人工呼吸や心臓マッサージは、救命手当の方法としてよく知られています。
しかし、このような心肺蘇生法では、リズムを失った心臓を正常に戻すこと
はできません。酸素を全身へ運ぶ血液の流れを再開させるためには、一刻も
はやく除細動器と呼ばれる機械で心臓に電気ショックを与える必要があります。
この除細動器の使用はこれまで医師・看護師・救急救命士などにしか許可されて
いませんでしたが、2004年7月より、AED(自動体外式除細動器)の使用
が一般市民にも認められるようになりました。