょうか? 「作られた命」だから記憶が無く、また生まれてからの年数も見た目に比べて明らかに低い…。それは、実は『A』の彼とかなり近い存在・設定であることに! 更に、同じ「炎」と「焔」ね(笑)
そういう意味で、マオはある種時代を先取りしたキャラと言えるだろう。

バトルにおけるマオは、基本的にはヒルダと同じ完全術師タイプ…とはいえ、マオにはヒルダやこれまでテイルズに登場した「術師」とは明らかに違う部分があった。それはすなわち、彼の装備武器が「トンファー」という接近戦用武器だったことである!
アーチェのホウキ(P)、メルディの笛(E)、ジーニアスのケンダマ(S)など…。これまでの術師ってのは、武器だけを見てもとにかく接近戦が苦手なものだった。『D』のフィリアは一応剣を装備しているものの、実際その使えなさはケンダマに劣るとも勝らない。しかしマオのトンファーは見た目だけではなく、機能的に接近戦もこなせる仕様になっていたのが、これまでの術師とは一線を画していた! 特に「F・フレイム」「F・エンチャント」を駆使することで、十分に前衛としても働けるところは凄いだろう。
そして後にこの「接近可能術師」というスタイルは、『A』の大佐へと受け継がれていくことになる。

ところで、マオ+ティトレイの秘奥義「紅蓮天翔」だが。最後2人で技名を叫ぶトコで、ティトレイは全力で
「紅蓮天翔ォォォォォーーーーーー!!!」
と叫んでいるのだが、実はあのときマオは
「紅蓮天翔ー!」
くらいで叫ぶのを止めている(笑) 両者の声が被っているので気付きにくいが、良く聴くとそうなのだ。
マオ、妙なところでモノグサ…の巻!

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